2019年10月07日更新
スマホ写真で子供の網膜芽腫を検知するアプリ「CRADLE」を開発!
スマホで子どもの眼の写真を撮影して網膜芽細胞腫などの病気を検知/発見できるアプリが開発されました。CRADLE「White Eye Detector」アプリは、スマホで眼の写真を撮るだけで網膜芽細胞腫などを検知/発見できる可能性があるので概要をご紹介します。
目次
子どもの眼の病気を発見できるスマホアプリ「CRADLE」が開発
大人なら眼の見え方に異常があった場合、自分で違和感を感じて症状を伝えることができます。しかし、それが小さな子どもだと自分の眼に異常があることに気付かず網膜芽細胞腫などの眼の病気の発見が遅れてしまう可能性があると言われています。
そこで開発されたのが、網膜芽細胞腫などの眼の病気を検知/発見できるアプリCRADLE「White Eye Detector」です。
CRADLE「White Eye Detector」というアプリは、スマホで子どもの眼の写真を撮影するだけで網膜芽細胞腫などの眼の病気を早期に発見できることが期待されています。
White Eye Detector
CRADLE「White Eye Detector」はスマホにアプリをダウンロードすることで利用できます。iOS版ではApp Storeからダウンロードを行ってください。
iOS版以外の端末では、CRADLE「White Eye Detector」のアプリはGoogle Playからダウンロードできます。
どちらのダウンロード・インストールでもアプリの料金は無料ですから、気軽に利用できるというメリットがあります。
網膜芽細胞腫検知アプリ
CRADLE「White Eye Detector」はアプリで写真撮影するだけで様々な子ども眼の病気を検知/発見できますが、中でも網膜芽細胞腫という眼の病気を早期に検知/発見できるところが注目されています。
網膜芽細胞腫とは網膜に発生する悪性腫瘍のことです。乳幼児に多いと言われるこの病気は、子どもが小さなうちは発見されにくいという性質があります。そのため、発見されたときには症状が深刻化してしまう可能性の高い病気なんです。
そんな網膜芽細胞腫を、CRADLE「White Eye Detector」なら早期に検知/発見してくれる可能性が高いので現在非常に話題を集めています。
「CRADLE」White Eye Detector概要
CRADLE「White Eye Detector」とはどんなアプリなのか、ここでは基本的な概要についてご紹介します。
スマホで撮った写真から子どもの眼の病気を検知できる
CRADLE「White Eye Detector」は、前述した通り一般的に発見が遅れやすいと言われる子どもの眼の病気を検知/発見できるというメリットがあります。
まだ言葉の喋れない乳幼児はもちろん、自分の眼の見え方がおかしいことに気付けない年代の子どもを持つ親には非常に心強いアプリだと言えます。
眼が見えなくなるということは人間にとって非常に大きな変化ですから、CRADLE「White Eye Detector」を活用して早期発見を目指しましょう。
実験では5万3000枚の子どもの眼の写真を分析
「White Eye Detector」は、アプリの開発のため40人の子どもの眼の写真を約3万5千枚分析したといいます。
これにより、子どもの眼が撮影の仕方によってどんな写り方になるのか、何歳ごろになったら病気の症状が現れるのかなど、細かく検知できたと公表しています。
「CRADLE」White Eye Detectorで子どもの眼の病気を発見する方法
CRADLE「White Eye Detector」は、どのようにして網膜芽細胞腫などの子どもの眼の病気を検知/発見するのでしょうか?仕組みを知っておくことで、よりWhite Eye Detectorが利用しやすくなりますから参考にしてください。
スマホで子どもの眼の写真を撮影
CRADLE「White Eye Detector」の使い方は非常に簡単です。アプリを端末にダウンロード・インストールしたら、起動したアプリのカメラ機能を利用して子どもの眼の写真を撮影するだけです。
利用者が行うことはスマホを使った眼の撮影だけですから、誰にでも使いこなせるでしょう。
フラッシュによる眼の反射を検知
アプリで子どもの眼の撮影を行ったら、アプリはフラッシュ撮影による眼の反射を検知します。一般的な眼だったらフラッシュの光に反射して網膜の色が赤くなるのですが、網膜芽細胞腫などの眼の病気が潜んでいる場合眼の色は白くなると言われています。
CRADLE「White Eye Detector」は、この色の変化などを検知して眼の病気を早期発見するとされているんです。
医師よりも早く子どもの網膜芽細胞腫を発見できる可能性がある
CRADLE「White Eye Detector」が公開した発表によると、このアプリを利用することで医師に診察されて病名がわかるよりも1年~3年ほど網膜芽細胞腫などの眼の病気の発見が早くなると言われています。
1年~3年もあれば、子どもの眼の病気はさらに進行してしまう可能性もあるので定期的にCRADLE「White Eye Detector」を活用して病気の早期発見を目指してください。