Apple Watch SE(第2世代)をレビュー！初代/8/Ultraとの違いを比較

Apple Watchには、通常モデルとも言えるSeries 8、ハイスペックモデルのUltraの他に、安価で手軽に利用できるSEがあります。

Apple Watch SEはSeries 6と同じタイミングで第1世代(初代)が、第2世代がSeries 8とともに販売が開始されました。

Apple WatchのSeries 8などより安価に購入できるSEですが、Series 8などと比較するとやはり違いは存在しています。

Apple Watch SE(第2世代)のレビュー/評価としてはどういったものがあるのか、という点は購入前にになる点だと思いますので、それぞれ詳しく説明します。

Apple Watch SE(第2世代)は、Apple WatchのSeries18などとは違い、より求めやすい価格に収まる範囲で最大限の機能を詰め込んでリーズナブルなモデルです。

サイズに関しては、Apple Watch SE(第2世代)は、初代のApple Watch SE(第1世代)との違いはほとんどありません。

通常のApple Watchよりほんの少し小ぶりな画面サイズで、小さい方で画面サイズ40mm、少し大きい方で画面サイズは44mmの2種類です。

正確な全体サイズに関してもApple Watch SE(第1世代)とApple Watch SE(第2世代)に違いはなく、40mmの場合は40×34×10.7mm、44mmの場合は44×38×10.7mmになっています。画面のピクセル値や表示領域に関しても違いはありません。

ディスプレイサイズに関しては40mmは324×394px(759平方mm)、44mmは368×448px（表示領域は977平方ミリメートル)です。こちらはApple Watch SE(第1世代)と変わっていません。

なお、Apple Watch SE(第2世代)とApple Watch SE(第1世代)では重量は異なり、最新のApple Watch SE(第2世代)の方が少し軽いです。

Apple Watch SEには、Apple Watch SE単体で通信できるセルラーモデルと単体で通信できないGPSモデルがあります。Apple Watch SE(第2世代)は、セルラーモデルの場合40mmの方は27.8g、44mmの方は33gです。

GPSモデルのApple Watch SE(第2世代)は40mmが26.4g、44mmが32.9gとなっています。

Apple Watchは本体の素材も機種によって種類が異なります。Apple Watch SEの場合はアルミニウムの素材のものしかありません。

なお、Apple Watch SE(第2世代)とApple Watch SE(第1世代)ではそのアルミニウムのカラー、つまりApple Watch本体のカラーの種類は異なり、Apple Watch SE(第2世代)で選択できるカラーは「ミッドナイト」「スターライト」「シルバー」の3つです。

「ミッドナイト」は黒系統のカラー、「スターライト」は黄色がかった白系統のカラー、「シルバー」は言わずもがな銀色/シルバーカラーです。

Apple Watch SE(第2世代)は、通常のApple Watchと違い、リーズナブルなモデルということで機能は削減されています。そのぶん重量が軽減されているため、装着感は軽いという印象を受けるレビュー/評価が多いです。

身軽にApple Watchを利用したい、動作の妨げやストレスになるようなものは避けたい人にはApple Watch SE(第2世代)が選ばれています。

なお、充電時間やバッテリー持ちに関しては、通常のApple Watchと違いデメリットと感じる人もいます。

充電時間は、Apple Watch SE(第2世代)自体が急速充電に対応していないということもあって、フル充電には2時間以上の時間が必要です。急いでフル充電したいという人には遅いというレビュー/評価はあります。

フル充電からのバッテリー持ちは最大で18時間とされています。このバッテリー持ちはApple Watch SE(第1世代)や同時期に発売されたApple Watch 8と同じです。

バッテリー持ちを上げるために低電力モードというものもありますので、通常のApple Watch同様バッテリー持ちをよくするための工夫は必要ということは変わりません。

気になるApple Watch SE(第2世代)の機能やスペックのレビュー/評価も確認していきます。Apple Watch SE(第2世代)は、通常のApple Watchより機能が削減されていることもあり、スペックとしては劣るというのが事実です。

その点を理解して買ったかどうかでレビュー/評価は変わるものの、そのあたりを理解していた人は比較的高評価のレビューをしているという印象です。

具体的にどういったスペックがあるのかですが、Apple Watch SE(第2世代)は通常のApple Watchの、Apple Payなどでの支払いやiPhoneのロック解除機能などといった基本的な機能に関しては搭載されています。

セルラーかGPSかで異なってくる部分もありますので、スペックに関しては、GPSモデルのApple Watch SE(第2世代)の場合近くにiPhoneを置いて接続している状態であることを前提に説明します。

まず、ディスプレイに関しては通常のApple Watchと同じで、異なる可能性があるのはディスプレイのガラスの素材がIon-Xガラスであるという部分です。

Apple Watch SE(第2世代)はセルラーかGPSかに関わらずIon-Xガラスが利用されています。強度はあると言っても割れることはあるため、フィルムを貼って保護しているというレビューも少なくありません。

