キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない時の対処法

Windows10のキーボードで一部の文字が打てない/入力できない状態となることには様々な原因があります。Windows10でキーボード入力時に一部の文字が打てない/入力できない場合どのようにして解決するのか、その方法などをこの記事で解説していきます。

キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない時の対処法のイメージ

目次

  1. 1キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない時の対処法
  2. キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない原因
  3. まず確認すること
  4. キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない時の対処法
  5. テンキーを打つとマウスポインターが動く時の対処法
  6. 全てのキーボードが反応しない場合は?
  7. 最後に

キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない時の対処法

Windows10のパソコンでキーボードで文字入力をしようと思うと、何故か数字などの打てない文字があったり、一部もしくはすべての文字の入力ができないというようなことがあります。

キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない原因

Windows10でキーボード入力しても一部の文字が打てない/入力できない場合や、なぜか文字入力ではなくカーソルなどが動くというような場合でも、どのような原因があるのかという点が分かれば対処もしやすいです。

自分のWindows10パソコンのキーボードがどの原因に当てはまるのか確認してみましょう。

パソコン/ノートパソコン本体の問題

まずは利用しているデスクトップパソコンやノートパソコン本体の問題です。ノートパソコンは特に、キーホードと画面が一体となっていて、不具合が生じるとエラーも起きやすくなります。

その他にも、パソコンに接続しているキーボードのドライバや一時ファイルによるエラー等、考えられる原因は様々です。他にもエラーが生じているような場合は、パソコン/ノートパソコンの方に原因がある可能性もあります。

キーボードの問題

Windows10パソコンでキーボード自体に問題がある可能性もあります。キーボードの物理的な故障という可能性もありますが、それ以外にもキーボードのキーの間にホコリなどのゴミが溜まっていることも原因ということも考えられます。

また、キーボードの一部のキーを酷使しているとそのキーだけ接触が悪い/打てない/入力できないということもあります。

システム/機能の問題

パソコン/ノートパソコンに問題がある場合と重複しますが、パソコン自体のシステムやその中にインストールされているアプリケーションなどの問題も考えられます。

キーボードをより便利に使うことができるカスタムソフトなどを活用している場合は該当する可能性が高いです。

接続の問題

パソコン/ノートパソコンやキーボードそのものではなく、それぞれの接続部分の原因も考えられます。有線接続であれば接続端子部分の問題やキーボードのケーブルの問題などがあります。

また、無線接続の場合も電波への干渉や受信機の問題なども考えられますので、そちらに原因がある可能性もあるということは理解しておいてください。

ウイルス感染

最悪な原因として考えられるのがパソコン/ノートパソコンのウイルス感染によりキーボードの入力が阻害されていることです。

心当たりの有無は人によりますが、キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない、キーボードが反応しないというようなキーボードの操作に関するエラーがウイルスによるものと言う可能性もあると頭の隅に入れておきましょう。

まず確認すること

Windows10のパソコンでキーボードで一部の文字が打てない/入力できない/反応しない場合、まずは次のことを確認してどういった対処法を取ればいいのかの参考にしてください。

有線キーボード

Windows10のパソコンで有線キーボードを利用している場合、そのケーブルが断線していたり、ケーブルの挿入が甘かったりすると、キーボードで文字が打てない/反応しない原因になることがあります。

別のパソコンに接続してもキーボードが動かない場合はケーブルの状態が原因であることも少なくありません。また、USBポートへの挿入が甘い場合、差し込み直すことで改善することもあるため一度確認してみましょう。

無線キーボード

Bluetoothなどで無線接続しているキーボードの場合は、キーボードの電池不足でキーボードの文字が打てないということが多いです。キーボードが反応しない状態になっていても電池を変えることで打てない/反応しない状態が改善したということもあります。

長年利用しているキーボードで電池を交換したのが随分前ということであれば、キーボードの電池を新しいものに変えて状態を確認してみましょう。

キーボードで打てない文字がある/一部の文字が入力できない時の対処法

前述した点を確認してもWindows10のキーボードで打てない/入力できない文字がある、キーボードで文字を入力しても反応しない場合は次の対処法を試してみましょう。

パソコンを再起動

まずは利用しているWindows10のパソコン/ノートパソコンを再起動してみましょう。なお、通常の再起動をしてもキーボードで打てない/反応しないという場合は、完全シャットダウンからの再起動もしてみてください。

