Twitterのジャック・ドーシー氏がサブスクリプションの導入など「ユーザー課金」を検討していることを発言したと報道されています。Twitterのジャック・ドーシー氏が発言した広告収入減による「ユーザー課金」を検討している内容についてご紹介します。
TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏がサブスクリプションの導入など「ユーザー課金」を検討していることを発言したと報道されています。
Twitterでは、先日サブスクリプションサービスのエンジニアを募集する求人広告からサブスクリプションのリリースを検討しているとの報道が実施されていました。
今回の報道によるとTwitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏が、サブスクリプションサービスのリリースに向け 「現在は、初期検討段階であり収益をあげられる手段を検討している」 と発言したことが明らかとなっています。
Twitterでは、今月初めに「サブスクリプションプラットフォーム」を構築している「グリフォン」と名付けられたチームが求人広告を掲載していることが明らかとなっています。
また、先日Twitterでは大企業の役員や著名人のTwitterアカウントが乗っ取られる事件が発生し、社内では事案の原因調査や対策に取り組みを行っています。
この件に関し、TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏は発生した事案に関しお詫びを述べるとともに、システムのセキュリティ対策強化を行うことを公表しています。
TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏が発表した「2020年第2四半期決算」についてみていきましょう。
Twitterの「2020年第2四半期決算」では、ユーザー数が前年比34%増となる大幅な増加が報告されています。
ユーザー数増加の要因となったのは、「新型コロナウイルス」の感染予防のため外出自粛の動きが強まったことを受けオンラインユーザーが増えたためとみられています。
ですが、Twitter社が企業にねん出している広告費を縮小していることが影響しTwitterの広告収入も減少しています。
Twitter社の売上金額については前年同期比にて19%減の6億8340万ドルと広報されており、これまでの広告収入に偏った経営路線からの脱却が必要とされています。
ジャック・ドーシー氏は、Twitterが導入を検討している「サブスクリプションサービス」について2020年中に導入に向けたテストを実施するとしています。
Twitterでは「サブスクリプションサービス」の導入にあたっては、厳しい基準を設けているとしておりユーザーからの利益を搾取するのではなく、ユーザーにとって価値のあるサービスとしたいとしています。
その上で、広告事業を補完できる新たな収益ラインの基盤になるよう導入に向けて取り組みを進める方針としています。
今後、Twitterにて導入される「サブスクリプションサービス」としては、ユーザーが月額料金を課金することにより広告を非表示にすることが可能となる内容になるのではとみられています。
Twitterをはじめ各社が提供しているSNSでは、ユーザーに無料のサービスを提供しながら幅広い年代の多くのユーザーを対象としてターゲティング広告の配信によって大きな収入源としています。
Twitterのジャック・ドーシー氏は、無料でのSNSサービスを提供しこれまで通り「ターゲティング広告」を主な収入源とする仕組みを維持しながら、追加オプションごとに課金するシステムを構築する取り組みを行っているとのことです。