Apple Watch SE(第2世代)の頭脳部分と言えるCPU/プロセッサはApple Watch 8やApple Watch Ultraと同じ「S8 Sip」が利用されています。Apple Watch SE(第1世代)より速度は20%ほど上昇しています。

ヘルスケア方面では、Apple Watch SE(第2世代)でも引き続き心拍数測定機能や転倒事故検出機能は搭載されています。Apple Watch SE(第2世代)では加速度センサーが追加されたことで衝突事故検出機能も追加されました。

睡眠時間なども測定してくれますが、血中酸素濃度測定機能や皮膚温センサーは非搭載なので、ヘルスケア方面を重視してApple Watch SE(第2世代)を利用する場合には不足を感じるスペックにはなっています。

Apple Watch SEと通常のApple Watchの違いとして認識されるうちの1つである画面の常時表示機能はApple Watch SE(第2世代)になっても搭載はされていません。

Apple Watch SE(第2世代)は、LINEやInstagramなどのアプリ通知は通常通り受け取ることができます。通知とは少し違いますが、音楽/動画といったiPhoneで再生しているメディアの操作もApple Watchから可能です。

iPhoneに届く、または利用しているアプリの通知や操作はできるものも多いため、Apple Watchの利用初心者の人にもおすすめできるというレビュー/評価が多いです。

Apple Watch SE(第2世代)の文字入力は、従来どおり音声入力が主体となります。Apple Watchの方でキーボード入力することはApple Watch SE(第2世代)ではできませんので、文字入力という点では使いづらいと感じるレビュー/評価はあります。

Apple Watch SE(第1世代)の耐水性能は通常のApple Watchと同じです。Apple Watch SE(第2世代)も同じくで、50mの耐水があるため、プールなどの浅い水の中でも利用可能です。

Apple Watch SE(第2世代)はBluetoothに対応しているため、AirPodsなどとの接続も可能です。

iPhoneとペアリング済みの端末であれば簡単にApple Watch SE(第2世代)と接続できますし、iPhoneでの音楽などの再生時と同様に停止やスキップなどといった操作もApple Watch SE(第2世代)からできます。

Apple Watchの楽しみの1つといえば文字盤の変更、という人も少なくありません。Apple Watch SE(第2世代)で設定できる文字盤デザインも多岐にわたり、静止画のほか画面上で動く文字盤デザインも豊富にあります。

バンドのデザインに合わせて有名な時計メーカーを模した時計風にすることもできますので、文字盤だけでもおしゃれに楽しむことができるため、通常のApple Watch共々レビュー/評価も高いです。

デザイン性の方面では、バンドの交換に関しても多く触れられます。Apple Watch SE(第2世代)でもバンドの交換は可能で、Apple純正品だけでなく、それ以外のサードパーティ性のバンドも多く販売されています。

Apple Watch SE(第2世代)で利用できるバンドの材質も、シリコン、革、ナイロンなどいろいろな種類があり、それによってApple Watch SE(第2世代)全体の雰囲気も変わります。

Apple Watch SE(第2世代)のカラーに合わせる、カラーとは違ったものにするなど、カラーを変更するだけでもまた雰囲気が変わりますので、そちらも一緒に検討してみましょう。

なお、Apple Watch SE(第2世代)のバンド交換方法は簡単で、Apple Watch SE(第2世代)の裏側にあるバンド取り外しボタンを押して、横にバンドを引き出します。

取り付けたいバンドをApple Watch SE(第2世代)を差し込み、カチッと音が鳴る部分までスライドさせれば取り付け完了です。

前述したようにApple Watch SE(第2世代)にはGPSモデルとセルラーモデルがあります。GPSモデルはApple Watch SE(第2世代)単体でのネット接続ができないため、iPhoneを常時所持している必要があります。

セルラーモデルはApple Watch SE(第2世代)単体でネットワーク接続できるため、iPhoneを所持していなくても利用できます。

どちらがいいかと言うのは利用方法によって異なってきますが、iPhoneを持って常に移動する場合や、Apple Watch SE(第2世代)とiPhoneを一緒に持ち歩かない想定がないのであればGPSモデルで十分です。

セルラーモデルがApple Watch SE(第2世代)単体で利用できる機能は、iPhoneを一緒に持っていればできる機能ばかりですので、自身がApple Watch SE(第2世代)単体で利用したいかどうかを判断基準にしてみましょう。

