Appleは7月17日の「世界絵文字デー」に合わせ、2020年秋に登場するiOS 14 で追加されるミー文字と新しい絵文字「タピオカ」や「忍者」など一部を公開しました。iOS 14で新たに絵文字になるのは、忍者やタピオカミルクティー、ビーバーなどがあります。
Appleは7月17日の「世界絵文字デー」に合わせ、2020年秋に登場するiOS 14 で追加される新しい絵文字とミー文字の一部を公開しました。
iOS 14で追加される見込みの新しい絵文字は、2020年6月に開催されたAppleの開発者会議「WWDC20」で紹介されました。iOS 14のミー文字はカスタマイズのオプションが増え、自分らしいミー文字を作ることができます。
7月17日は「世界絵文字デー」とされていて、この日付は2014年に絵文字の検索に特化したWebサイトの「Emojipedia」が非公式の記念日として勝手に創設したことがきっかけと言い、近年はアメリカを中心に世界で広まっています。
そもそもは、Macworld Expoの基調講演でスティーブ・ジョブズ氏が、カレンダーアプリ「iCal」を初披露した2002年7月17日という日に由来するようで、Apple版のカレンダー絵文字の日付が7月17日となっているからのようです。
2020年秋、iPhoneやiPad、Apple Watch、Mac用の新しいOSに117の新しい絵文字が追加される予定です。今回Appleと深く関わりのある「世界絵文字デー」を記念し絵文字の一部が公開されましたので、紹介していきます。
まずiOS 14では、絵文字に空前のブームとなった「タピオカミルクティー」が初登場しています。その他にも「ビーバー」や「ドードー鳥」などの動物や「コイン」「赤ちゃんを抱いてあやしている人」「ブーメラン」などが追加されています。
さらに日本の「忍者」やロシアの「マトリョーシカ」、メキシコ料理の「タマル」、そして指をつまむようなジェスチャー「Pinched Fingers」のようにバラエティに富んだ多国籍キャラクターも追加されています。
この「Pinched Fingers」の絵文字は、イタリアでこの形で前後に動かすジェスチャーをすると「何いってんだ??」「まじかよ」というニュアンスの意味になるそうです。
また「トランスジェンダーのシンボルマーク」や解剖学的なリアルな「心臓」や「肺」なども追加されるようです。これらの絵文字は全て国際規格の「Emoji 13.0」に準拠していて、2020年秋のiOS 14で導入される見込みです。
また、こちらも2020年6月に開催されたAppleの開発者会議「WWDC20」で紹介されましたが、iOS 14の「ミー文字」にはカスタマイズのオプションが増えていて、さらに自分らしい「ミー文字」を作ることができます。
新しい11種類のヘアスタイルや19種類の帽子のバリエーションが追加され、ターバンや自転車のヘルメット、色を自由に選ぶことができるマスクなどアイテムは20以上増えるようです。
また顔の表情や筋肉の動きを細かく立体的に捉えることが可能になり、表情が豊かになります。さらに年齢のオプションも選択できるので、よりいっそう自分に似せたキャラクターを作り込めるでしょう。
「ミー文字」ステッカーにもグータッチの「Fist Bump」や頬が少し赤らんだ表情やハグなどが新しく加わる予定です。