2018年12月15日更新
【Mac】iTunesライブラリを外付けHDDに移動してMacのストレージ容量を確保する方法
MacのiTunesライブラリを外付けのHDDに移動しMacのストレージ容量を空けることができます。Macのストレージではなく、iTunesライブラリを外付けHDDに移動するメリットと、移動するための設定や手順について解説をしていきます。
目次
iTunesライブラリを外付けHDDに移動するメリット
まずは、なぜiTunesライブラリを外付けHDDに移動をする理由と、iTunesライブラリを外付けHDDに移動するメリットから解説をしていきます。
iTunesライブラリとは、iTunesに取り込んだ音楽やコンテンツで形成されるデータベースのことを指します。このデータベースと移すことでメリットもありますが、注意する点もあるので合わせて紹介をしていきます。
パソコンのデータが消えた場合でも復元可能
iTunesライブラリを外付けHDDに移動をするメリットの1つ目は、パソコンが故障をしてしまってデータを取り出せない場合や、パソコンにあるデータが消えてしまったり、間違えて削除してしまった場合でも復元が可能です。
せっかく取り込んだ音楽データのコピーを作成しておくことで、安心にもつながります。所持しているCDならインポートのし直しで、iTunesStoreから購入した音楽なら同じAppleIDでサインインしてダウンロードで取り込むことは簡単です。
ただ、レンタルなど自分で所持していない音源の場合はもう一度レンタルをし直しで、時間もお金も余分にかかる可能性があるので、iTunesメディアファイルをコピーをすることがおすすめです。
PCの容量を節約できる
iTunesライブラリを外付けHDDに移動をするメリットの2つ目は、Macのストレージの容量を節約することができます。
音楽の容量は、1曲1曲は小さな容量ですが、iTunesにかなりの数の音楽を取り込んでいると、Macのストレージのかなりを締めることがあります。
ただ、Macのストレージを節約するためには、必ずフォルダをストレージから削除が必要です。削除をしたくない場合はコピーだけは作れますが、ストレージ容量を節約することはできないので気をつけましょう。
MacでiTunesライブラリを外付けHDDにコピーする方法~必要なもの~
では、MacでiTunesライブラリを外付けHDDに移動する際に必要になるものと設定の確認の紹介をしていきます。
外付けHDD
当然ですが、iTunesライブラリを外付けHDDに移動をするので、保存するための外付けHDDが必要です。現在の外付けHDDの容量は大容量が一般的なので、問題ないかと思いますが、iTunesライブラリが保存できるだけの容量の外付けHDDが必要です。
iTunesの容量によっては、USBメモリやSDカードなど、持ち運び用の記憶媒体でも可能ではありますが、持ち運んだことでデータの損失につながることがあるので出来るだけ大容量の外付けHDDを用意しましょう。
iTunesライブラリのサイズを確認
外付けHDDを準備したら次はiTunesライブラリのサイズの確認をします。iTunesライブラリを外付けHDDに移動させるには、iTunesというフォルダを丸ごと移動させることになります。
iTunesのフォルダには、iTunesライブラリのフォルダとiTunesMediaのフォルダの2つがあり、両方を収納しているフォルダがiTunesのフォルダです。
確認方法ですが、まずはFinderを開きサイドバーから、使用しているユーザ名をクリックします。
ユーザ名の表示をしていない場合は、Mac>MacintoshHD>ユーザ>ユーザ名>ミュージックと進めiTunesのフォルダを表示させます。iTunesのフォルダを選択し、情報を表示させます。
情報を見るをクリックすると、フォルダの詳細を確認することができます。サイズの容量がiTunesフォルダにあるiTunesライブラリ全体のフォルダ容量です。
ライブラリを統合する
iTunesライブラリを外付けHDDに移動をする際にiTunesライブラリの統合が必要です。ライブラリの統合をしていないと、不具合がでる可能性があるので、必ずライブラリの統合をしましょう。
統合の手順ですが、まずはiTunesを起動させます。画面上部のマークの横がiTunesになっていたら、その右側のメニューバーの中からファイルをクリックします。ファイルをクリックしたら、ライブラリ>ライブラリを整理と進めます。
