2021年07月29日更新
SNSとは?種類や仕組み・SMSとの違いも詳しく解説
LINEやInstagramなどのSNSを使っている方は多いと思いますが、SNSとは何の言葉の略称かご存知でしょうか?本記事では、SNSとはどういう意味なのか、何の略称なのか、また、SNSにはどのような種類があるのかについて解説いたします。
目次
SNSとは何?
初めに、SNSとは何かについて説明いたします。SNSとは、インターネット上で情報を発信、共有、拡散し、登録されたユーザー同士で交流することができるWebサービスの総称のことです。
自分の趣味・嗜好を発信することにより、同じ趣味・嗜好を持った人と新たな交友関係を構築することができます。
SNSでできること
具体的に、SNSでどのようなことができるのかを説明いたします。SNSには様々な種類があり、それぞれ独自の機能が搭載されいますが、以下の5つの基本的な機能は共通して搭載されています。
- プロフィールの公開
- 文章・画像の公開
- コメント・いいねをつける
- 個人間でのメッセージのやり取り
- グループを作る
プロフィール公開機能とは、名前(Facebookは実名登録)や年齢、出身地などの基本的なプロフィールや、趣味・嗜好などをプロフィールとして登録し、公開することができる機能です。Facebookは、特にこのプロフィール機能が充実しています。
文章や画像の公開機能とは、文章(短文が多い)・画像を公開し、共有することができる機能です。Instagramは、特に画像公開機能がメインとなっており、他のSNSと違い文章のみを公開することはできず、画像と文章セットで公開するSNSとなっています。
コメント・いいね機能とは、他のユーザーが公開した文章や画像に対して、コメントを送ったり「いいね」を付けたりすることができる機能です。
個人間でのメッセージ機能とは、第三者に見られることなく、個人間でメッセージのやり取りをすることができる機能です。この機能は、自分が承認したユーザーとのみ利用することができる場合が多いです。
グループ作成機能とは、共通の趣味・嗜好を持ったユーザーたちとグループを作り、グループ間でメッセージのやり取りをしたり情報を共有したりと、交流を楽しむことができる機能です。
過去には、mixiがこのグループ作成機能が充実していましたが、現在はFacebookもグループ作成機能が充実しています。
具体的に、SNSでどのようなことができるのかの説明は以上です。
SNSって何の略称?
前章で、SNSとはどのようなものなのか、できることは何かについて説明させていただきましたが、続いて、「SNS」とは何の略称なのかについて説明いたします。
SNSはソーシャルネットワーキングサービスの略称
「SNS」とは、「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略称です。
Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)のSocial(ソーシャル)は「社会的な」、Networking(ネットワーキング)は「繋がり・人脈」という意味です。
そのため、ソーシャルネットワーキングサービスとは、直訳すると、「社会的なつながりを提供するサービス」という意味になります。
SNSとSMSの違いは何?
「SNS」と混同されやすい言葉に「SMS」という言葉があります。本章では、「SNS」と「SMS」の違いについて説明いたします。
前述した通り、「SNS」とは「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略称で、インターネット上で情報を発信、共有、拡散し、登録されたユーザー同士で交流することができるWebサービスの総称のことを指します。
具体的には、TwitterやInstagram、LINEなどがあります。
それに対し、「SMS」とは「Short Message Service(ショートメッセージサービス)」の略称で、電話番号を宛先にし、携帯電話同士でメッセージのやり取りができるサービスのことを指します。
「Eメール」はメールアドレスを宛先にするのに対し、SMSは電話番号を宛先にするという違いがあります。auではSMSのことを、Cメールとも呼んでいます。
「SNS」と「SMS」は言葉は似ていますが、実際は全く異なるサービスのことなのです。「SNS」と「SMS」の違いについての説明は以上です。
SNSの種類はどんなのがあるの?
