仕事で必要なソフトウェアをインストールしたら、勝手にOperaブラウザもインストールされてしまったことはないでしょうか。どうしてインストールされてしまったのか疑問に感じるはずです。勝手にインストールされたOperaブラウザを削除する方法を紹介します。
Windows搭載のパソコンを使っているなら、Google Chromeをブラウザとして使用しているはずです。セカンドブラウザとしてFirefoxブラウザやMicrosoft Edgeブラウザをインストールしている人もいますが、必ず自分の意志でインストールしているはずです。
ところがOperaブラウザに関しては、インストールする意思が全くないのに、勝手にPCにインストールされる場合があります。
Operaブラウザは中国の奇虎360の傘下である、ノルウェーのソフトウェア開発会社「オペラ・ソフトウェア (Opera Software ASA)」によって開発されたウェブブラウザです。Operaブラウザはブラウジングが高速のブラウザとして有名です。
しかしOperaブラウザの安全性に疑問を持つ人はたくさんいます。理由は主に2つあります。まずOperaブラウザが現在中国の企業によって管理されているため、ユーザーの利用状況から取得された様々なデータが、中国政府に渡ってしまう可能性があるからです。
もう1つの理由は、Operaブラウザが知らないうちに勝手にPCにインストールされることがあるため、セキュリティ上問題があると考えられているからです。
勝手にインストールされるため、PCに侵入して個人情報を盗んだり、外部から自分のPCを勝手に操作したりする目的で、意図的に組み込まれたマルウェアなのではと心配になる人はたくさんいます。
無料のフリーソフトウェアをPCにインストールすると、セキュリティソフトやOperaブラウザのようなブラウザソフトがアドオン(拡張機能)としてセットになっていることがあります。
アドウェアはフリーソフトウェアの提供者が広告収入を得る目的で追加しているもので、PCに被害を与えるマルウェアとは異なります。実際フリーソフトと一緒にアドオンをインストールしても、セキュリティソフトが警告を発することはないはずです。
必要なソフトウェアをインストールして、追加されているOperaブラウザの存在に気が付かずインストールしてしまっても、不要であればアンインストールできます。
悪質なマルウェアのように、一度インストールしたら二度とアンインストールできないわけではないので心配ありません。
これから勝手にインストールされた不要なOperaブラウザをアンインストールする方法を説明します。Windows PCのデスクトップ画面の左下にある「スタート」ボタンをクリックしましょう。メニューが表示されるので、「設定」アイコンを選択しクリックしてください。
Windowsの設定画面が立ち上がるので、表示されている項目の中から「アプリ」を選択しクリックしましょう。
Windows PCにインストールされているソフトウェアが一覧になって表示されているので、「Opera」を探してください。見つけたらクリックします。「アンインストール」と表示されるのでクリックしましょう。
確認ポップアップが表示されるので「アンインストール」をクリックしてください。
「Opera インストーラ」画面が立ち上がるので、「アンインストール」を選択しクリックしましょう。
確認ポップアップが表示されるので「はい」をクリックします。これでOperaブラウザがアンインストールされます。
Operaブラウザはフリーソフトウェアのアドオンとして追加されているケースが多いため、知らないうちに勝手にインストールされる場合があります。アドオンはマルウェアとは違うので、PCに障害をもたらすことはありません。
不要と思えば、勝手にインストールされたOperaブラウザをアンインストールしましょう。