「Zoom」などのビデオ会議において議事録がとれる「Sloos(スルース)」のβ版が無料で提供開始されています。「Sloos(スルース)」は発言者ごとの文字起こしを行う議事録システムで「Zoom」などのビデオ会議で会話をしながらサービスを活用できます。
ネットサービスシステムやWebサイト、アプリなどを開発する株式会社QuantumCoreは、「Zoom」などのビデオ会議において、発言者ごとの文字起こしが可能なサービス「Sloos(スルース)」のβ版を無料で提供開始しました。
これまでも音声認識によって文字起こしを行う議事録システムは広く活用されていますが、発言者ごとの文字起こしには多くの課題がありました。
例えば音声認識のためにビデオ会議参加人数分の高価な専用マイクが必要、音声認識のため数分程度の音声登録などの準備が必要、さらに発言者は3名までという限定などもあり、現実的に活用するには厳しいところがありました。
「Sloos(スルース)」は、QuantumCore社が提供を開始している話者認識APIの「VDQore(ブイディーコア)」を活用し発言者ごとの文字起こしを可能にしています。
これにより「Zoom」などのビデオ会議サービスで会話をしながら議事録がとれるわけです。
今回提供開始となった「Sloos(スルース)」は発言者ごとの文字起こしができる議事録サービスです。
QuantumCore社では、今現在新型コロナウイルスの影響によりフレックスやテレワークなど事業形態が変化する業種などにおいて、「Sloos(スルース)」を活用することでその状況に合わせた迅速な対応を支援するとしています。
では実際に文字起こしサービス「Sloos(スルース)」の活用事例を紹介していきます。様々な活用事例がありますので、その目的や効果とともに確認しておきましょう。
活用事例 | 目的・効果 |
議事録 | 「Zoom」などを利用したビデオ会議において 参加者の発言内容を正確に文字として可視化させることで業務効率の向上を図る |
コールセンター | お客さんとオペレーターの会話を文字起こしすることで 問い合わせ内容を正確に把握し対応方法の改善点を見つける |
医療現場 | 患者との対面/オンライン診療において その問診内容からカルテ記録の作成を行う |
面接/人事 | 企業の人事採用において 面接官と求職者の会話内容を文字起こしで可視化 |
文字起こしサービス「Sloos(スルース)」の動作環境は、Windows/macOSのOSで利用可能で、ブラウザは「Google Chrome」のみで利用可能となっています。また言語は日本語のみに対応しています。
さらに「Sloos(スルース)」β版に関して、リリース記念として当面無料とされていますが、今後有料サービスへと移行する可能性がありますのでご注意ください。
文字起こしサービス「Sloos(スルース)」の利用方法を紹介します。まず以下のリンクの登録フォームから登録申し込みを行います。法人名・氏名・メールアドレスを入力して「送信」ボタンをクリックしましょう。
数日以内に運営事務局からアカウントが発行されますので、「Sloos(スルース)にアクセスして初期登録を行います。
利用方法としてはログイン後指示通りに設定を行い、文字起こしサービスを開始しましょう。終了後はテキスト形式で内容を保存することができます。