伊藤園は、10月1日(火)より伊藤園が展開するキャッシュレス決済対応の自販機においてスマホ決済サービスの対応を開始することを発表しました。今後は、伊藤園の自販機がPayPay/LINE Pay/楽天ペイなどの決済に対応可能となります。
飲料メーカー大手の伊藤園は、10月1日(火)より、伊藤園が展開するキャッシュレス決済対応の自動販売機においてスマホ決済サービスの対応を開始することを発表しました。
伊藤園では、キャッシュレス決済対応の自動販売機にてPayPay/LINE Pay/楽天ペイなどの決済に対応できるようになります。
伊藤園が展開するキャッシュレス対応自販機については、2018年11月より稼働が開始されており、札幌・東京・大阪・京都・福岡といった大都市や観光都市を中心に現在約1,000台が設置されています。
伊藤園では、展開するキャッシュレス対応自販機では、すでに、交通系電子マネーや中国の大手スマホ決済サービスAlipay(アリペイ)による支払いに対応しています。
伊藤園によると、ユーザーの利便性をさらに向上するよう10月1日(火)よりAlipay以外のスマホ決済サービスも対応を開始するとしています。
伊藤園の自販機がPayPay/LINE Pay/楽天ペイなどの決済に対応を開始した経緯についてみていきましょう。
現在、10月消費税増税時に合わせて開始されるキャッシュレス決済のポイント還元制度をはじめ、IT関連企業や小売企業等による新規参入などを背景に、ICチップ搭載カードやスマートフォンアプリなどを使用したキャッシュレス決済市場は拡大しています。
大幅に拡大しているキャッシュレス決済市場については、来年開催の東京オリンピックなどを契機に益々拡大が見込まれており、2023年度の社会の全体的な決済額は2018年度の約1.5倍まで拡大することが予想されています。
伊藤園では、展開するキャッシュレス対応自販機にて、新たに導入されるスマホ決済サービスはPayPay・LINE Pay・楽天ペイ・d払い・WeChat Payの5種類となっています。
ユーザーは、キャッシュレス対応自販機に搭載されている専用の決済端末においてQRコードを表示し、各サービスのアプリを使って読み取ることで支払いすることができます。
なお、自販機における楽天ペイの導入は今回が初の対応となっています。
キャッシュレス対応自販機にて、楽天ペイを利用する手順については、他のスマホ決済と同様に自動販売機に搭載されている専用の決済端末においてQRコードを表示し、楽天ペイのアプリを使って読み取ることで決済が完了します。
伊藤園の今後の展開予定について、2021年4月までに、キャッシュレス決済対応の自販機を現状の約5倍となる約5,000台へ拡大を目指すと公表しています。