「Microsoft Teams」にてオフィスの電話番号を利用した通話が可能になったことが発表されました。この記事ではオフィスの電話番号を利用した通話が可能となった「Microsoft Teams」の「Direct Calling」についてご紹介します。
6月18日、NTTコミュニケーションズは「Microsoft Teams」にてオフィスの電話番号を利用した通話が可能になったことが発表されました。
「Microsoft Teams」にて利用可能となったのは、「Direct Calling 」という機能で、7月末よりオフィスの電話番号を利用して通話することができるようになるとしています。
2020年に入り、世界中で「新型コロナウイルス」の感染拡大の対策として在宅ワークやテレワークを行う企業が多くなっています。
ですが、テレワークを実際に行っている企業からテレワークを推奨しているがオフィスでの業務と同じ電話番号が利用できないという声が課題として多く上がっています。
NTTコミュニケーションズでは「Microsoft Teams」にてオフィスの電話番号を利用した通話を可能にすることでこのような課題を解消し、新しい生活習慣においても活用できるようになるとしています。
「Direct Calling」機能は「Microsoft Teams」から「050番号」を使用した電話の発着信ができるようになるサービスとなっています。
「Microsoft Teams」の新機能の追加により、企業向けのIP電話サービス「Arcstar IP Voice」と「Direct Calling」の組み合わせにより、03や06などで始まるオフィスの電話番号を相手に通知することが可能となります。
今回の機能追加によりテレワークによる在宅勤務時にもオフィスで利用中の電話番号を使って業務が行えるようになります。
「Direct Calling」機能では企業がIP Voiceにて利用している03や06などで開始するオフィスの電話番号から相手に通知する番号を事前に登録することで利用可能となります。
なお、「IP Voice」にて「Direct Calling」に転送設定を行っておくことでオフィスの電話番号に着信した電話を「Direct Calling」にて受けることも可能となっています。
「Microsoft Teams」にてオフィスの電話番号を利用した通話を利用するには、「Direct Calling」の利用料金が1IDごとに月額300円(税別)の利用料金が必要となります。そのほかにも、「IP Voice」の利用料金と通話料金が別途必要となります。
なお、Arcstar IP Voice番号通知機能については利用料金が無料となっています。注意点として「Direct Calling 」を利用するには「Microsoft Teams」の契約を行う必要があります。
オフィスの電話番号を利用した通話機能はテレワーク環境でも利用することができるため取引先にテレワークを行う際の電話番号を変える必要がなくなります。
また、「Microsoft Teams」をインストールしオフィスの電話番号を利用した通話機能を利用することで個人使用のスマホからでも、オフィスの固定電話の番号で発着信をすることができるようになります。
なお、オフィスの電話番号を利用した通話機能を利用することで、通話料が会社に対し請求されるためテレワークの際に発生する経費精算の必要もなくなります。
オフィスの電話番号を「Direct Calling」の発信番号として登録することで緊急事態となる災害が起きた際にはオフィスへの電話を「Direct Calling」に転送する設定をすることで速やかにテレワークに変更することが可能となります。