Macの起動ディスクの作成と選択方法

起動ディスクは作られてますか。Macを使用しているとき、Time machineにてバックアップを取られている方が多数です。しかし突然Macが起動しないこともあります。バックアップと同じく起動ディスクを予め準備しておくことで、Macを安心して使用できます。

目次

  1. 1【Mac】起動ディスクとは
  2. Mac OSでは通常ハードディスクが起動ディスク
  3. 2起動ディスクを作成するメリット
  4. Macの不調時に役に立つ
  5. 3【Mac】起動ディスクの作成方法
  6. 必要なもの
  7. インストーラをダウンロード
  8. インストーラーを中止
  9. USBディスクを初期化
  10. ターミナルでディスク作成
  11. 起動ディスク完成
  12. インストーラーを削除
  13. 4【Mac】起動ディスクの選択方法
  14. システム環境設定から起動ディスクを選択
  15. 電源投入時に起動ディスクを選択
  16. 5【Mac】起動ディスクを選択できない場合や起動ディスクから起動できない場合
  17. 確認方法
  18. 6【Mac】macOS復元からmacOSを再インストールする方法
  19. macOS 復元から起動する方法
  20. ディスクを消去 (フォーマット) するかどうかを判断する
  21. ディスクを複写し復元
  22. macOS をインストールする
  23. 7【Mac】インストールディスクから起動させて修復する方法
  24. インストールディスクから起動させて修復する手順
  25. 注意点
  26. 合わせて読みたい!Macに関する記事一覧

【Mac】起動ディスクとは

パソコンを使うというのは、パソコンに電源が入った後、そのパソコンにあるOSが起動されます。このOSにより、様々なアプリケーションを使うことができます。その起動に使用されたディスクを起動ディスクと呼びます。

インターネットを参照しているときも、OSが起動した上で、指定したブラウザーが動くことで、インターネットのサイト確認を行うことができます。

Mac OSでは通常ハードディスクが起動ディスク

Macの場合、通常内蔵されているディスクに、Mac OSがインストールされています。このようにOSがインストールされ、パソコンに電源が入ったときに、起動に使用されるディスクが起動ディスクです。

OSがインストールされ起動に使われたディスクのことを、起動ディスクと呼びます。何らかの事由により、起動ディスクを複数準備し、切り替えて使用することも可能です。

起動ディスクに空き容量が一定必要

「Macの電源を入れてから、起動が完了するまでに時間がかかるようになった」ということは無いでしょうか。これはディスクから呼び出すときに、時間がかかっていることがあります。ディスクから必要な情報を呼び出すためには、ある程度の空き容量が必要です。

空き容量が不足した場合、以下のような警告メッセージが表示されます。最低限、1GB程度の空き容量があることをお勧めします。

HDD/SSD/USBメモリ/SDカードを起動ディスクにすることも可

起動ディスクとして指定するには、ある程度のデータ容量を保存できるすべての媒体が可能です。お持ちのMacに接続可能な媒体を選ぶことが有効な手段です。

内蔵されているHDDの老朽化に伴い、外付けのSSDを起動ディスクにすることでパソコンの起動時間が早くなることもあります。

その媒体としてHDD(ハードディスクドライブ)や、SSD(ソリッドステートドライブ)の他、一般的に可搬ディスクとして知られるUSBメモリや、SDカードなど情報の保存容量がある媒体が使用されます。

【Mac】スリープ・再起動・システム終了のショートカットまとめ
Macをお使いの皆さんは再起動やシステム終了、スリープはどのようにして操作していますか?ショ...

起動ディスクを作成するメリット

Macパソコンの中に内蔵されているディスクにより、Mac OSが可動します。このMac OSが起動するディスクが起動ディスクです。

ではなぜ、今回起動ディスクの作成をお勧めしているのか。これにはディスク障害に対する「リスクヘッジの為」が一番にあげられます。

また新しいOSで可動しなくなったアプリケーションを動かすことが、目的の場合もあります。この場合、複数の起動ディスクを準備することで、複数のOS環境を切り替えてMacを使用することができます。

Macの不調時に役に立つ

ある日、突然Macが起動しない。なんて話を耳にします。よくよく話を聞くと、突然ではなくなんらかの予兆があったことがわかります。しかしその予兆を気にかけていないと「突然Macが・・・」と感じます。

よくある予兆として、電源を投入後から自由にパソコンを利用できる状態までが長くなることがあります。フォルダ一覧の表示が遅い、アプリケーションの起動が遅い、フリーズ、突然落ちることもあります。文字入力が遅いこともあります。

Macが突然起動しなくなったという時に、予め準備しておいた起動ディスクを使用し、Macを起動させることができます。これにより保存してあるファイルを救い出すことも可能です。

【Mac】Windowsのタスクマネージャー代わりの機能はどこ?起動方法とショートカットキー
Windowsでは「Ctrl + Alt + Delete」のショートカットキーで起動したは...

【Mac】起動ディスクの作成方法

Macを使用して、起動ディスクを作成する方法の手順を以下にまとめます。手順は起動ディスクとして使用する媒体の準備、媒体へOSのインストーラーの設定、媒体へのインストールの実行にて作成が可能です。

必要なもの

前述の通り、起動ディスクに使用することができる媒体は、HDD(ハードディスクドライブ)や、SSD(ソリッドステートドライブ)の他、一般的に可搬ディスクとして知られるUSBメモリや、SDカードなど多種あります。

今回、外付けの起動ディスクを作成しますので、準備できる媒体を選ぶ際の参考ににしてください。

ディスクの読み書きのスピートで考える

新たに準備するディスクは、今後も継続的に日常使用するか、故障時のリスクヘッジのための予備媒体とするのかにより、選ぶ媒体の判断基準が変わります。

一般的に、ディスクの読み取り、書き込みに掛かる速度は、以下の順番とされます。
 USBメモリ < HDD(5400rpm)  < HDD(7200rpm) < SSD

SSDは、HDD(5400rpm)のおよそ3倍程度にて、ディスクの読み書きが可能です。一時的な仕様であれば、HDD(5400rpm)の半分程度の速度ですが、安価に手にはいるUSBメモリはお勧めであると言えます。

またMacの機種により、インターフェィスの規格も合わせて検討することをお勧めします。内蔵ディスクがHDD(5400rpm)である場合、USB3以上の規格で、SSDディスクを起動ディスクとする場合、Mac全体の動作スピードがUPします。

1GB 以上の空き容量があるUSBメモリ/外付けのHDD/SSD/SDカード

起動ディスクに、OSのみをインストールし、起動するときのみのディスクとして使用する場合でも、1GB以上の空き容量は必要です。よって準備する媒体には、OSの容量 + 1GBを目安に準備します。

OSの容量は以下のように、APP STOREにサイズが表示されています。またアップルのサポートでは、空き容量が12GB以上あり、Mac OS 拡張フォーマットされているものと記載されています。

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
青木 のあ

人気の記事

新着まとめ