Nike公式アプリに写真で足サイズを計測するAR機能「Nike Fit」の追加を発表しました。新機能「Nike Fit」はNike公式アプリで利用することができ、最適な足サイズの計測をすることが可能です。新機能「Nike Fit」についてご紹介していきます。
米スポーツ用品大手のNikeは現地時間の5月9日に、Nike公式モバイルアプリ「Nike app」の新機能となるAR機能の発表をおこないました。
米スポーツ用品大手のNikeは、Nike公式モバイルアプリ「Nike app」の新機能として、カメラで足を撮影するとシューズのぴったりなサイズを教えてくれるAR機能「Nike Fit」を追加することを公表しました。
新機能として追加となる、カメラで足を撮影するとシューズのぴったりなサイズを教えてくれるAR機能「Nike Fit」の展開については米国で7月に無料で利用することが可能になり、その後、「Nike Fit」の無料の提供地域を段階的に広げていく予定となっています。
Nike公式アプリに新機能として追加となる、カメラで足を撮影するとシューズのぴったりなサイズを教えてくれる無料のAR機能「Nike Fit」についてご紹介します。
「Nike Fit」とは、Nikeが新しく開発をおこなった「コンピュータビジョン・データサイエンス・機械学習・AI・推奨アルゴリズムの組み合わせを使う新しいスキャンソリューション」に基づいたスキャン技術が使われています。
「Nike Fit」は、スマートフォンのカメラで足を撮影すると、数秒で足の13カ所のデータを集め、正確なスキャンデータをユーザーのNikePlusのメンバープロフィールに無料で追加することができるようになっています。
「Nike Fit」により、スマートフォンのカメラで足の写真を撮影を行ったユーザーのNikePlusのメンバープロフィールに追加されたデータは、Nikeアプリでのオンラインショッピングだけでなく、Nikeの販売店でも利用することができます。
「Nike Fit」により、スマートフォンのカメラで足の写真を撮影しスキャンすることで、スキャンデータを登録します。
スキャンデータを登録後にNike公式アプリでスニーカーを購入する際には、Nike公式アプリの購入ページでサイズを入力しなくても最適なサイズが自動的に表示されるようになっています。
なお、シューズの最適なサイズは靴のデザインによって異なってくるので、異なるモデルでは異なるサイズが提示されることもあります。
Nike公式モバイルアプリ「Nike app」の新機能となるAR機能「Nike Fit」ですが、ゲストモードを利用することで、自分だけではなく、第三者の足をゲストモードでスキャン・測定することもできるようになっています。
たとえば、「Nike Fit」のゲストモードを利用し、友人や家族の足を撮影し、スキャンしたデータを基に、本人にサイズを確認しなくても、ピッタリなサイズのシューズをプレゼントできる機能となっています。
また、成長の早い子どもに足のサイズに合ったシューズを購入する際に、子どもの足のデータも登録を行うと最適なサイズの購入ができ、「Nike Fit」のゲストモードはとても便利な機能となっています。
自分の足のサイズに合ったシューズを購入するのは、一見容易なことのように感じますが、Nikeによると購入者の60%の方が間違ったサイズの靴を履いているとの見解を出しています。
北アメリカの現状をみてみると、間違ったサイズを買ってしまった人の数は年に50万人もいるそうです。
Nikeによると、間違ったサイズを買ってしまう要因として、足の大きさと幅を計測するだけでは、サイズの合うシューズを得るのに必要な計測データが足りないためとしています。