SNS(ソーシャルネットワークサービス)には、どのような種類があるのか、それぞれ利用しているユーザー層の違いや、機能・仕組みの違い、他のSNSとの違いなどについて紹介いたします。
今では立派なSNS!LINE
本記事で紹介させていただくSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の種類1つ目は、「LINE」です。
LINEとは、ユーザー同士で無料でチャット、音声通話、ビデオ通話などができるSNSアプリです。LINEは、ネイバー株式会社傘下の、LINE株式会社が開発・提供しています。
LINEのユーザー層は、男女や年代で特に偏りはなく、老若男女問わず幅広い年代で使用されています。LINEは、スタンプ使ったチャット機能が特徴です。また、グループ作成機能も充実しています。
個人間でのチャットや音声通話、ビデオ通話はもちろん、作成したグループでのチャット、グループ通話、グループビデオ通話も利用することができます。
他のSNSと違い、着せ替え機能などを使い、自分好みにカスタマイズすることもできます。また、家族や友人といった比較的親しい間柄でのコミュニケーションに利用されているという点もLINEの特徴です。
LINEは、インターネット上で情報を発信、共有、拡散するといった目的ではなく、どちらかというとSMSのような機能として使用される場合が多いです。そのため、TwitterやInstagramなどと違い、本名で登録している場合が多いです。LINEの紹介は以上です。
短い文で投稿出来る手軽さで人気!Twitter
本記事で紹介させていただくSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の種類2つ目は、「Twitter」です。Twitterとは、「ツイート」と呼ばれる140文字以内の短文や画像を投稿し、情報を発信、共有、拡散することができるSNSアプリです。
Twitterは、アメリカのサンフランシスコに本社を置くTwitter, Inc.が開発・提供しています。
Twitterのユーザー層は、20代を中心とした若年層で、男女では特に偏りはありません。Twitterは、「ツイート」と呼ばれるが短文投稿機能が特徴です。
また、他人のツイートをコピー・転載できる「リツイート」と呼ばれる機能があり、簡単に情報を共有・拡散することができます。
知人や好きな芸能人、また同じ趣味・嗜好を持った人を「フォロー」するといった機能もあります。フォローしたユーザーたちのツイートは、自分のタイムラインに表示されるといった仕組みです。自分をフォローしているユーザーを「フォロワー」と呼びます。
LINEと違い、SMSのような機能として利用されることは稀で、主に情報を発信、共有、拡散することを目的として利用される場合が多いです。
しかし、「DM(ダイレクトメッセージ)」と呼ばれる機能があるため、第三者に見られることなく、個人間でメッセージのやり取りをすることも可能です。Twitterの紹介は以上です。
実名登録が推奨された!Facebook
本記事で紹介させていただくSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の種類3つ目は、「Facebook」です。Facebookとは、文章や画像を投稿したり、他のユーザーが投稿したものに対してコメントしたりすることができるSNSアプリです。
Facebookは、アメリカのサメンローパークに本社を置く、アメリカの主要なIT企業Facebook, Inc.が開発・提供しています。
Facebookのユーザー層は、30代から40代を中心とした中年層で、男女では特に偏りはありません。Facebookは、原則実名で登録しなければならないという特徴があります。
Facebookも、TwitterやInstagramと同様「フォロー・フォロワー」機能が搭載されていますが、原則実名登録であるため、TwitterやInstagramと違い、比較的親しい間柄同士でフォローし合う場合が多いです。
また、原則実名登録であるため、知人を見つけやすいという特徴もあります。さらに、Facebookは世界最大のSNSであるため、海外のユーザーも多かったり、ビジネス面で利用されることも多いといった特徴があります。
Twitterと似通った機能も多いですが、Facebookは原則実名登録である点、Twitterの文字数制限が140字であるのに対し、Facebookは60,000文字以上という点が、Twitterと大きく異なるところです。Facebookの紹介は以上です。
写真をメインにして大ヒット!Instagram
本記事で紹介させていただくSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の種類4つ目は、「Instagram」です。
Instagramとは、画像や動画を文章とセットで投稿し、情報を発信、共有、拡散することができるSNSアプリで、省略して「インスタ」とも呼ばれています。
Instagramは、Instagram, LLC開発元ですが、2012年にFacebookに買収されました。しかし、買収以降も独立して運営されています。
Instagramのユーザー層は、20代から30代を中心とした若年層で、特に女性のユーザーが多いです。
Instagramは、他のSNSと違い、文章のみを投稿することはできず、画像とセットで投稿する仕組みになっているため、画像がメインとなっているという特徴があります。
オシャレな画像や、凝った加工をした画像は「インスタ映え」と呼ばれ、この言葉は、2017年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされ、年間大賞にも選ばれました。
