iOS版「OneNote」v16.29が公開され、iPhone版「OneNote」アプリでは手書き入力に対応しました。iPhone版アプリで対応した手書き機能はiPadではすでにサポートされていて、多彩なペンツールと手書きの図形を整形する機能が利用できます。
Microsoftは米現地時間9月9日、iOS版「Microsoft OneNote」v16.29を公開しました。これはiOS 11.0以降に対応していて、現在App Storeから無料でダウンロードすることができます。
「Microsoft OneNote」はアイデアやメモを書き留めたり、まとめて共有するのに役立つデジタルノートアプリで、最新版のv16.29では先日発表された「Office 365」のアップデートの内容を装備しiPhone版「OneNote」アプリで手書き入力に対応しました。
「Microsoft OneNote」は簡単にいうとメモアプリですが、パソコンにインストールされているシンプルなメモアプリではなく多くの機能によって便利さを追求しているメモアプリです。
「OneNote」はExcelやWordと同じくOfficeシリーズのソフトで、クラウドストレージ「OneDrive」を介し複数の端末間でデータを同期できるので、いつでもどこからでも自分のノートにアクセスが可能です。
またWindows 10に標準搭載されている付箋紙アプリ「Microsoft Sticky Notes」とメモを同期したり、カメラで撮影したホワイトボードの板書や紙の書類を手軽にデジタル化できる「Office Lens」といった機能も備えています。
「OneNote」はOffice365のBusinessプラン及びBusiness Premiumプランでデフォルトで搭載されていて、Office365のアカウントさえあれば無料で利用することができるのですでに利用しているという人も多いでしょう。
最新版の「Microsoft OneNote」v16.29では、先日発表されたOffice 365の8月アップデートの内容を実装しました。
iPhone版「OneNote」アプリで手書き入力がサポートされて、ノート画面右上にある波線アイコンをタップするとペンツールが現れ、赤の鉛筆と黄色の蛍光ペンでノートに注釈を加えることができます。
iPhone版アプリでサポートされた手書き機能は、iPadではすでに導入されていて、より多彩なペンツールと手書きの図形を整形する機能が利用することができます。
iPad版「OneNote」アプリでは、アップデート後選択した図形を挿入する機能が導入されました。ツールバーの「描画」タブから直線や矢印、円、四角形、三角形などを選択して、ノートに追加することが可能です。
その他にもOffice 365の8月アップデートではiOS/Android版「Outlook」における「ダーク モード」の展開や新しいExcel関数「XLOOKUP」が発表されました。
黒を基調とした「ダーク モード」は、暗い飛行機内や電気を消した寝室などデフォルトのホワイトモードでは画面が明る過ぎるケースに適した、目に優しいデザインとなっています。
モバイルアプリへの「ダーク モード」展開は今後も拡大される予定で「Office Insider」でテストされた後に「OneNote」にも導入されることが決まっています。