2019年02月28日更新
「SNS広告」のメリットや特徴は?SNS広告活用の基本
皆さんはSNS広告というのを聞いたことありますか?広告収入なのかなー…。と思いますよね。一般企業ではない人でもSNS広告を活用することはできるのでしょうか。そこで今回はSNSのメリットや活用方法などについてご紹介します。
目次
- 1SNS広告とは?
- ・Facebook/Instagram/Twitterなどで掲載される広告
- ・SNS広告とWeb広告の違い
- 2SNS広告のメリットや特徴は?
- ・正確なターゲティングが可能
- ・SNS広告の効果と費用
- 3各SNSに掲載される広告のメリット/デメリット
- ・Intagram
- ・LINE広告
- 4SNS広告活用の基本
- ・運用と広告の違い
- ・各SNS広告の使い分けの基本
- 5SNS広告の活用事例
- ・モスバーガー
- ・ゼクシィ
- ・パスワード-もっと強くキミを守りたい-
- ・プラズマ乳酸菌SPECIAL STUDENT
- ・日清食品「アクマのキムラー」
- ・「ぜんぶ雪のせいだ。」
- ・コカコーラ
- ・合わせて読みたい!広告に関する記事一覧
SNS広告とは?
なぜ近年ではSNS広告が注目され始めているのでしょうか。SNS広告とは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、主にFacebook、Twitter、InstagramなどがメインのSNSツールです。
ここでは、そんなSNS広告を利用することによるそれぞれのSNSの特徴を踏まえてメリットやデメリットと、どのような効果を得られるかを詳しく紹介します。
Facebook/Instagram/Twitterなどで掲載される広告
SNS広告は、ユーザーのタイムライン上に広告を表示させられるという特徴を持っています。もちろん、検索結果やハッシュタグを通じた能動的なユーザーに向けたSNSの広告出稿も可能ですが、あくまで通常のタイムラインを流し見る中に表示されます。
つまり自然とSNSに広告を溶け込ませることができるのがSNS広告の特徴です。そのため、何らかの悩み解決や情報を探しているユーザーではなく、何気なくSNSを利用しているユーザー、つまり潜在層へのアプローチに適しているのです。
SNS広告とWeb広告の違い
ウェブ広告では主にアドネットワーク、リスティングの二つの広告があります。この2つのウェブ広告についての解説をし、SNS広告とどのように違うのかを紹介します。アドネットワークは、ウェブサイトやアプリに広告枠を設けます。
そしてその設けた広告のそのスペースを利用して広告を表示するものです。この広告ではピンポイントでのリーチはできないものの、ユーザーの検索情報や基礎情報をもとに配信を行うため、そのウェブサイトへの訪問者に対して適したものを表示させられます。
リスティングは、検索連動型広告と呼ばれ、ユーザーの検索したキーワードに合わせて表示される仕組みになっています。関連性の高いキーワードに表示させることができるため、自社サイトへの誘導しやすいという強みがあります。
SNS広告のメリットや特徴は?
