Windows10で動いているプロセスの中に「QtWebEngineProcess.exe」というものがあることがあります。この「QtWebEngineProcess」とは何なのか、重い場合は削除/停止をしてしまっていいのか解説していきます。
Windows10の動作がどうにも重いと感じる時、タスクマネージャーを確認することと思います。その際、Windows10が重くなっている原因が「QtWebEngineProcess.exe」というプロセスにあることがあります。
「QtWebEngineProcess.exe」という見覚えのない名称のため、このプロセスファイルとはウイルスなのではないか、などと危惧する人もいると思います。
「QtWebEngineProcess」とは、ゲームプラットフォームであるOriginやDropboxを利用する時に用いられるプログラムファイルです。
そういったアプリケーションを利用している時に「QtWebEngineProcess」が原因で重いのであればウイルスだと危険視する必要はありません。
しかし、「QtWebEngineProcess.exe」に似せた別のウイルスファイルが存在している可能性も否めません。
ゲームなどQtWebEngineProcess.exe」が必要なアプリフォルダ以外に存在していたり、動いていたりするようであればウイルスだという可能性もないわけではないため、セキュリティソフトでフルスキャンして確認してみることをおすすめします。
では「QtWebEngineProcess.exe」が重い場合、削除してしまっていいのか、そちらも不安に思う人もいるでしょう。
「QtWebEngineProcess.exe」はWindows10のシステム上必要な重要プロセスというわけではありませんので、不要だと言うのであればWindows10が重い時に削除してしまっても問題ありません。
ただし、OriginやDropboxを利用しているような場合は「QtWebEngineProcess.exe」を削除するとそのアプリケーションが動かなくなりますので、「QtWebEngineProcess.exe」が必要かどうかについては確認した上で削除しましょう。
「QtWebEngineProcess.exe」の削除方法ですが、タスクマネージャーを開いたら「プロセス」のプロセス名(表示されていない場合は右クリックで表示)から「QtWebEngineProcess.exe」を探して右クリックします。
「ファイルの場所を開く」をクリックすると、「QtWebEngineProcess.exe」がある場所へ移動するため、そこで「QtWebEngineProcess.exe」を削除してください。
なお、OriginやDropboxを利用しているのに間違えて「QtWebEngineProcess.exe」を削除してしまった、というような場合、「QtWebEngineProcess.exe」を再インストールできますのでその点は安心してください。
「QtWebEngineProcess.exe」はOriginなどと一緒にダウンロードされているプロセスファイルです。
そのため、一度「QtWebEngineProcess.exe」を削除してしまったアプリケーションをアンインストールし、再度そのアプリケーションをインストールすれば「QtWebEngineProcess.exe」も再インストールできます。
「QtWebEngineProcess.exe」はOriginやDropboxに必要なプロセスファイルであり、Windows10で必ずしも必要なプロセスファイルではありません。
「QtWebEngineProcess.exe」が必要なアプリケーションを利用するのであれば必要ですが、これが原因でWindows10の動作が重いようであれば削除しても問題ありませんので、それで様子を見てみてください。