2020年06月06日更新
【Apple】Mac/iOSアプリが買える「ユニバーサル購入」の提供を開始!
Apple(アップル)は米国時間2月5日、Mac/iOSアプリが買えるクロスプラットフォームのアプリ「ユニバーサル購入」を提供すると発表しました。Apple(アップル)の「ユニバーサル購入」とは、カテゴリーを統一しApp Storeが使いやすくなるものです。
目次
「ユニバーサル購入」を2020年3月から正式に開始
Apple(アップル)はMacとiOSといった複数プラットフォーム向けアプリを、一度に統一販売することができる「ユニバーサル購入」を正式に開始すると発表をしました。
Apple(アップル)は、2月に本機能のユニバーサル購入を予告していましたが、25日にリリースされた開発ツールXcode 11.4により実際の配布がようやく可能になります。
1回の購入/入手でユーザーが複数のプラットフォーム向けのアプリを統一して利用できる
今回Apple(アップル)が発表した「ユニバーサル購入」とは、「1回の購入/入手でユーザーが複数のプラットフォーム向けのアプリを統一して利用」することができるようになる仕組みです。
ユニバーサル購入オプションをもう少し掘り下げますと、1つのアプリを一度購入するだけで、iPhone、iPad、Apple TV、Macなど、異なるデバイスでも統一してどんな端末でも使うことができるようになりますので、複数購入しなくて済みます。
開発者の側では、MacとiOSのアプリ、あるいは、その他の組み合わせを同時に購入できるように顧客に促すことができる目的があります。また、顧客のアプリ内購入とサブスクリプションのプラットフォーム間での同期も簡単に利用することができます。
App Store Connectにて同一のアプリレコードに紐付ける必要がある
ユニバーサル購入を、App Storeで利用する場合は、アプリ開発者はXcodeでそれぞれのプラットフォームに対して、アプリに単一のバンドルIDを使用して、App Store Connectにて同一のアプリレコードに紐付けなければ利用することはできません。
App Store Connectアカウントとは、Appを簡単にApp Storeにアップロード、提出、管理することができるものです。このような紐付けする仕組みは、iOSやiPadOSアプリをMac向けに移植しやすくするCatalystと連動したものになっています。
既に、CatalystによってTwitter公式アプリやレーシングゲームアプリ「Asphalt 9:Legends」のMacバージョンが実現しています。
Catalystと連動
App Store Connectでは、1つのAppレコードを使って連動し開発する方法と、既存のAppレコードにプラットフォームを追加して新しいユニバーサル購入オプションを利用する方法のどちらかを選択することができる仕組みを行います。
本機能は、MacOS Catalyst対応アプリではデフォルトで有効となっていますが、それ以外のアプリでも使用できるのでご安心ください。
「Xcode 11.4 beta」アップデートリリース情報
2月5日から、開発者は「Xcode 11.4 beta」アップデートリリースをダウンロードして開発作業を行うことができるようになっています。
一般に利用可能になるのは3月から
「Xcode 11.4 beta」のオプションを一般に利用開始になるのは3月の正式なリリースを行ってから利用を開始すると発表しています。
iOSとmacOSで同じアプリに二重支払いの問題について
MacとiPadのデバイスやインターフェース上が異なることから「いくつかの問題がある」ことが浮き彫りになっています。その問題とは「iOSとmacOSで同じアプリに二重支払い」があります。
ユニバーサル購入により解消
iOSとmacOSで同じアプリに二重支払いの問題は「ユニバーサル購入により解消」すると公式から発表があります。
iPadやApple Watchのアプリならユニバーサル購入オプションが既にある
一度の購入で複数のアプリを買えるこのような仕組みは、実はこれが初めてではありません。
従来のiPadやApple Watchのアプリも同時に付属してくるiPhoneアプリを使っている人なら、既にユニバーサル購入オプションを利用し複数のアプリを買える機能を使ったことがある人もいるでしょう。
新しくリリースされる、ユニバーサル購入オプションはそれと同様の機能をMac用アプリに初めて導入することとなっています。