ライブラリを整理をクリックすると、iTunesの中に新しいウインドが開きます。ウインドの中のファイルを統合にチェックを入れます。iTunesライブラリの統合は以上で終了です。
少し補足ですが、統合をする前に以前ダウンロードを行ったコンテンツでPCにない場合は再ダウンロードを行いましょう。購入した項目に関してはメニューバーにあるアカウントの項目の中に購入した項目があるので自身で確認をします。
MacでiTunesライブラリを外付けHDDにコピーする方法~移動方法~
では、MacでiTunesライブラリを外付けHDDにコピーする手順の解説をしていきます。
外付けHDDを接続する
Macと外付けHDDをケーブルで接続します。外付けHDDのケーブルの規格はUSBが多いと思います。最新のMacBookProやMacBook、MacBookAirの規格はUSB-Cなので、変換ケーブルや変換コネクタが必要になります。
今後も必要になる変換ケーブルなので、外付けHDDと同時に用意するようにしましょう。
iTunesフォルダを外付けHDDにドラッグアンドドロップ
外付けHDDをMacに接続をしたら、Finderをを開きます。FInderのサイドバーに外付けHDDが表示されていれば接続されていることが確認とれます。
iTunesのフォルダを開いた状態で外付けHDDにドラッグアンドドロップをすることで外付けHDDにコピーを行うことができます。
コピーを行った後に、外付けHDDを表示させ、しっかりとコピーされているかどうかを確認します。ストレージ容量を空けるためにコピーしたにも関わらず、コピーがうまくできていないとPCにデータを復元できなくなるので必ず確認をしましょう。
外付けHDDから音楽を読み込ませる
外付けHDDから音楽をiTunesに読み込ませる手順を解説をします。
iTunesライブラリを選択する方法
外付けHDDにコピーをしたiTunesライブラリを読み込むにはiTunesでの設定が必要です。メディアファイルの場所の設定をすることで外付けHDDにコピーしたiTunesメディアを読み込むことができるようになります。
設定方法は、iTunesの環境設定を開きます。環境設定から詳細をクリックします。詳細をクリックするとiTunesメディアファイルの場所という項目があるので、その右側にある変更をクリックします。
外付けHDDを接続した状態で変更をクリックすると、外付けHDDも選択することができます。未接続の状態だと設定ができないので気をつけましょう。
この設定を行う上での注意点ですが、常に外付けHDDが接続されているのであれば問題ありませんが、必要な時のみ接続をする場合は、通常時のメディアファイルの場所がないことになります。
この設定によってiTunesが期待通りの動作が行われない可能性があるので気をつけましょう。
iTunesライブラリをMacに復元する方法も解説をします。iTunesが起動した状態では行うことができませんので一度iTunesを終了します。
外付けHDDにコピーをした逆の手順で、Finderから外付けHDDを開き、通常のiTunesフォルダの場所にドラッグアンドドロップで戻すことができます。
内蔵ストレージからiTunesライブラリを削除する方法
外付けHDDにiTunesメディアをコピーしたら、MacのストレージからはiTunesフォルダを削除しても問題はありません。
削除の方法は、iTunesフォルダを確認した手順と同様にiTunesフォルダを表示させ、ゴミ箱に入れるをクリックします。
Macから完全に削除する場合は、ゴミ箱を開き、空にするをクリックすると削除が行えます。
ストレージを空けるためでないのであれば、エラー等でiTunesが通常通りの動作をしない可能性も考えられるのでできる限り削除しないことをおすすめします。
Macのストレージを空けることが目的であれば、Macの機能と連動をしていないフォルダや書類をコピーして削除をすることをおすすめします。
上の項目でも解説をしましたが、iTunesメディアの場所は決まっているので、できる限り削除は行わずに残すようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?この記事を参考に外付けHDDへのiTunesライブラリの保存をおこなってみてください。
ここまで読んでいただき感謝致します。