2019年10月06日更新
「iOS13」の新機能/変更点は?アップデートの不具合は?
Appleは新たにiOS13をリリースしました。はたしてiOS13ではどのような機能が追加されているのか?どのような変更点があるのか?対応端末はどれなのか?様々な疑問があります。今回はこのiOS13についての新機能や変更点などについて触れていきます。
目次
- 1「iOS13」とは
- ・モバイルオペレーティングシステム
- 2「iOS13」の新機能/変更点~端末~
- ・ダークモード
- ・省データモード
- ・コントロールセンター
- ・最適化されたバッテリー
- ・音量調整
- 3「iOS13」の新機能/変更点~アプリ~
- ・Safari
- ・写真/カメラ
- ・リマインダー
- 4「iOS13」の新機能/変更点~パフォーマンス~
- ・アプリ起動速度
- ・ロック解除速度
- ・コード読み取り速度
- 5「iOS13」の代表的な不具合
- ・アップデート中にフリーズ
- ・アプリの動作不良
- 6「iOS13」のアップデート方法
- ・バージョン確認手順
- ・手動アップデート手順
- 7「iOS13」の注意点
- ・対応機種
- ・アップデートの所要時間
- ・iOS13.1の変更/調整点
- 8「iOS13」のレビュー
- ・肯定的なレビュー
- ・否定的なレビュー
- ・「iOS13」の新機能/変更点は?アップデートの不具合は?~まとめ~
- ・合わせて読みたい!Appleに関する記事一覧
「iOS13」とは
まず「iOS13.1」とはなんなのか?という点から確認していきましょう。「iOS13.1」とはモバイルオペレーティングシステムです。
モバイルオペレーティングシステム
モバイルオペレーティングシステムとはスマホ(AndroidやiPhone)やタブレット型端末などに向けたオペレーティングシステムのことで、iOSやAndroid、Firefox OSなどがあります。
今回解説するのはこのモバイルオペレーティングシステムのiOSの機能についてです。
「iOS13」の新機能/変更点~端末~
それではさっそく「iOS13.1」の新機能や変更点について確認していきます。まずは端末における新機能や変更点についてです。
ダークモード
「iOS13.1」では新機能としてダークモードが追加されました。ダークモードとは、黒を基調とした画面モードのことです。iPhoneなどの端末ではライトの使用率も下がるのでバッテリー消費を抑えることができます。
ライトの使用率が下がることで、目への負担も減るので利用者としてもかなり助かる機能です。iOS端末でこのダークモードを利用した場合、ダークモードに対応しているアプリも反映される仕組みとなっています。
iOS13.1でダークモードを利用したい場合、設定アプリから「画面表示と明るさ」からダークモードをオンにすることで利用できるようになります。ライトモードで白く表示されている箇所が黒色に反転するイメージです。
iOS13.1ではこのダークモードで操作時の印象もガラッと変わるようになりました。
省データモード
「iOS13.1」の新機能はまだまだあります。二つ目の「iOS13.1」の新機能は「省データモード」です。この「省データモード」を利用することdえ、iOS13.1を利用する端末では様々なネットワークデータの使用量の節約が可能となります。
例えば、iCloudとの同期やApp Storeのビデイオ自動再生の停止、アプリの自動アップデートや自動ダウンロードの停止、ミュージックアプリの自動ダウンロード解除、Apple Musicでのストリーミングを低世帯生き幅用にするといったことが可能となります。
また、Podcastの自動ダウンロード停止・フィード更新制限、バックグラウンドで動作中のアプリのデータ通信停止、Facetimeビデオの停滞域幅用化、アプリのデータ通信最適化(対応済みアプリのみ)などもiOS13の新機能となります。
Wifiの省データモードを指定するには、設定アプリからWiFiを選択します。その後、各Wifi名の隣に表示されたiマークをタップしてください。すると各Wifiページが開くので、そこで省データモードを設定できるようになります。
モバイル通信で省データモードを指定したい場合、設定アプリからモバイル通信を選択します。その後、通信オプションから省データモードの切り替えを行う形です。所要時間もかからないのでひとまずチェックしてみることをおすすめします。
コントロールセンター
続いては「iOS13.1」のコントロールセンターにおける変更点についてです。コントロールセンターではWifiとBluetoothの接続先を変更することが可能となりました。
これはコントロールセンターからWiFiのマークを数秒押すことで可能となります。コントロールセンターでWifiのマークを数秒押すと、選択可能なWifiが表示されるので好きなWifiを選択することができます。
これはBluetoothの接続先を変更する場合も同様です。ちなみにAirDropも長押しすることで「受信しない」や「連絡先のみ」、「すべての人」をそれぞれ選択できるようになります。
最適化されたバッテリー