Instagramも、TwitterやFacebookと同様「フォロー・フォロワー」機能が搭載されています。特にフォロワー数が多く影響力の強いユーザーは、「インスタグラマー」と呼ばれ、企業から依頼され、商品を宣伝し報酬を得ることを職業とされている方もいます。
また、投稿する際や検索する際に「#(ハッシュタグ)」を付ける点も、Instagramの大きな特徴です。Instagramの紹介は以上です。
日本では爆発的にヒットしていた!mixi
本記事で紹介させていただくSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の種類5つ目は、「mixi」です。
mixiとは、自分の趣味・嗜好に合ったコミュニティに参加し、コミュニティ内で好きなことを共有することができるSNSアプリです。mixiは、株式会社ミクシィが開発・提供しています。
mixiは、FacebookやTwitterが普及する前、2007年頃に流行していたSNSアプリです。mixiは、他のSNSと違い、ユーザーからの招待で加入することができる招待制のサービスです。
mixiには、日記機能や「マイミク」と呼ばれる機能があります。「マイミク」とは、TwitterやInstagramの「フォロー・フォロワー」機能のようなもので、他のユーザーと互いに「友人」関係の登録を行うことを指します。
また、共通の趣味・嗜好を持ったユーザーたちとグループを作り、グループ間でメッセージのやり取りをしたり情報を共有したりと、交流を楽しむことができるグループ作成機能が充実しています。mixiの説明は以上です。
若者の間で大人気!TikTok
本記事で紹介させていただくSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の種類6つ目は、「TikTok」です。TikTokとは、5~15秒程度の短い動画を共有できるSNSアプリです。TikTokは、中国のメディア企業Bytedanceが開発・提供しています。
TikTokの日本のユーザー層は、10代から20代を中心とした若年層ですが、中国国内では最大のユーザー数を誇るSNSアプリです。
TikTokは、2018年第1四半期に世界中で最も多くダウンロードされたアプリで、2018年のユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。
TikTokに投稿される動画は5秒~15秒程度の長さで、動画のバックには音楽が流れているという特徴があります。その音楽に合わせて動いたりポーズを決めたりします。
人気曲では、動きやポーズがテンプレート化されることも多く、多数のユーザーが似ている動画を投稿することも多くなっています。Instagramの様に、様々な画像を投稿するのではなく、似通った動画が投稿されることが多いこともTikTokの特徴です。
また、Instagramは画像メインのSNSであるのに対し、TikTokは動画メインのSNSであるという違いがあります。TikTokの説明は以上です。
SNSの使い方は?
基本となるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の使い方について説明いたします。SNSには様々な種類があり、それぞれ独自の使い方もありますが、登録の仕方など、基本的な使い方は共通しています。
基本的には登録制で利用する仕組み
基本的なSNSの使い方として、SNSに登録する方法について説明いたします。SNSは、mixiのような招待制の例を除いて、ほとんどが登録制で利用する仕組みになっています。
登録制とは、会員情報を登録し、アカウントを作成・取得することで、SNSを始めることができるという仕組みのことです。
会員情報とは、具体的に、会員IDや、パスワード、メールアドレス、電話番号などを指します。登録制は、誰でも簡単にSNSを始められるというメリットがありますが、複数のIDを取得することが可能であるといったデメリットもあります。
反対に、紹介制とは、既にそのSNSの会員であるユーザーから招待を受けて登録するという仕組みのことです。招待制は、SNSの健全性が保たれやすいというメリットがありますが、会員数が伸びにくいというデメリットがあります。
多くのサービスがメールアドレスだけで登録できる
前述した通り、登録制でSNSを始める際、会員情報を登録し、アカウントを作成・取得することで、SNSを始めることができます。
会員情報とは、具体的に、会員IDや、パスワード、メールアドレス、電話番号などを指しますが、多くのSNSはメールアドレスのみで登録が可能です。
登録したメールアドレスにメールが送られ、そのメールに記載されているURLをクリックすることで、承認され登録完了となる場合が多いです。その際、パスワードを設定することも多くあります。
しかし、複数のID取得を防止するために、携帯の電話番号を登録することでアカウントを作成・取得することができる仕組みになっているSNSもあります。具体的な例を挙げると、LINEが電話番号を登録する仕組みとなっているSNSです。
LINEは、Facebookによるアカウント認証を利用すれば電話番号なしでも登録することはできますが、機種変更時などの引き継ぎができなかったり、LINEスタンプの購入ができなかったりするため、原則電話番号を登録する仕組みとなっています。
基本となるSNSの使い方の説明は以上です。
SNSの種類や使い方について説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?SNSは、自分の趣味・嗜好を発信することにより、同じ趣味・嗜好を持った人と新たな交友関係を構築することができます。
気になった方は、自分の目的に合ったSNSを正しく使い、新たな交友関係を築いてみてください。