Microsoftが提供するクラウドストレージサービスであるOneDriveで同期設定しているものの、その同期が遅い/終わらないということがあります。OneDriveの同期が遅い/終わらない場合、どういった対処法を取ればいいのか、原因と合わせ解説していきます。
OneDriveは、パソコン上のドキュメントやデスクトップなどのフォルダ同期や、同期したファイルの更新/アップロードができます。その際更新が遅い/終わらないことがありますが、原因としては次のものが考えられます。
パソコンにインストールされているOneDriveアプリのバージョンが古いとエラーが起きやすく、OneDriveの同期が遅い/終わらない原因となりやすいです。
OneDriveのクラウドストレージ/容量には基本的に上限があり、無料の場合は5GBです。課金して増やしていても上限の解除設定をしても、それ以上のアップロードができません。
同期が遅い場合、OneDriveの容量上限になっていないか、アップロードしているファイルが残りの容量を超えていないか確認が必要です。
OneDriveにアップロードされるファイルの名前やフォルダの名前、拡張子などが原因でOneDriveの同期が遅いこともあります。
*や:など制限された文字、「.lock」や「desktop.ini」、CONなどの特定の文字や拡張子が含まれていないか確認してみてください。
OneDriveに同期したいファイルが、現在自身のパソコンや別の端末などで開かれている場合も同期が実行中状態だとずっと更新状態になるため、同期が遅いと感じます。
OneDrive自体ではなく、利用しているネットワーク環境のせいで同期が遅いこともあります。OneDriveの同期が遅い場合によくある原因ですので、利用しているWi-Fiなどの環境をチェックしてみましょう。
ではOneDriveの同期が遅い/終わらない場合、どういった対処法を取ればいいのでしょうか。
同期が遅い原因がOneDriveのサーバーエラーなどの場合はどうしても遅い/終わらない状況になりやすいです。
下記リンク先でOfficeのサーバー状態のチェックができますが、ここで障害が起きているのであればそれが解除されなければ同期はできません。この場合解除を待つのがOneDriveの同期が遅い場合の対処法となります。
OneDriveのネットワークの更新速度が制限されていないかの確認もしてみましょう。OneDriveの設定から、アップロード速度などの制限が設定されているとどうしても同期が遅い状態になってしまいます。
確認方法ですが、OneDriveのマークをタスクトレイでクリックしてメニューを開き、歯車マークで設定を開きます。
「同期とバックアップ」の項目にある「ダウンロードレートを制限する」や「アップロードレートを制限する」がオンで極端に遅いものになっている場合は値の変更、もしくは制限をしない(オフ状態)にすることで対応できます。
OneDriveのストレージ容量が不足していることが同期が遅い原因であれば、ストレージ容量を増やすことも考えましょう。
方法としては現在OneDriveに保管されているファイルの整理やOutlookの添付ファイルなどの整理などをして、OneDriveの容量を増やしてください。
また、有料のOneDriveのプランを契約して容量の上限自体を増やしてしまうのも1つの方法です。物によっては上限を完全に解除して無制限にすることもできます。
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