最適化されたバッテリーとは、「iOS13.1」で新たに追加されたメニューです。必要以上の充電を防ぐ為のシステムになっています。100%の充電状態を続けることはバッテリーにとってい良いことではありません。
今回のこの「最適化されたバッテリー」は、バッテリーを100%まで充電することは変わりませんが、過充電状態の時間を減らす(所要時間)機能になっています。
具体的な仕組みとしては、この「最適化されたバッテリー」をオンにしておくと80%まで通常充電、その後は充電のサイクルから充電速度を調整していく(所要時間の調整)流れになっています。
寝る時間と起床時間が一定の場合、起床時間に合わせてiPhoneが充電されるのでバッテリーの過充電時間も減り、バッテリーの消耗率が下がる(所要時間が調整される)というわけです。
音量調整
「iOS13.1」での変更点はほかにも「音量調整」があります。「iOS13.1」からは音量調整の表示が横向きになりました。以前のiOSでは画面中央に音量調節の画面が表示されていたので、邪魔に感じずらくなっています。
ちなみに全画面再生の場合の音量調整バーは画面上部に移動されています。また、BluetoothやAirDropなどのデバイスマークが音量調節時に表示されるようにもなっています。各デバイスの音量確認がすぐにできるようになったので非常に便利です。
「iOS13」の新機能/変更点~アプリ~
続いては「iOS13」の新機能・変更点として、アプリについて解説していきます。まずはSafariについてです。
Safari
「iOS13」ではSafariの新機能として、2点の機能が追加されました。いったいどのような追加機能があるのか、確認していきます。
タブの自動削除
「iOS13」ではSafariの新機能として、タブの自動削除機能が追加されました。この追加機能は設定アプリのSafariから指定可能な機能で、「iOS13」にて新たに追加されたメニューです。
「タブを閉じる」をタップすると「手動」や「1日後」、「1週間後」、「1か月後」というメニューが表示されます。その期間毎に自動でSafariのブラウザが閉じられる仕組みとです。
残しておきたいページはお気に入りやブックマークに追加できるので、基本的にはプライバシーの観点からも自動でタブを閉じれるようにしておくといいかもしれません。個人のペースがあるので好きな期間を選択してみてください。
ファイルダウンロード
「iOS13」ではSafariなどのブラウザに対してもう一つの機能が追加されています。それがファイルダウンロードです。SafariなどのブラウザでWebページを閲覧したとき、ファイルをダウンロードする為のリンクが用意されているケースがあります。
そんな時にリンク先を長押ししてみてください。すると、「リンク先のファイルをダウンロード」という項目が表示されます。この項目をタップすることで、ファイルダウンロードが可能となります。
今まではファイルダウンロードできなかったですが、これからはPC(パソコン)だけでなくiOSの端末でもファイルダウンロードが可能となるわけです。iOS13.1の対応端末は限られていますが、このアップデートは非常にありがたいものとなっています。
写真/カメラ
続いての「iOS13」の新機能・変更点(アプリ)は写真・カメラについてです。写真・カメラの新機能・変更点(アプリ)としてはライティング・エフェクト追加や表示方法、動画編集などが挙げられます。
ライティング/エフェクト追加
写真・カメラについての「iOS13」の新機能・変更点(アプリ)としては、ライティングやエフェクト追加についてが挙がります。「iOS13」では新たに「ハイキー照明(モノ)」というエフェクトが追加されました。
なお、このエフェクトはiPhone XS/XR以降のモデルのみの対応となっています。
表示方法
iOS13では写真タブについても変更点があります。日や月、年といった形で分けての参照が可能となっています。また、プレビューでは全ての写真が表示されるわけではありません。映えのある写真を選別してプレビュー表示される仕組みです。
「写真」タブでは、撮影した日時や場所などで写真を分別し、日別・月別・年別に参照できるようになっています。すべての写真を表示するのではなく、AIが見栄えのよい写真を厳選し、プレビューとして表示します。
動画編集
iOS13での動画編集においては、フィルタや露出調整などのアップデートがありました。トリミングやフィルタの効果を取り消すこともできるので、編集作業もやりやすくなっています。
リマインダー
iOSではリマインダーのデザインも変更されていました。スマートリストやメッセージアプリとの連携、リマインダーをまとめる機能、タスク登録・ファイル添付機能などが新たに追加されています。
また、リマインダー登録においてもクイックツールバーの利用が可能となり、日時や場所を追記できるようになっています。
「iOS13」の新機能/変更点~パフォーマンス~
続いては「iOS13」の新機能/変更点として、パフォーマンスについての解説です。「iOS13」ではアプリの起動速度やロック解除速度、コードの読み取り速度など、複数点においてパフォーマンスが改善されています。
まずはアプリ起動速度についてです。
