Facebookでは「Workplace」にライブ配信機能やVRを活用する新機能を追加することを発表ました。Facebookは「Workplace」にライブ配信機能や仕事でVRを活用する新機能を追加し、リモートワークの働き方をさらに支援していく考えです。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、多くの企業においてリモートワークへの移行が進められています。
リモートワークツール「Workplace」の有料利用者数は2019年10月時点では300万人とされていましたが、2020年には有料利用者数は500万人と発表されています。
さらに仕事上で同僚と繋がるためのFacebookの「仕事用グループ」は、発表から6ヶ月で月間アクティブ利用者数は2,000万人を超え、主な企業では「Walmart」「Starbucks」「Spotify」などが「Workplace」を有料利用しています。
Facebookではリモートワークツール「Workplace」に新機能を追加することを発表していて、その追加される新機能については利用者からのフィードバックを反映させ導入を決め順次発表していくと説明していました。
そして米現地時間5月21日、Facebookはライブ配信機能「Live Producer」やVRヘッドセット「Oculus Quest」を仕事で活用するためのプラットフォーム「Oculus for Business」を導入することを発表しました。
「Workplace」上でライブ配信を行なえたり、VRヘッドセットを仕事上で活用できたりすることで、これからのリモートワークでの働き方をサポートできるでしょう。
今回追加された新機能「Live Producer」とは、デスクトップから「Workplace」上でライブ配信ができる機能です。新機能「Live Producer」を利用すれば、ライブ動画の配信予約設定や画面の共有などが可能になりリモートワークの質が向上するでしょう。
また「Q&A機能」を利用すると、ライブ配信の視聴者からの質問を受け付けたり投票をしたりできるようになり、リモートワークで従業員同士が直接会えない状況でも、仕事を円滑に進めることができます。
さらに「自動キャプション機能」を利用すればライブ配信時に字幕をつけることも可能です。自動キャプション機能では、英語やフランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語を利用可能です。
利用者は動画の自動翻訳機能も利用できるため、紹介した6種類の言語であれば相互に翻訳することが可能となり、世界中の従業員でミーティングをして同じ内容を理解することができます。
さらに今回「Workplace」にVRヘッドセット「Oculus Quest」を仕事で活用するためのプラットフォーム「Oculus for Business」が導入され一般公開されました。
「Oculus for Business」プラットフォームでは、VR導入時のセットアップや管理するためのソフトウェア、そしてすでにカスタマイズされているVRヘッドセットでのVR体験、エンタープライズ水準のカスタマーサポートが提供されています。
これによってVRを使ったトレーニングやミーティングが可能になり、例えばショップ店員の研修やディスプレイのチェックなどで活用でき、直接出向いてやり取りを行うことや出張を減らすことができています。