メルペイでは「メルペイあと払い」にて2020年初頭に「分割支払い」を可能にする機能をリリースすることを発表しました。2020年初頭に開始予定のメルペイの「メルペイあと払い」を分割可能となるサービス開始についてご紹介します。
メルカリでの買い物をまとめて後から支払うことができる「メルペイ」の「メルペイあと払い」ですが、さらなるサービス拡張策として、「メルペイあと払い」の「分割支払い」機能が2020年初頭にリリース開始することを発表しました。
2020年初頭開始予定の「メルペイあと払い」の「分割払い機能」についてですが、現段階では、分割払いの手数料については、未定となっています。
メルペイあと払いの「分割払い機能」ではユーザー自身が利用上限金額を設定できます。他にも支払い期間や回数、毎月の支払い金額などの設定も可能です。
また、「メルペイあと払い」の「分割払い機能」でも、一般的なリボルビング払いや分割払い、ボーナス払いなどの支払い方法について、メルペイ独自の方法で実装するとしています。
なお、分割金額を繰り越し返済することもでき、期限より早く返済を完了することで、メルカリポイントを受け取れるというメリットもあります。
「メルペイあと払い」の「分割払い機能」では、支払い方法がより柔軟化されたことで、これまで手に届かなかった商品を必要なタイミングで購入できるようになると説明しています。
なお、「メルペイあと払い」の「分割払い機能」についての分割手数料や、分割払いの与信枠などに関しては現段階では検討中とのことで、2020年初頭開始までにはリリースされるとのことです。
「メルペイあと払い」の「分割払い機能」については、使い過ぎを心配するユーザーもいらっしゃるかと思われますが、メルペイでは、購入した商品別の支払い情報を参照できるので、使いすぎの抑止ができると説明をしています。
「メルペイあと払い」では、ひとりひとりの利用枠を上限20万円内にて個別に設定していますが、この「メルペイあと払い」の信用枠については、メルカリやメルペイの利用実績などから独自に分析、設定を行っているとのことです。
「メルペイ」では、メルカリやメルペイの利用回数や金額だけでなく、「きちんと発送している」・「キャンセルしていない」などの「約束履行能力」についても判断材料としています。
その結果を機械学習なども用いて、あと払いの利用枠を算出・設定していると説明しています。
メルペイは利用者の55%が女性が占めているほか、「メルペイあと払い」は利用者の99%が利用金額をきちんと支払っているとされています。
従来の金融サービスに紐付いた「与信」とは、違った形の信用の提供となっていますが、メルペイで取得した信用情報については、現時点では外部提供は考えていないとのことです。
「メルペイあと払い」のメリットとして、「欲しい物を買うためにお金をためる期間をなくして、早く手に入れることができる」ようになると説明していますが、分割支払いでは「総額が見えづらい」「支払いの管理がしづらい」などの課題を抱えています。
メルペイでは購入商品ごとの支払状況を一覧で管理できるようになるとしており、そのほかにも、支払いを繰り越して早く完済するとポイントが貯まる施策が導入により、支払いの管理をサポート行うとしています。
メルペイは不正利用対策でPayPayとLINEペイと連携することを発表しました。また、メルペイの加盟店開拓として、LINEペイやNTTドコモと組んだ枠組みにKDDIも参画するとのことです。
そのほか、ネット決済で利用できるECサイトも大幅に拡大を図っています。メルペイは、スマホ決済の競争が激化する現在、共有できる分野では他社と提携を強め、メルカリと連携している強みを生かして競争していく戦略とみられています。