アプリ起動速度
「iOS13」では「Optimizing App Launch」の最適化が行われ、アプリの起動速度が速くなりました。
ロック解除速度
「iOS13」ではロック解除速度のパフォーマンスも上がっています。公式サイトでは「iOS 13は、iOS 12よりもさらに高速です。例えば、Face IDのロック解除が最大30パーセント速くなりました5。」と記載されています。
ロック解除がスムーズになるというのは非常にありがたい話ですね。
コード読み取り速度
他にも「iOS13」ではパフォーマンス向上している点があります。それはコード読み取り速度についてです。iOS13ではQRコードの読み取り速度がかなり向上しています。
QRコードは消費税増税となった今、QRコード決済など使う人が急増しています。QRコードの読み取りが早くなることでキャッシュレス決済の利便性も高まっていくかと思います。
「iOS13」の代表的な不具合
続いては「iOS13」の代表的な不具合について触れていきます。iOSで起きている不具合としては、フリーズするという声が挙がっているようです。
アップデート中にフリーズ
「iOS13」の不具合としては、まずアップデート中にフリーズするというケースがあるようです。例えば、iphoneXにてiOS13にアップデート後、アプリのアップデートを開始するもまったく終わらないといった声が挙がっていました。
最終的には再起動もできなくなり全てフリーズしてしまうこともあるようです。ただし、時間経過により再起動できるケースもあるようで、その場合いまのところ問題が出ていないといったケースもありました。
アプリの動作不良
「iOS13」の不具合としては、他にもアプリの動作不良についても声も挙がっていました。例えば、ホームでappアイコンが移動できないといったケースなら、アクセシビリティのズーム機能をオフにすることでアプリ移動ができる可能性もあります。
対応しきれていないアプリはまだあるようで、例えばヤフーニュースアプリについてはウィジェットに登録してあるヤフーニュースの記事をクリックして記事を見た際、「戻る」 をクリックすると、真っ白な画面になっているといったケースもあります。
他にも、「iPhone XsをiOS13.1にアップデートしましたが、docomo等の特定のメールの送受信ができない。」といった声も挙がっています。
このように、iOS13は利便性を高めてくれていますが、一部解決していない不具合もあるので注意が必要です。
「iOS13」のアップデート方法
ここでは「iOS13」のアップデート方法について解説します。「iOS13」のアップデートを行う際はまず最初にバージョンの確認が必要です。
バージョン確認手順
iOS13をまだインストールしていない場合、現在のバーション確認を行います。iPhoneの場合のバージョン確認手順としては、まず最初に設定アプリを開いてみてください。その後、「一般」を選択して「情報」をタップします。
すると、端末の情報ページが開かれます。ここではシステムバージョンや機種名だけでなく端末全体の容量や使用可能な容量、キャリアなど、様々な情報が記載されています。ここでバージョンを確認してみてください。
iOSが13以降になっていないことを確認したら次は手動アップデートを行います。
手動アップデート手順
iOS13の手動アップデート手順としては、まず最初に設定アプリを開いてみてください。その後「一般」を選択します。すると「ソフトウェア・アップデート」という項目が表示されますので、「ソフトウェア・アップデート」をタップしてみてください。
すると「アップデートを確認中」と表示され、アップデートの必要があれば「今すぐインストール」から最新のバージョンにアップデートできます。
ちなみに自動アップデートさせたい場合は、「ソフトウェア・アップデート」のページをスクロールして「自動アップデート」の項目をオンにしておいてください。
これでiOS13以降新しいバージョンがリリースされた際にバージョンのインストールが行われるようになります。
「iOS13」の注意点
続いて「iOS13」の注意点について解説していきます。「iOS13」の注意点としては、対応機種やアップデートの所要時間、iOS13.1の変更/調整点などが挙げられます。まずは「iOS13」の対応機種についてです。
対応機種
iOS13は対応機種が決められています。対応機種としてiPhoneモデルやiPadモデル、iPodモデルなどがあります。iPhoneモデルの対応機種としては、iPhone SEやiPhone 6s、iPhone 7、iPhone 8、iPhone X、iPhone XR、iPhone XSなどがあります。
iPadモデルの対応機種は、iPad Air2以降のモデルや全てのiPad Pro、第5世代以降のiPad、iPad mini 4以降のモデルです。iPodではiPod touch(第7世代)が対応機種として定められています。
iOS13の対応機種でない場合もあるので、対応機種については必ずチェックしてみてください。
アップデートの所要時間
