Appleはプレスリリースで「iOS 13」の正式版配信日を米現地時間9月19日と発表しました。日本時間の配信日は9月20日となります。さらにマイナーアップデートの「iOS 13.1」が米現地時間9月30日に配信され「iPadOS 13」もリリースされます。
Appleはプレスリリースで、「iOS 13」の正式版を米現地時間9月19日から提供開始することを発表しました。日本時間での配信日は9月20日からとなっていてスペシャルイベントで公開されたiPhone 11シリーズの発売日である9月20日に合わせたかたちです。
「iOS 13」はiPhone 6s以降のデバイスに対する無料のソフトアップデートとして配信される予定です。
「iOS 13」の対応機種は、iPhoneが「iPhone 6s」以降で「iPhone SE」も含みます。iPod touchは第7世代のみて「iPhone 5s」「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」はサポート対象外となります。
「iOS 13」のアップデート内容は6月の開発者向け会議「WWDC19」において発表されていて、希望するユーザー向けのパブリックベータ版も配信されています。
「iOS 13」では、OSとして画面が黒基調の配色になる「ダークモード」に初めて対応しました。写真アプリでは、「日」「月」「年」ごとに写真を表示し、機械学習を用いてオススメ写真を提案してくれる仕組みです。
アプリやWebサイトへログインする際、従来のようにSNSアカウントを使わずApple IDだけでログインできる機能も追加されます。情報量の増した「マップ」やFace IDの認証スピード向上、AirPodsでのメッセージ読み上げなども特徴の一つです。
またゲーム定額サービスApple ArcadeもiOS 13と共に提供開始される予定です。日本での価格は月額600円で、初月1か月間はフリートライアルのお試し期間も用意されています。
「iOS 13」の正式リリース前に「iOS 13.1」ベータが公開されて注目を集めていましたが、マイナーアップデートの「iOS 13.1」が米現地時間9月30日に配信され、追加のソフトウェアが提供されることになります。
さらにiPad向けの新OS「iPadOS 13」も同じ配信日9月30日から提供開始されます。iPad Air 2、全てのiPad Pro、iPadの第5世代以降、iPad miniの第4世代以降でサポートされます。
「iPadOS 13」で利用可能な新機能は、元からあったiPadなどの機能がさらにバージョンアップしたものから全く新しい機能まで様々な種類があります。
ホーム画面に常駐する「今日の表示」ウィジェット機能や同じアプリの2画面表示や編集が可能な「Split View」、Apple Pencilの描き心地や機能が向上しています。さらに外付けドライブもサポートする「ファイル」アプリなどが特徴です。
iPadを立ち上げたときの起動速度やダウンロード方法などはもちろん、インターネット利用時の操作性も上がっていて、さらにiPadが便利に使えるようになると思われます。
「iPadOS 13」の機能を最大限活用するできるよう10.2インチに拡大されたRetinaディスプレイを搭載していて、AppleはこのiPadでPC市場食いを狙っています。