Appleでは、MacOS最新版「macOS Catalina」にリリース予定のiCloud Driveフォルダ共有機能が「来年春」に延期されることとなりました。iCloud Driveフォルダ共有機能リリースが来年春に延期になった件についてご紹介します。
Appleは、MacOSの最新版「macOS Catalina」に関して、2019年秋に提供する予定としていた「iCloud Drive」のフォルダ共有機能について、「来年春」の2020年にリリースを延期する旨を公表しました。
Appleがウェブサイトで明らかにしたのは、「macOS Catalina」の新機能として多大な期待が寄せられていた「iCloud Drive」でのフォルダ共有機能となっており、「来年春」の2020年にリリースされることとなります。
この「iCloud Drive」でのフォルダ共有機能については、プライベートリンクを使ってフォルダを共有できるようにするものです。
アクセス権を持つ人なら誰でも、iCloud Driveにあるフォルダを見たり、新しいファイルを追加したりすることが可能になります。
AppleがMacOSの最新版「macOS Catalina」に関して、2019年秋に提供する予定としていた新機能は、いくつか発表されていましたが、その中の「iCloud Driveでのフォルダ共有」と「通信の制限」が2020年春へと実装時期が延期されるとのことです。
「iCloud Driveでのフォルダ共有」機能は、プライベートリンクを使ってフォルダを共有できるようにするという機能になっており、iCloud Driveへのアクセス権を持っているユーザーであればiCloud Driveにあるフォルダの閲覧・追加などの共有が可能となります。
また、「通信の制限」機能は、スクリーンタイムに関する機能を指しており、「子どもたちが休止時間中や一日を通じてコミュニケーションを取り合える相手」を管理することができる機能になっています。
「iCloud Drive」のフォルダ共有機能について、Appleは、今年開催されたWWDCで「macOS Catalina」の発表を行い、その新機能として「iCloud Drive」のフォルダ共有機能について紹介を行いました。
「iCloud Drive」のフォルダ共有機能は、Appleがここ数年重点を置いている「iCloud Drive」に加えた多数の改良の1つとなっています。
ですが、米CNETの報道では、macOS Catalinaのレビュー記事の中で、十分に「Dropbox」や「Googleドライブ」の代わりになるものではないとの指摘もありました。
Appleでは、「iCloud Drive」のフォルダ共有機能を活用することで、アクセス権を持つ人なら誰でも、iCloud Driveにあるフォルダを見たり、新しいファイルを追加したり、ファイルの最新バージョンを入手したりすることができると説明を行っていました。
現在の「iCloud Drive」では単一のファイル共有が可能となっていますが、フォルダ全体を共有することができず、フォルダ全体の共有を行うには、他のクラウドサービスを使う必要があります。
Appleでは、今年開催されたWWDCで「macOS Catalina」を発表を行い、事前にフォルダ共有について紹介をしており、多くのユーザーが「macOS Catalina」のフォルダ共有機能を心待ちにしていました。
Appleでは、「macOS Catalina」のフォルダ共有機能リリースに向け、ベータ版のmacOS Catalinaでテスター、開発者にこの機能の提供を行っていました。
リリース前のテストにて、共有したファイルのデータが破損するという報告や消失するという報告が相次ぎ、Appleはベータ版からこの機能の削除をおこなっていました。
Appleでは、現在もフォルダ共有機能リリースに向け、改善をすすめているとしており。Appleのサイトには「来年の春に使えるようになります」と案内が記載されています。