2020年05月25日更新
【Microsoft Edge(Canary版)】PDFの読み上げが人間っぽいボイスで!
「Microsoft Edge」では長文になりがちなPDFの音声読み上げ機能が搭載されていますが、Canary版でPDFの読み上げに人間っぽいボイスを選択できるようになりました。プレ開発者向けのCanary版「Microsoft Edge」で選択可能です。
目次
Canary版「Microsoft Edge」音声で読み上げツールが人間っぽいボイスに
「Microsoft Edge」には音声読み上げツールがデフォルトで搭載されていて、WebページやPDFが音声で読み上げられる機能を利用するために「Microsoft Edge」を選択する人も少なくありません。
もちろん長文のPDF文章の音声読み上げはGoogle Chromeでも「Acrobat Reader」の拡張機能を追加すれば可能となりますが、「Microsoft Edge」であれば音声読み上げ機能がデフォルトで搭載されているためスムーズに実行できます。
今の時点でも「Microsoft Edge」の音声読み上げツールは聞き取りやすいボイスで読み上げを行っていますが、プレ開発者向けの「Canary版」においてより人間っぽい自然なボイスを選択できるようになりました。
そして今回、この人間っぽいボイス選択機能はWebページだけでなくPDF文章でも可能となりました。ロボットのような不自然な声ではなく自然な人間っぽいボイスであれば、長文になりがちなPDF文章の読み上げにとても相性が良いでしょう。
音声読み上げ機能とは?
音声読み上げ機能とは、Webサイトに記載されている文章を解析して自動的に読み上げる、主に視覚障害者に向けたアクセシビリティ向上のための機能です。
「Microsoft Edge」の音声読み上げ機能を起動するとページの上部にツールバーが表示され、そのツールバーには「再生ボタン」や「次または前の段落にスキップするためのボタン」「音声オプション」などのボタンがあります。
「音声オプション」ではMicrosoftの複数の音声から選択したり、読み上げの速度を変更したりすることができます。
テスト段階「Canary版」では日本語と英語を自動で判別可能
Canary版「Microsoft Edge」を利用している場合、テスト段階の機能一覧から自然な人間っぽいボイスでのPDF文章の読み上げ機能を追加することができます。
現段階では音声オブションから様々な音声の種類が選択でき、PDF文章の読み上げ機能を追加するとデフォルトでは「Natural」が利用可能となります。この機能は日本語にも対応しています。
さらに文章の内容を見て英語か日本語かを自動で判別可能な点もとても便利です。ただ、開発者向けのCanary版「Microsoft Edge」では日本語の音声設定を行っていると英語の文章読み上げの場合はカタコトで不自然になります。
今後英語の文章読み上げも自然なボイスになることが期待されます。この機能が正式版「Microsoft Edge」にも追加される時期は発表されていませんが、長文のPDF文章を読む機会が多い方などはこのテスト版を一度試してみると良いでしょう。