2020年02月13日更新
Appleがアプリのユニバーサル購入提供へ!カテゴリの再編も発表!
Apple(アップル)はアプリのユニバーサル購入が可能になることと、App StoreとMac App Storeのカテゴリを再編することを発表しました。ユニバーサル購入では、開発者はApple(アップル)のアプリをまとめて配布可能になります。
「Apple」アプリのユニバーサル購入とカテゴリの再編を発表
Apple(アップル)は米現地時間2月5日に、iOS 13.4ベータ版、macOS Catalina 10.15.4ベータ版、そして開発ツールXcode 11.4ベータアップデートをリリースしました。
そしてApple(アップル)は開発者向けサイトに「Updates to Universal Purchase and App Store Categories」と題した記事を公開しました。
そこで2020年3月から、iOS、iPadOS、macOS、tvOSのアプリを「ユニバーサル購入」が可能になること、そしてApp StoreとMac App Storeのカテゴリを再編することを発表しました。
「ユニバーサル購入」では、開発者はiOS、iPadOS、macOS、tvOS版のアプリをまとめて配布可能になり、ユーザーは一度購入するだけで他のプラットフォームでもアプリを使用したりアプリ内課金を利用したりすることができるようになります。
開発者は、App Store Connectの単一のアプリレコードを使用して、これらのプラットフォームに向けた新しいアプリを作成することも可能であり、既存のアプリレコードに新しいプラットフォームを追加することも可能だと言います。
つまり1回でまとめて購入できるアプリを新規に作ることも、すでに配布中のアプリに別のOSバージョンを追加することも可能だと言うことです。
Universal Purchase for Mac/iOS apps! 😱 pic.twitter.com/9yNrDmwvWD
— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) February 5, 2020
「ユニバーサル購入」は、Xcode 11.4のベータ版と単一のバンドルIDを利用して始めることができます。
つまりiOSとmacOSのユーザーは、同じデータを共有できる「クロスプラットフォームアプリ」を1回でまとめて購入できるため、これは開発者とユーザーと両方に便利な変更と言えます。開発者は、MacおよびiOS版のバンドル値引き販売ができるようになります。
海外テックサイト「MacRumors」によると、Xcode 11.4ソフトウェアを使用して作成された「Mac Catalyst」アプリでは、ユニバーサル購入がデフォルトで有効になっているようです。
iPad用アプリをベースにMac用アプリを開発することができる「Mac Catalyst」は、実質的には同じアプリに二重支払いをすることなり抵抗があると指摘されていましたが、今回のApple(アップル)の発表によって緩和されそうです。
App StoreとMac App Storeのカテゴリの再編を実施する予定
Appleが、iOS、iPadOS、macOS、tvOSバージョンのアプリをユニバーサル購入として配布できるようにすることで、App StoreとMac App Storeのカテゴリを統一させることが必要となりました。
App StoreとMac App Storeのカテゴリが以下のように再編されることで、アプリが見つかりやすくなるでしょう。
iOS App Store | 「開発ツール」と「グラフィック&デザイン」というカテゴリが追加 |
Mac App Store | 「ブック」「フード/ドリンク」「雑誌/新聞」「ナビゲーション」「ショッピング」というカテゴリが追加 |
「写真」と「ビデオ」は「写真とビデオ」に統合 | |
「子ども向け」が「ゲーム」のサブカテゴリではなくなる |