iPhone 12シリーズに関して、電源アダプタを同梱しないという予想をアナリストのミンチー・クオ氏が発表しています。アナリストのクオ氏の予想では、iPhone 12シリーズの価格を抑えるために電源アダプタなどを別売にし同梱しないと説明しています。
2020年後半に発売されると見込まれているiPhone 12シリーズに関して、有線イヤホン「EarPods」が同梱しない可能性があると、Appleのインサイダー情報で知られる著名アナリストMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏の予想が報じられていました。
クオ氏の予測が本当であれば、2007年にiPhoneが発売されて以来、同梱され続けてきたEarPodsが初めて同梱されないことになります。また今回さらに電源アダプタも同梱しないという予想もアナリストのミンチー・クオ氏が発表しています。
Appleの公式サイトで実際に約5600円で同梱物販売されていますが、これが廃止されるとなるとコストは削減されパッケージサイズも小さくなるはずで、環境保護にも役立ち輸送の際の金額も安くすることができます。
ミンチー・クオ氏は2020年5月に、有線イヤホンのEarPodsは「iPhone12」には同梱されない可能性があるという予測を発表していました。そして1ヶ月後には電源アダプタも同梱しない可能性があることを発表しています。
クオ氏の説明によると、iPhone 12シリーズは5G対応となることから部品のコストが上がることが予測されていて、iPhone12の価格をiPhone11と同じ位に抑えるために有線イヤホン「Earpods」や電源アダプタなどを同梱しないとしています。
一方でクオ氏はUSB-C to Lightningケーブルが同梱されるかどうかについては言及していません。Appleでは「充電ケーブルだけ同梱、電源アダプタはなし」という例がApple Watchで実際にあったため、どのようになるか予測できていないのかもしれません。
このiPhone 12の同梱物に関しては、投資銀行Barclaysのアナリストも、クオ氏と同じようにiPhone12シリーズにはEarPodsも電源アダプタも同梱されないと予測していると発表しています。
またiPhone 12に同梱されると予測されている「20W電源アダプタ」については、Twitter上でApple製品の内部パーツに関するリークで有名なMr.White(@laobaiTD)が「iPhone12には20Wの電源アダプタが同梱されるだろう」と画投稿しました。
クオ氏はこの投稿について「本物である」とし、「20W電源アダプタ」について、iPhone向けに発売されることは事実ですが、iPhone12シリーズには同梱されず別売りになると述べています。
そして「20W電源アダプタ」の販売に伴って、現在の5Wおよび18Wの充電器については販売中止され2020年後半には新しいiPhone SEのパッケージからも5W電源アダプタが同梱廃止になるとしています。
ただ2020年後半の発売が見込まれる10.8インチ「iPad」そして、2021年前半発売見込みの8.5インチ「iPad mini」には「20Wの電源アダプタ」が同梱されると予測されています。
「20Wの電源アダプタ」が採用されることになれば、iPhone 12シリーズにおいては充電スピードがより高速化すると考えて良いでしょう。