2020年01月26日更新
「Apple ID」のパスワードを求めるポップアップの本物/偽物について解説!
今回は、一時社会問題ともなったiPhoneのApple IDパスワードを求める偽物のポップアップ表示について本物かどうかを見分けるコツをご紹介します。iPhoneのApple IDパスワードを求める偽物のポップアップ表示に騙されないコツを是非身につけましょう。
目次
「Apple ID」のパスワードを求めるポップアップを本物か見分ける方法
iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップに偽物があることはご存知でしょうか。もし知らなかったという方はとても危険です。
現在、iPhoneのApple IDパスワードを求める偽物のポップアップが出回っており、知らずにパスワードを入力すると大切な個人情報を悪用されてしまうこともあります。
今回はiPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップの本物と偽物の見分けるコツを詳しくご紹介をしていきます。
本物/偽物を見分けるコツ
iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが本物か偽物を見分けるコツはとても簡単です。少しでも「怪しいな」と感じた際には、是非以下の操作を試してみてください。
ホームボタンを押してアプリを閉じる
iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが表示された時に、iPhone本体のホームボタンを選択して下しさい。
iPhoneX以降のホームボタンがないタイプのiPhoneは画面下部から上に向かって指でスワイプをすることでホームボタンを押した時と同じ動作になります。
この、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが表示された際にホームボタンの操作をすることで、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが本物か偽物かを見分けることができます。
アプリを閉じてもポップアップが表示されたままなら本物
iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが偽物の可能性があり、ホームボタンでアプリを終了した場合、本物はアプリは終了しますが、ポップアップは表示されたままになります。
iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが偽物の場合は、上の画像のようにアプリが終了することなく、かつポップアップの表示もされたままになります。
もし、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが本物かどうか疑わしい場合は、是非iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが表示された状態でホームボタンの押下をしてみてください。
「Apple ID」のパスワードを求めるポップアップの対策~設定~
続いて、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップの対策を詳しくご紹介をしていきます。
設定を手動で開く
iPhoneのApple IDパスワードを求める偽物のポップアップ騙されないための対策をご紹介していきます。まずは設定を選択します。
設定アプリを選択することで設定のメニュー画面が表示されます。設定内のメニューが表示されたら一番上のアカウント情報を選択をします。
続いて、iCloudを選択をしましょう。
ここでiCloudにサインインができれば完了です。
ポップアップにIDやパスワードを入力しない
ではなぜ、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップではなく、設定からIDとパスワードの入力が必要かというと偽物のポップアップが表示されるのはアプリ内やブラウザ内でしか表示されないためです。
iPhoneのホーム画面や設定内には偽物のポップアップが表示されるという情報はないため、現状安全にパスワードの入力ができると考えて良いです。
「Apple ID」のパスワードを求めるポップアップの対策~2ファクタ認証~
iPhoneのApple IDパスワードを求める、偽物のポップアップへの対策として2ファクタ認証も有効です。
2ファクタ認証とは、Apple IDにログインをする際にApple ID新規取得時に指定をした携帯番号宛にSMSに認証コードを送信し、その認証コードを入力することでログインができる「2段階式の認証方法」のことです。
2ファクタ認証をオンにする
ここからは、iPhoneのApple IDパスワードを求める偽物のポップアップへの対策として2ファクタ認証の設定操作手順をご紹介をします。
操作手順
2ファクタ認証の操作手順は、設定アプリから「アカウント情報」を選択し、「パスワードとセキュリティ」を選択します。
以上の操作手順を行うことでiPhoneの「2ファクタ認証」の設定画面を表示させることができます。この設定を行うことでiPhoneのApple IDパスワードを求める偽物のポップアップへの対策になるだけではなく、不正ログインなどを防ぐこともできます。
「Apple ID」のパスワードを求めるポップアップの注意点
ここまでは、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップの見分けるコツと対策をご紹介してきました。
ここからは、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップの注意点として、これまでご紹介をしてきた見分けるコツの抜け道をご紹介していきます。
「iPhoneを探す」を設定済みの場合
iPhoneユーザーなら、ほとんどの人が設定をしているであろう「iPhoneを探す」アプリが、実はiPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップに影響を与えることがあります。
2ファクタ認証がオンでも位置情報確認可能
「iPhoneを探す」アプリは2ファクタ認証がオンでも位置情報を取得することができてしまいます。
ここでお伝えしたいのは、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが仮に偽物だと気づかずに入力をした場合、相手に入力したApple IDなどの情報が知られてしまいます。
その上でもし「iPhoneを探す」アプリでログインをされると、2ファクタ認証の有効範囲外となるため、すぐに位置情報が表示されます。
そうなってしまうと位置を特定されてしまうことになりますので、できるだけ前述のように「設定アプリ」からログインをすることをおすすめします。
対処方法
もし、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップでApple IDとパスワードを入力し、情報が悪用されてしまった場合、どのような対処をとれば良いのか解説をします。
iPhoneにパスコードの設定
「iPhoneを探す」を設定している場合は、パスコードを設定しておきましょう。もし、「iPhoneを探す」を不正利用されiPhoneが相手に渡ってしまった場合などにパスコードがあれば中をみられることがありません。
しかし、Apple IDを相手に取得されてしまっているいうことであれば、ほとんどの場合、iPhone本体ではなくApple IDに紐付く情報を悪用しようとすることが多いはずです。
悪用されてしまうと位置情報の漏洩や金銭的なトラブルに繋がることも考えられますので、可能な限り今回ご紹介している対策を取り入れてみてください。
まとめ
今回は、iPhoneのApple IDパスワードを求めるポップアップが本物か偽物かを見分けるコツや、その対策についてご紹介をしてきました。
Apple IDの不正利用の事件は本当に人ごとではなく、日本国内でも実際に発生している事例になります。Apple IDを守ることは自分の個人情報を守ることになりますので、是非自衛をすることを心がけてみてください。
もし、Apple IDの不正利用など心当たりのないことが起きた時には、Appleでも相談自体は受けているようなので確認をするのも手です。
しかし、もし金銭的なトラブルの場合は、その決済元とのやりとりが必要となることが想定されますので、その場合はAppleは介入できないでしょう。
いずれにしても、そのような事象が発生しないよう、日頃からiPhoneやApple IDの取り扱いは気をつけて利用しましょう。