GoogleフォトのプロダクトリーダーがTwitter上でフィードバックを実施し、Googleフォトの手動でのタグ付けが可能になるという新機能について言及しました。Googleフォトでは今後、人物として認識されていなくても手動でタグ付けが可能になるようです。
GoogleフォトのプロダクトリーダーDavid Lieb氏が7月3日、Twitter上でGoogleフォトに関する機能提案やバグ修正などはないかと、ユーザーに対しフィードバックを実施し呼びかけました。
プロダクトリーダーDavid Lieb氏によるとちょうどその時間会議がなく数時間フリーになったので、半ば思い付きでTwitterでのフィードバックを実施したようです。このユーザーとの対話の中で、予定されている新機能がいくつか明らかになりました。
プロダクトリーダーが言及したその新機能の一つが手動での人物のタグ付けです。Googleフォトにはもともと強力な顔認識機能が備わっていますが、人物と認識されないとタグ付けはできません。
ただこの機能は今後、人物として認識されていなくてもタグ付けが可能になる予定があると言います。さらに新機能として、ペットの写真をアップロードした際に、パートナーに自動で共有されるような仕組みも考えられているとしています。
プロダクトリーダーが言及するには、新機能は他にもあります。これまでGoogleフォトのモバイルアプリでは利用できなかった、最近追加した写真の検索が可能になると言います。
またWebやiOSではすでに利用できるタイムスタンプの編集がAndroidでも可能になる予定です。ただこれはTwitterでの発言というだけで、これらの新機能が追加されることや開発されることが確約されたわけではありません。
少なくともGoogleフォトの手動でのタグ付けはすでにロードマップ上にあるとされていますが、いつリリースされるか等の予定は不明です。
Googleは米現地時間6月12日に、Google ドライブとGoogleフォトの連携機能として提供している「自動同期機能」を7月10日をもって廃止することを発表しました。「この機能が混乱を招く」というユーザーからのフィードバックが多かったためとしています。
Google ドライブでは設定から「Googleフォトフォルダを作成する」というマークにチェックを入れると写真や動画をGoogleフォトに自動同期することができます。
この機能を有効にした場合、どちらか一方で写真・動画のアップロードや削除をすると、他方でも同様の変更が自動的に加えられるようになります。
例えばGoogleフォト上で写真を編集した場合、Google ドライブにはその編集内容が反映されません。ユーザーから見るとGoogleフォトで編集した写真とGoogle ドライブにある写真は違うものに見え、別々に保存されたデータかのように錯覚し混乱します。
実際は両データとも同じものなので、もし誤って片方を削除すると別物だと思っていたもう片方のデータも削除されてしまうというわけです。これが自動同期機能がユーザーに混乱を生じさせた原因となっています。
Googleはこのようなユーザーからのフィードバックを受け、こういった意図しないデータ消失を防止するために2019年7月10日をもって自動同期機能の提供を終了すると発表しました。
このようにTwitter上で直接ユーザーの声を届けられるフィードバックの実施は有難いものです。今後も定期的な開催を期待しましょう。