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSの利用者からしたら意外とSNS広告というのは邪魔には感じません。特徴としては自然にSNSのタイムラインFacebook、Instagramに表示されるのが自然なので誰かの投稿と勘違いするくらいの特徴です。
あからさまに広告の表示がされているサイトなども目にしますが、SNS(FacebookやInstagram、Twitter)ではほとんど見かけません。そこでここではSNS広告の特徴を踏まえてメリットやデメリットも紹介したいと思います。
正確なターゲティングが可能
SNS広告の最大の特徴というのは、正確なターゲティングを行うことができることです。その理由は、SNSを利用するユーザーは、自分の基本的なプロフィール(年齢や居住場所や趣味)を記載するため、その情報に合わせてターゲティングが可能にです。
つまりSNSによっても年齢層が変わるのでSNSによっても広告の特徴があるのではないかと思います。
SNS広告の効果と費用
web広告がある中で、一体なぜSNS広告が注目されるようになったのでしょうか。それはSNS広告ではウェブ広告とは違った訴求効果を発揮してくれます。SNS広告では、ユーザーの登録している基礎情報に合わせて広告の配信が可能でありますよね。
つまり狙ったターゲット層に広告を届けやすいという強みがあります。また、スマートフォンの普及によりSNSの利用者が増えたのも事実です。よりweb広告よりもターゲットが絞り込みやすいので効果も見られやすいのでしょう。
各SNSに掲載される広告のメリット/デメリット
今ではSNSの利用が急増しているといっても過言ではないでしょう。スマートフォンの普及というのもあるかと思いますが、手軽で簡単に操作できるというアプリということで幅広い年代からビジネスやプライベートまで利用者が多いのが現実です。
ここではSNSの代表でもある、Facebook、Instagram、Twitter、LINEの4つの特徴を踏まえた上でSNS広告の活用方法やメリットやデメリットなどを簡単にご紹介したいと思います。
Facebookは基本的に実名登録となっており、ユーザーの居住地域、年齢、性別、言語などを登録するため(公開や非公開設定などの基本設定はおこなえる)、配信設定を絞り込むことによって、よりターゲティング精度が高めることができます。
ターゲットを絞り込み配信設定を絞り込むことで無駄な労力などを必要としないというのもいい活用方法ですね。
メリット
Facebookに表示されるSNS広告のメリットは、上記のようにターゲット項目が非常に細かく設定できることによって、適切なユーザーに広告を配信できます。また、web広告と比較して少額から広告配信を開始でき、広告の停止や再開も簡単に行えます。
デメリット
Facebook広告のデメリットは、Facebookの閲覧権限というのはFacebookい登録しているユーザーに限られています。つまり広告はFacebook内のみでの配信なため、Facebookユーザーでない人たちへのリーチには向いていません。
また、タイムライン流動性が高く、仕様の変更などもあるため、細かな運用が必要や適応の活用の基本が必要です。
Intagram
Instagram広告は、Facebook広告とほぼ同様に広告を出稿するできます。なぜなら、InstagramはFacebookの傘下のサービスであり、同一の管理画面からキャンペーン設計が行えるためです。画像投稿SNSのタイムラインに広告を出稿できます。
そのため、その他のSNS広告やリスティング広告とくらべて視覚的な訴求を行いやすい商材と相性が良いという特徴があります。画像を掲載する広告としてディスプレイ広告もあります。これは検索キーワードを元に表示される広告でもあります。
つまりタイムラインに表示させられるInstagram広告では潜在層・顕在層と訴求できるターゲットが異なります。
メリット
InstagramのSNS広告はユーザーの視覚に対して、強いインパクトを与えやすいのが特徴的です。若い女性をターゲットとした商材と利用者層とのマッチング性が高いのです。もちろんそれはインスタグラマーに女性が多いからいえるでしょう。
商材をおしゃれなものにすることで、インスタグラマーが取り上げてくれるため、広告のブランドイメージを上げやすいというメリットがあります。インスタグラマーさんを利用する活用方法が基本ですね。
デメリット
Instagramの利用者は大半が10代~30代です。ターゲットとして40代~60代向けのプロモーションには、向かないというデメリットがあります。また、BtoB向けのプロモーションとの相性が好ましくないともいえるでしょう。
確かに利用者というのは男性も女性もともに、若年層に人気があります。インスタグラマーさんも若い方がほとんどですよね。それだけではなく、展開するビジネスにもよりますが、コンバージョンに大きな差が出やすいというのもデメリットの一つです。
