Google「Stadia」は対象地域で11月開始されるストリーミングゲームサービスです。Googleは11月開始前に「Stadia」ついて公式FAQを更新し、サービス開始の手続きや対応デバイス、マルチプレイなどの詳細な情報を公開しました。
Googleは6月7日、ストリーミングゲームサービス「Stadia」についての詳細を発表しました。「Stadia」はスマホ、タブレット、PC、Chromecastを接続したテレビなど、様々なデバイスで同じゲームを楽しめるのが特徴です。
「Stadia」開始の対象地域はアメリカ、ベルギー、カナダ、デンマークなど14カ国で、2019年11月にサービスをスタートし2020年には他の国にも展開するとされています。
これに対しゲーマーの関心は高い上はっきりしない点が多いためStadia公式Twitterアカウントには日々多くの質問が寄せられています。Googleは質問に回答しながら、7月3日に公式FAQページを更新して情報を公開しました。
まずGoogleへ問い合わせの多い内容として、どういったデバイスで「Stadia」のサービスを利用できるのかという点があります。
「Stadia」は、テレビやPC、スマートフォン、タブレットとデバイスを選ばないことを売り文句としていますが、ローンチ時点でモバイルゲームプレイが可能な対応スマホは、GoogleのPixel 3シリーズ(3/3XL/3a/3a XL)のみとしています。
これは「Stadia」の発表時から言及されていたことではありますが、あらためて明確にされています。ただ今後はサポート対象となるデバイスが拡大されていくと述べられています。
またローンチ時には、Chrome OSが動作するタブレットやテレビに接続して利用するChromecast Ultraもサポートします。
PCにおいてはChromeブラウザを使用しOSを問わずプレイできる予定としていますが、ローンチ時点の対応については明らかにされていません。
なお、DaydreamなどVRデバイスのサポートは現時点では未定としています。当面は非VRで従来型のゲームタイトルの充実や、動作の円滑化に力が注がれることになりそうです。
更新されたFAQページでは「Stadia」利用開始の際のサインアップ手続きの詳細についても説明しています。
スタートアップセットに当たるFounder's Editionを購入する時、任意の個人用Googleアカウントを使用できそこで関連付けられたメールアドレスに引き換えコードが送信されます。
この引き換えコードは別のメールアカウントでも使用可能なため、自分のアカウントで購入してから知人や家族へプレゼントもできます。
Stadiaコントローラーは、Wi-Fi接続でゲームプレイする点が特徴となっていますが、セットアップ時にはBLE(Bluetooth Low Energy)を利用します。汎用のBluetoothコントローラーとして機能するかどうかは不明です。
ただPCなどにUSBで有線接続した際は、標準的なUSB HIDコントローラーとして認識されるため「Stadia」以外のゲームの多くで利用できるはずだとしています。
なおStadiaもUSB HIDコントローラーをサポートするため、Stadiaコントローラー以外でもプレイ可能とされています。ただChromecast Ultraを使用する場合のみStadia コントローラー必須となっています。
また1つのゲームをみんなで遊ぶ「マルチプレイ」についても説明しています。
オンラインについて、同時プレイ可能な人数はプレイしているゲームによって異なりますが、1つのStadiaアカウントを使った家庭内等でのローカル環境では、マルチプレイのゲームで同時接続可能なStadiaコントローラーの数は4つまでとなっています。
ローカル環境で4人以上が参加するマルチプレイゲームをプレイするなら、USBコントローラーや、マウス&キーボードを追加で用意する必要があります。
11月のローンチ時点ではStadiaアカウントには1人のユーザーしか登録できないため、ローカル協力プレイをする際などにはゲストアカウントを利用する形となります。