ちなみに、iPhoneを一緒に持ち歩くという人からすると、GPSモデルでも問題ないというレビュー/評価は多いです。

さて、そんなApple Watch SE(第2世代)は、同時にApple Watch 8やApple Watch Ultraも発売されています。

そういったApple Watch SE(第2世代)の同期2つと、Apple Watch SE(第1世代)ではどういった違いがあるのかという点を比較していきます。

前述したApple Watch SE(第2世代)の評価/レビューと重複する部分もありますが、こちらではそれぞれの比較を中心に説明します。

まずはApple Watch SE(第2世代)とApple Watch SE(初代/第1世代)、Apple Watch 8、Apple Watch Ultraのサイズや重量の比較です。

Apple Watch SE(第2世代)はApple Watch SE(第1世代)より軽量化されており、Apple Watch 8やApple Watch Ultraと比較しても軽いことは一目瞭然です。

ただし、ディスプレイや全体のサイズはApple Watch SE(第2世代)もApple Watch SE(第1世代)も違いはなく、Apple Watch 8やApple Watch Ultraよりも画面領域は小さいです。

デザイン面は、Apple Watch SE(第2世代)やApple Watch SE(第1世代)はアルミオンリーです。Apple Watch 8はアルミとステンから選ぶことができます。Hermesはステンのみです。Apple Watch Ultraはチタンのみとなっています。

カラーに関しては、Apple Watch SE(第2世代)はApple Watch SE(第1世代)のカラーでスペースグレイとゴールドがなくなり、代わりにミッドナイトとスターライトが増えました。

Apple Watch 8のアルミは、Apple Watch SE(第2世代)と同じカラーに加え赤色も存在しています。ステンはまた少し違うカラーなので、このカラーの面でApple Watch SE(第2世代)を選択しない人もいます。Apple Watch Ultraはカラーの選択の余地はありません。

Apple Watch SE(第2世代)は、やはり軽量化されているということもあって身軽に利用できると評価も高いです。

Apple Watch 8やApple Watch Ultraは中身のスペックなどが異なるぶん重量も違い、Apple Watch Ultraに至ってはApple Watch SE(第2世代)の倍くらいの重さですので、場合によってはその重量/サイズ部分が気になるという評価もあります。

充電時間は、Apple Watch SEはすべて急速充電に対応していないためやはり遅めです。Apple Watch 8やApple Watch Ultraはは急速充電に対応しているため、Apple Watch SE(第2世代)よりは充電時間は短いです。

バッテリー持ちに関してはApple Watch Ultraはハイスペックということもあってかなりのバッテリー持ちになりますが、Apple Watch 8とApple Watch SE(第2世代)などにはバッテリー持ちに関しての差はありません。

バッテリー持ちという観点だけ見た場合、丸一日というバッテリー持ちを求めさえしなければApple Watch SE(第2世代)でもApple Watch 8でも問題ないでしょう。

Apple Watch SE(第2世代)はリーズナブルである分、スペックは削られています。Apple Watch SE(第1世代)も同様です。

そのため、Apple Watch 8やApple Watch Ultraとではできること・できないことがはっきりしています。

とは言えよほどの基本的な機能はApple Watch SE(第2世代)もそれ以外も変わりはないため、高スペックを求めさえしなければApple Watch SE(第2世代)でも十分であることはうかがえるでしょう。

このご時世血中酸素濃度の測定や心電図などの健康管理、皮膚温センサーで月経周期などの予測機能の利用をしたいという要な場合はApple Watch SE(第2世代)ではスペック不足なので、Apple Watch 8などがおすすめです。

アプリ通知はApple Watch SE(第2世代)でもその他のApple Watch機種でも変わりません。LINEなどの通知も受け取ることができますので、通知設定ができていれば問題なく使えます。

文字入力は、Apple Watch SEはどちらも主な入力方法は音声入力です。Apple Watch SE(第2世代)と同時に発売したApple Watch 8やApple Watch Ultraはキーボード入力への対応がされています。

Apple Watch単体で利用したい場合はApple Watch SE(第2世代)ではなくApple Watch 8やApple Watch Ultraを選択することも多いです。

防水/耐水性能はApple Watch Ultraがハイスペック端末で軍を抜いているだけで、基本的なApple Watchの耐水性能は50mと変わりありません。

AirPodsとの接続も、Apple Watch SE(第2世代)に限らずすべての端末がBluetooth対応していますので問題なく接続できます。

文字盤デザインの種類はApple Watch SE(第2世代)もそれ以外のApple Watchも豊富に存在しています。

Apple Watch SE(第2世代)のバンド交換方法は前述しましたが、Apple Watch SE(第1世代)やApple Watch 8、Apple Watch Ultraもバンドの交換方法は大きく変わりません。前述したApple Watch SE(第2世代)の方法を参照して利用してください。

Apple Watch SE(第2世代)は、基本的な機能は通常のApple Watchと同じで、軽量化されたリーズナブルなApple Watchです。初心者でも扱いやすいですので、この記事を参考にチェックしてみてください。