Shiftキーを押しながらクリックし、表示された画面で「PCの終了」をクリック

完全シャットダウンは、スタートメニューで[Shift]キーを押しながら「再起動」をクリックして、「PCの終了」を押せば可能です。

数字が打てない場合はNumLockキーをオンにする

テンキーがあるタイプのキーボードだとテンキーで数字が打てない、数字を入力しているつもりなのに位置が動くというようなことがあります。

矢印キーやHomeキーなどでの操作のように動く、マウスカーソルが動くことで、数字入力ができない/打てない状態になっている状態です。

テンキーがなくてもキーボード上にテンキー扱いとして操作できるキーがある場合にも起きやすいものでもあります。キーボードのNumLockキーが原因で数字が入力できない/カーソルなどが動く場合は、NumLockキーをオンにしましょう。

NumLockキーのランプがついているか確認

なお、キーボードのNumLockキーがオンになっているかどうかはキーボード上で確認できます。NumLockキーにランプが付いている場合はそこから確認できますし、キーボード上に数字の鍵マーク等があればそこのランプで確認可能です。

アルファベット入力ができない場合は「かな入力」を無効に

キーボードでアルファベット入力しようとしたのに打てない場合は「かな入力」になっていることが多いです。

キーボードでアルファベット文字が打てない場合はかな文字での入力になっていないか確認しましょう。Microsoft IMEを利用している場合、かな入力になっているかどうかは言語バーから確認できます。

かな入力になっている状態

言語バーをタスクバー外に表示している場合、上記のようになっていると「かな入力」になっています。

解除するとローマ字入力になる

「KANA」部分をクリックして解除することで、ローマ字入力へ変更可能です。

タスクバーに最小化している場合のKANAボタン

なお、タスクバーに最小化している場合は「KANA」が見づらくなっていますが、上記の箇所にそのボタンがあるためマウスカーソルを合わせて設定を解除しましょう。

かな入力とローマ字入力の切り替えのショートカットキーは[Alt]+[カタカナ/ひらがな]キー

「KANA」がアクティブになっていなくてもかな入力になっていることがありますので、その場合は[Alt]+[カタカナ/ひらがな]キーで切り替えましょう。Microsoft IME以外を利用している場合もこの方法を利用してください。

かなとローマ字の切り替え確認画面

Microsoft IME利用時、上記画面が表示されたら「はい」をクリックしましょう。

フィルターキー機能の確認

Windows10で文字を入力した際、キーボードでの入力から数秒後に内容が反映される場合はフィルターキー機能が有効になっている可能性が高いです。フィルターキー機能とは連続入力に対する反応を抑えて繰り返し入力を防止する事ができるものを言います。

フィルター機能がオンになっている場合

これが有効になっていると、Windows10の通知領域に時計マークが表示されているため確認してみましょう。

右側にあるShiftキーを8秒以上長押し

フィルター機能を解除する場合、キーボード右側の[Shift]キーを8秒以上長押ししましょう。

「いいえ」をクリック

フィルターキー機能の設定画面が表示されますので、「いいえ」をクリックして解除してください。

アプリケーションが問題になっている場合

Windows10パソコンにキーボードをより使いやすくするためのカスタマイズソフトを導入している場合、その不具合などにより、キーボードが正常に動かない、予期せぬ動きをするということがあります。

カスタマイズソフトは便利な半面、不具合によりキーボードが反応しないなどのエラーが生じることもあります。

そういったソフトを利用していてキーボードで文字が打てない/反応しないなどのエラーが生じた場合は、一度そのカスタマイズをすべて解除してみましょう。

解除方法が分からない、もう必要ないという場合はキーボードのカスタマイズアプリケーションのアンインストールをしてもOKです。

なお、キーボードのカスタマイズをするアプリケーションを導入した心当たりが無い場合でも、抱き込みソフトという形で知らないうちにインストールしてカスタマイズされているようなこともあります。

そのため、一度Windows10のアプリ一覧などを確認し、キーボードのカスタマイズアプリなどが存在していないか確認しましょう。インストオールされているようであればアンインストールするなどして対処してください。

入力設定を確認

その他、キーボードの入力設定に関する部分が原因であることも少なくありません。キーボードで思ったように文字が打てない場合や、思ったような反応をしない場合は次のどれかに該当していることが多いです。

Shift+CapsLockでオン/オフ切り替え

ローマ字入力しているとすべて大文字で入力され、Shiftキーを押しながら押すと小文字になる場合はCapsLockキーがオンになっている可能性が高いです。Shiftキーを押しながらCapsLockロックキーのオン・オフができます。

CapsLockキーがオンの状態

キーボードによって異なりますが、「A」などのマークにランプが付いていたり、CapsLockキー自体にランプがついている場合はこれがオンになっていますので解除すると小文字での入力に戻ります。

英字入力になっている場合の言語バー

ローマ字入力しているはずなのに入力できるのがアルファベットだけ、という場合は言語バーが「_A」や「A」の状態になっています。これは英数入力になっていて、日本語入力ができない状態を示します。