iOS13のアップデートは大型アップデートなので多少時間がかかります。その時間には端末の違いや個人差などもありますが、TwitterなどSNSでの声を探ってみるとイメージしやすいです。
ざっとTwitterを見てみましたが、iOS13のアップデートでは時間にして30分~60分程度かかるようです。端末での用事があるときにアップデートを行うことのないよう、基本的には寝る前の充電のついでとしてアップデートを行うことをおすすめします。
アップデートの所要時間は思いのほか長いので、この点は注意点として覚えておいてください。
iOS13.1の変更/調整点
iOS13.1ではiOS13で発見されていた不具合を数多く解消させています。例えば、リマインダーでの同期遅延解消、Safariの検索候補をオフにしても有効に戻ってしまう現象の解消などがあります。
他にも、バッテリーの消耗が早いケースの改善、iPhoneにてバックアップ復元できないケースを改善、メールにてYahooアカウントを追加する場合の安定性の改善なども行われています。
また、各端末(iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max)にてSiriへのリクエスト認識に対する改善や他社性キーボードAppにおけるセキュリティ問題の改善なども行われたようです。さらにバッテリードレインの修正も行われています。
iOS13.1の変更/調整点~補足~
ちなみにiOSには13と13.1がありますが、この二つのOSの動作速度については基本的に大きな差はないようです。iOS13.1ではiOS13のバグ修正や新規機能の追加がメインとなっていて、パフォーマンスには影響ないとiAppleBytesが結論を出しています。
「iOS13」のレビュー
今回は「iOS13」のレビューについても触れていきます。まずは「iOS13」の肯定的なレビューについてです。
肯定的なレビュー
「iOS13」肯定的なレビューとしては、利便性が高まったという声が多く挙がっています。大型アップデートではバグ発生率も高いので、バグにさえ出会わなければ利便性の高さに感謝するケースが多いです。
iOS13の感想
— りこくん。/GLR2 (@chateau0406) September 20, 2019
・OSが軽い様でとても動作が快適に感じた
・個人的にiOS12より断然オススメ
・ダークテーマも良い#ios13#iPhone
PrimeでアクティビティにCFのMU数が表示されないのは、私にはすごく残念だったけど、言語を英語にすると表示される事を知った。嬉しい〜。
— Shige23 (@Shige23_enl) October 2, 2019
iOS13ならアプリごとに言語を設定できるのが良いね。 pic.twitter.com/UZwd04PzDT
否定的なレビュー
否定的なレビューとしては、不具合による注意勧告が声として複数挙がっています。iOSはユーザービリティも高く非常に操作しやすいOSですが、大型アップデートではバグに出会う可能性もあります。
一時的なものとはいえ、バグに出会うと精神的な負担になってしまうので、各アプリを使うときは前もってTwitterなどのSNSでバグの有無を確認しておくのもいいかもしれません。
ios13.1.2にするとBluetoothが接続出来なくなります。
— わーくん (@KoKosei1001) October 2, 2019
所々の動作が重くなります。
Airpodsやスピーカーに一切接続出来なくなります。
被験者の自分からの注意書きです。
Bluetoothが接続出来なくなります。
Bluetoothが接続出来なくなります。
既読程度に見といてください。 pic.twitter.com/foyU2Js9Ld
iPhoneのみんなiOS13にアプデしましたか???
— 🚉 (@nonyano1) September 30, 2019
ぼくはしたんだけどなんかバンドリできないんですけどwwwww
画面が反応しないーーーー
ゲームやる人はアプデ注意ね( ´•̥ו̥` )
iOS13にしてから突然ネット繋がらなくなるの勘弁して欲しい
— 小田急3264F@RA-R No.149/500 (@OER3264F) October 1, 2019
機内モードオンオフでもだめだし、再起動するのめんどくさい pic.twitter.com/emgSd3hBH4
「iOS13」の新機能/変更点は?アップデートの不具合は?~まとめ~
今回は「iOS13」の新機能/変更点・アップデートの不具合などについて解説してみました。まず、iOSには対応機種が定められています。その対応機種であればiOS13.1をインストールできるというわけです。
ちなみに、このiOS13のアップデートには時間がかかるので、所要時間のことも頭に入れておいてください。所要時間はだいたい30分~60程度というレビューも多いです。この所要時間は個人差もあるので注意してください。
様々な機能が追加された一方、不具合に困っている方の声もレビューとして多数ありました。不具合についてはSNSなどでチェックすると現状改善されているのかが分かりやすいです。
バグの改善までの所要時間がどの程度なのか、所要時間を把握したい方はぜひチェックしてみてください。