Android版「Gboard」のベータ版において、キーボード上部に絵文字バーが表示される機能が開始されました。この「絵文字バー」はキーボードの上部分に一列分表示されていて、Android版「Gboard」のベータ版で確認することができます。
GoogleのキーボードソフトウェアAndroid版「Gboard」のベータ版において、キーボード上部に絵文字バーが表示される機能が開始されテスト中となっています。
このテスト中の「絵文字バー」はキーボードの上部分に一列分表示されていて、Android版「Gboard」のベータ版で確認することができます。この機能は今後数ヶ月以内にAndroid版「Gboard」ユーザーに展開されます。
絵文字へのショートカットバーのおかげでわざわざ絵文字キーボードに切り替えることなく、複数の絵文字にアクセスできるため入力も素早く行うことが可能でとても便利な機能と言えます。
またGoogleは、2020年秋に配布される「Android 11」において117種類の新しい絵文字を追加することを発表しています。
その中には「少し微笑んでいる顔」「ハグする2人」「ベールを着た男性」「タキシードを着た女性」「赤ちゃんにミルクをあげる男性」などジェンダーへの配慮をしたものも含まれます。
また「木の切り株」「魔法の杖」「マンモス」「ホッキョクグマ」「タピオカミルクティー」「ティーポット」なども追加されます。
また今回「Android 11」ではこれまでの絵文字を検討してカメの絵文字は2013年バージョンに戻されるということもあります。
さらにGoogleでは、「モントレーベイ水族館」や「ビクトリアバグ動物園」の専門家と協力して、絵文字の動物がより本物に見えるように変更し、より洗練された絵文字へと変化しています。
7月17日は「世界絵文字デー」とされていて、この日付は2014年に絵文字の検索に特化したWebサイトの「Emojipedia」が非公式の記念日として勝手に創設したことがきっかけで、ここ近年はアメリカを中心に世界で広まっています。
そもそもの始まりは、Macworld Expoの基調講演でスティーブ・ジョブズ氏が、カレンダーアプリ「iCal」を初披露した2002年7月17日という日に由来します。公開したApple版のカレンダー絵文字の日付が7月17日となっているからと言われています。
Appleはこの「世界絵文字デー」に合わせて、2020年秋に登場するiOS 14 で追加される新しい絵文字とミー文字の一部を公開しています。
2020年秋、iPhoneやiPad、Apple Watch、Mac用の新しいOSに117の新しい絵文字が追加される予定です。
今回その一部が紹介されていますが、「タピオカミルクティー」や「ビーバー」「ドードー鳥」「コイン」「赤ちゃんを抱いてあやしている人」「ブーメラン」などが追加されています。
また日本の「忍者」やロシアの「マトリョーシカ」、メキシコ料理の「タマル」、そして指をつまむようなジェスチャー「Pinched Fingers」のようにバラエティに富んだ多国籍キャラクターも追加されています。
さらに「トランスジェンダーのシンボルマーク」や解剖学的な「心臓」や「肺」なども追加されるようです。