日本語入力に戻す場合に押すキー3種

「A」や「_A」になっている場合は「半角/全角/漢字」キーを押すもしくは「カタカナ/ひらがな/ローマ字」キーを押す、「英数(CapsLockキー部分)」キーを押すのいずれかで日本語入力にすることができます。

ひらがなを選択する

言語バーから直接変更したい場合は「A」もしくは「_A」部分をクリックして「ひらがな」に設定してください。

上書きモードと挿入モードをInsertキーで切り替え

キーボードで文字を入力すると後ろの文字が消えてしまって文字が思ったように打てない場合は「上書きモード」での入力になっています。キーボード上にある「Insert」キーを押すことで「挿入モード」に戻すことができます。

テンキーを打つとマウスポインターが動く時の対処法

テンキーの入力をするとマウスポインターが動くこともあります。テンキーでマウスカーソルが動くのはマウスキー機能が有効になっていることが原因です。

NumLockがオンになっている状態であれば数字入力ができるため気にする人は少ないですが、数字入力をしないNumLockオフ状態にしするとテンキーの操作に合わせてマウスカーソルがじわじわ動くことを確認することが多いです。

マウスキーを無効に

左Shift+左Alt+NumLockでマウスキー機能の切り替え

マウスキー機能は、左の[Shift]キー+左の[Alt]キー+[Num Lock]キーで設定の有効/無効を切り替えることができます。

「いいえ」」をクリックして解除する

上記のような画面が表示されますので、「いいえ」をクリックしてマウスキー機能を解除してください。NumLockをオフにして、マウスカーソルが動かないかどうか確認してください。

確認後、テンキーを数字入力で利用したい場合はNumLockをオンにすることも忘れないようにしましょう。

全てのキーボードが反応しない場合は?

ここまで説明した対処法を実施したとしても、どのキーボードでもキーボードの一部もしくは全ての文字が打てない/キーボードが反応しない場合は次のことを試してみましょう。

パソコンを放電

パソコンが帯電していることが文字が打てない原因ということもあるため、パソコンの放電をおこないましょう。特にノートパソコンの場合はこの可能性も考えられます。

放電方法は難しくありません。まず、起動中のアプリケーションの必要な情報を保存後終了し、パソコンに接続させているUSBメモリなどをすべて取り外します。

Shiftを押しながらシャットダウンをクリックして完全シャットダウン

次にShiftキーを押しながら「シャットダウン」を押して完全シャットダウンを実行し、パソコンに接続している周辺機器やLANケーブルなどをすべて外しましょう。その状態で90秒以上放置することで放電完了です。

完了後は通常通り周辺機器を取り付け、パソコンを立ち上げましょう。

デバイスドライバを更新

キーボードのデバイスドライバーが古いことでキーボードが打てない可能性もあるため、デバイスドライバーの更新もしてみましょう。

「デバイスマネージャー」を開く

デバイスドライバーの更新はデバイスマネージャーで行います。[Windows]キーと[X]キーを押して表示されたメニューで「デバイスマネージャー」を起動しましょう。

「ドライバーの更新」をクリック

「キーボード」の項目を展開後、文字が打てない/反応しないキーボードのドライバーで右クリックして「ドライバーの更新」を押しましょう。ドライバーの更新の有無を確認し、更新がある場合は実行することで完了です。

キーボードの接続を確認

ノートパソコン含めパソコンにキーボードを接続して使用している場合、そのキーボードの接続に不備がないか確認しましょう。パソコンのUSBポートに原因がある場合、別のポートを利用することで改善することがあります。

無線接続の場合はレシーバーなどに問題が生じていないかも確認しましょう。また、キーボード側でもどのパソコンでもキーボードが利用できない状態かどうか確認することで、キーボード側に原因があるかどうか確認できます。

特にキーボードにホコリなどが溜まっている場合はそれが原因で変に動くこともありえます。その場合はエアーダスターなどを利用してゴミを取り除いてください。

ウイルスチェック

セキュリティソフトでスキャン

ウイルスが原因と考えられる場合はセキュリティソフトでウイルスチェックをしましょう。怪しいものを検出した場合は削除するなどして対応しておきましょう。

色々やってだめな場合は買い替えを検討

ここまでの様々な対処法を実行してもキーボードで文字が打てない状態が続くようであれば、キーボード自体の故障が考えられます。明らかに故障と考えられる場合はキーボードの買い替えも検討してみてください。

最後に

Windows10搭載のノートパソコンやデスクトップパソコンでキーボードで数字や文字が思ったように打てない場合や、カーソルなどが何故か動くという場合はキーボードの設定などが原因であることが多いです。

それ以外にも物理的な問題でキーボードの文字が打てないこともありますので、この記事を参考にしながら対処してみてください。

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この記事のライター
八千草 蛍
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