Appleは「Apple Glass」の「スティーブ・ジョブズ限定モデル」を用意している可能性があると報じられました。著名リーカーJon Prosser氏がジョブズ氏が着用するメガネのデザインのApple Glass限定モデルを開発中と明らかにしました。
AppleはAR(拡張現実)メガネ「Apple Glass」を開発中と噂されていますが、Apple製品専門ニュースメディア「MacRumors」によると、「Apple Glass」の「スティーブ・ジョブズ限定モデル」を用意している可能性があると報じられました。
これは著名なリーカーのJon Prosser氏が、自身が運営するYouTubeチャンネル「FRONT PAGE TECH」で明らかにしたものです。
Jon Prosser氏によるとAppleはスティーブ・ジョブズ氏が着用していたフレームレスの丸いメガネのようなデザインの限定モデルを用意していると言い、それは100万円以上した「Apple Watch」ゴールドモデルと同じく高級モデルであるとしています。
Jon Prosser氏は先日「Apple Glass」の試作機を見たことを明らかにしていますが、試作機からはどのような材料で作られるか、どれほどの価格になるのかなどは不明であるとしています。
その試作機のデザインはレイバンの「WAYFARER」やティム・クックCEOがかけているメガネに似ていたこと説明しています。
これに対しApple製品のスクープなどで定評のある「Bloomberg」Mark Gurman記者はTwitter上で、Jon Prosser氏の「Apple Glass」試作機などの関連リークがフィクションであると反論しています。
ただGurman氏も全てを否定しているわけではなく、AR/MRヘッドセットが2021年(2020年から延期)に発表、2022年にリリース、そしてARメガネは2022年末~2023年までは発表されないと説明しています。
Jon Prosser氏がYouTubeチャンネル「FRONT PAGE TECH」で明らかにした「Apple Glass」に関する情報は以下のようになっています。
「Apple Glass」の情報 | |
製品名 | Apple Glass |
価格 | 499ドル(約54,000円) 追加料金で度付きレンズに交換可能 |
発売予定 | 2021年後半または2022年前半 |
機能 | ・メガネの両方のレンズがスクリーンのように機能しジェスチャーで操作 ・LiDARスキャナを実装し、ワイヤレス充電に対応 ・iPhoneとのペアリングに依存 |
Appleの当初の予定では2020年秋の製品発表会の「One More Thing」として、「Apple Glass」を発表する予定でしたが、新型コロナウィルスの影響によりメディアを集めた発表会が困難なので、2021年3月に発表時期をずらすとしています。
また情報に定評のある台湾業界情報誌「DigiTimes」は関連サプライヤーの情報として、Appleが2021年にARメガネを発売する予定で、今年(2020年)の前半にデバイスの少量生産を開始する準備が進んでいると報じています。
新型コロナウイルスの影響でリリース時期などに関しては現時点では不明ですが、近いうちの「Apple Glass」の披露に期待しましょう。