2020年11月04日更新
拡張子「rtf」ファイルとは?doc/docxファイルに変換する方法を解説!
文書ファイルのファイル拡張子が色々あるうちの1つに「rtf(リッチテキストフォーマット)」があります。拡張子「rtf(リッチテキストフォーマット)」のファイルとはどのようなものなのか、Wordで開くためにdoc/docxファイルに変換する方法も含め解説します。
拡張子「rtf」ファイルとは
「rtf」というファイル拡張子があります。これはWordのdocと同じくMicrosoftが開発した拡張子です。
ファイルの種類を表す拡張子
Wordのdocと同じく、と表したことで察している人もいるかと思いますが、「rtf」というファイル拡張子は文書ファイルに付く拡張子です。
リッチテキスト形式のファイルに付くことが多い
リッチテキストという、メモ帳のようなただのテキストと異なり、フォントの指定、文字の色/大きさ/スタイルといった装飾、文字の左右中央へ揃えることや箇条書き、表や画像の挿入などが簡単に利用できます。
1987年からあるMicrosoftのファイル拡張子で、1983年が初版のWordの「doc」拡張子の前身とも言えるものです。
どういうときに使う?
この「rtf」というファイル拡張子は、Windowsに標準で搭載されているワードパットで作成/開くことができるファイル形式です。もちろんWordでも作成/開くことが可能です。
Windowsを所持していてもWordを所持しているとは限りませんし、Macの場合もやはりMicrosoft Wordを入れている人は少ないでしょう。Wordの拡張子であるdoc/docxはWordが入っていないと開けられません。
しかし、「rtf」というファイル拡張子の場合、Wordだけでなく特別なことがなくても標準で入っているワードパッド、Macの場合はテキストエディットで開くことができる形式です。
Wordを所持していない人に渡す文書ファイルを「rtf」のファイル拡張子で作成しておく、というようなときに利用されます。
拡張子「rtf」ファイルを開く方法
拡張子「rtf」のファイルを開く場合、どんなソフトで利用するのかについての話に移ります。
使えるソフト/アプリケーション
「rtf」のファイル拡張子は、多くのワープロソフト関係で開くことができます。主なソフトは下記表にまとめてあります。
アプリケーション | 備考 |
---|---|
ワードパッド | Windowsに標準で入っている |
テキストエディット | MacOSに標準で入っている |
一太郎 | ワープロソフト |
OpenOffice.org | オフィスソフト |
Jedit | MacOS用の文書作成ソフト |
Pages | 文書作成ソフト |
iText | テキストエディタ |
Wordのファイル形式で開く方法
Windowsには標準でワードパットが入っていますので、それを利用すれば、基本的に編集可能です。しかし、rtfファイルをWordで開いて編集したい、と考える人もいるでしょう。
その場合、「rtf」ファイルをWordで開いてdoc/docxファイルに変換する必要があります。
doc/docxファイルに変換する手順
まずはWordで「rtf」ファイルを開きましょう。参照ボタンを押します。
「rtf」ファイルは「すべてのWord文書」でも表示されます。rtf形式=リッチテキスト形式の開きたいファイルを選択して開きます。
次にdoc/docxファイルへの変換を行います。ファイルタブを選択してください。
「名前を付けて保存」をクリックしましょう。
「参照」をクリックします。
docファイルに変換する場合は「Word 97-2003文書」で、docxファイルに変換する場合は「Word文書」で保存を行えば「rtf」ファイルからの変換が完了します。
最後に
様々なワープロソフトで利用できる拡張子「rtf」は、どんな人にも編集/閲覧ができる形式です。Wordを所持していない人とのやり取りに気軽に利用できるものですし、必要な場合はdocファイルなどへの変換も可能です。
相手が特定のテキストエディタを所持しているかどうか分からないような場合に便利なファイル拡張子ですので、是非利用してみましょう。