GoogleマップのiOS、Android版アプリにオプションとして自動車速度表示機能が追加されました。この機能はGoogleマップの地図が表示されている左下に自動車の速度表示が現れ、自動車の異常速度をGoogleマップが検知するものと言います。
Googleがインターネットを通して提供している地図、ローカル検索サービス「Googleマップ」のiOS、Android版アプリに新たな機能が追加されました。
Googleマップにオプションとして自動車速度表示機能が配信されていることが一部の環境で確認されています。海外テックサイトのAndroid Policeが入手した情報によると、この機能はドライブナビ機能の使用中に現在の速度制限の隣に表示されるようです。
この機能は自動車に乗っている最中に活用できる機能で、自動車の異常速度をGoogleマップが検知するもので制限速度を超えるとそれを検知し色が赤へと変化し警告してくれるようです。
Googleマップの速度表示機能はオプション画面に表示される「ナビゲーション設定」にある切り替えボタンをオンにするだけで使えるようになります。オンにするとGoogleマップの地図が表示されている左下に速度表示が現れます。
そこにはその道路の法定速度と共に自分の乗っている自動車の走行速度も表示してくれる仕様となっています。法定速度を超えるとそれを検知し警告してくれる機能もあるようです。
現在Googleマップの速度表示機能はアメリカをはじめ、アルゼンチン、イギリス、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、チェコ、ベルギー、ブラジル、ポルトガルなど16ヵ国で利用できるようですが、日本ではまだ追加されていません。
また、同機能はAndroid Autoには対応していません。近頃悲惨な自動車事故が多く続いているのでこのような機能を利用すると意識が変わるかもしれません。
Googleマップではスピード制限や取り締まり警告の表示が日本を含む40カ国のiOS、Android版アプリで配信されるなど、運転支援機能の強化が続いています。
Googleマップではスピード違反取り締まり場所(いわゆるネズミ捕り)は、地図の検索および運転時に小さなカメラアイコンとして表示されます。特に運転中には、スピード測定カメラに近づくと音声による警告が発せられると伝えられています。
この機能はユーザーがスピード違反取り締まり場所をシェアできる報告ボタンとセットになったものです。走行中の道路の制限速度は、画面の左下にリアルタイムで表示されます。
この機能は元々はGoogleが買収したソーシャル・カーナビサービスWazeが提供していた情報シェア機能で、GoogleマップのiOS版Android版両アプリに反映されたかたちとなっています。
Googleが2013年にWazeを買収した時、Wazeの制限速度やスピード違反取り締まりカメラを警告する機能がGoogleマップに導入されることが期待されていましたが、5年半を経てようやく速度関連の情報をユーザーに提供することになりました。
このようにGoogleマップでは運転支援機能の強化が続いていますが、このままいくと高性能カーナビと同じ感覚でGoogleマップが使える日がいずれやってくるかもしれません。