Twitterでは、Facebookのように実名登録がルールとなっておらず、幅広い年齢が利用していることもあり、ニッチユーザーへのターゲティングに優れています。特に学生や若い男女の利用が多いこともあり、10代20代へのターゲティングに有効です。
メリット
Twitterはタイムラインに流れてくる情報がリアルタイムであるため、ユーザーの声が拾いやすいという強みがあります。そのため、ユーザー同士のリツイートによって短期間で急激な拡散をする可能性もあります。リツイートを活用するのが基本です。
デメリット
Twitterのデメリットは、ツイートが保存されてしまうため、リツイートされたものを消すことができない点にあります。Twitterは一度つぶやくと情報の修正を行うことができないため、事前によく確認してからつぶやく必要があります。
LINE広告
2016年6月に登場した4つのSNS広告の中でも最も新しいSNS広告です。LINEの特徴は他のSNSに比べ国内ユーザー数が最も多く、老若男女問わず幅広い年代に使用されています。また日常的に家族・友人間でのコミュニケーションツールアプリです。
そのためアクティブ率が高く広告も閲覧する機会が多いと言えます。
メリット
LINEの広告としては他のSNS広告よりもターゲットに関して言えば幅広い年代に向けた広告を作成することができます。なぜならばLINEは友人や家族、会社の同僚などとのコミュニケーションツールとして利用されているからです。
そのため利用者も幅広い年代に向けたものを用意することができます。また日常的に使うSNSアプリなので目に留まれば見られることが多いでしょう。
デメリット
デメリットとしては幅広い年代だからこそ色んな広告を用意しなければいけません。また、年齢が高いほどあまり広告に興味を示すことがなくなりクリックする頻度も減っていきます。ターゲットが絞りずらいというのも裏目に出てデメリットです。
企業に聞いた”今、最も注力したい広告とは?”
BtoC企業のマーケティング担当者に、「2018年に予算を増額したいweb広告は何ですか?」とアンケートした結果によると、「Instagram広告 34.6%」が1位、「リスティング広告 33.3%」が2位、「Twitter広告 31%」が3位です。
4位が「Facebook広告 30.4%」、さらに5位に「ネイティブ広告 30%」となっています。Instagramの視覚的効果にはどんどん活用できる事例があるかもしれませんね。
SNS広告活用の基本
そんなSNS広告ですが基本はどのようなことでしょうか。SNS広告というワードを初めて聞く方にもわかりやすくここではSNS広告の基本や活用方法についてご説明いたします。
運用と広告の違い
SNSでは、通常のアカウントの投稿などを行う運用と、広告運用の2種類があります。どちらも投稿をタイムラインに表示させるという点では同じですが、広告出稿をする場合、通常の運用と広告ではどのような違いがあるのでしょうか。
SNSの通常運用の場合、Facebookの場合は自社のFacebookページに『いいね』や『フォロー』をしたユーザー、Twitterの場合はTwitterアカウントのフォロワーに表示されます。そして、投稿をみたユーザーによって拡散が広がるという性質があります。
SNS広告の場合、ユーザー属性や居住地、趣味嗜好などに合わせてターゲティングでき、自社の広告とマッチするユーザーのタイムラインに広告を表示させられるのです。
つまり、フォロワーの獲得や、拡散を狙わなくともSNS広告を用いることで、ターゲットしたユーザーに自社の投稿を表示させられるのです。運用の目的が異なります。
リスティング広告との違い
リスティング広告は、検索結果に表示される広告です。そのため、ユーザーは能動的に検索という行為を通じて広告に接触することになります。それは、『悩み』の場合もあれば『商品名を指名でリサーチ』している場合もあります。
必然的に何らかの解決策や情報を期待して検索していることが多くなるため、顕在層に向けた広告出稿に向いているネット媒体上の基本の広告と言えるでしょう。
各SNS広告の使い分けの基本
『SNS広告』はリスティング広告と同様、運用型広告である。そのため、リアルタイムに、広告を適切なタイミングで運用することが重要でもあります。30代~40代にかけてアピールするならFacebook、視覚的にアピールするならInstagram広告でしょう。
また基本的に10代〜20代に向けてアピールするならTwitterやInstagramというように、ユーザーの傾向を理解し、訴求しやすいターゲットの違いを把握し、SNS広告に取り組む必要があります。
SNS広告の活用事例
ではSNS広告の活用事例はどのようなものが基本でありどのようなものがあるのでしょうか?ここでは爆発的にヒットしたSNS広告の活用事例をご紹介します。
モスバーガー
モスバーガーの成功事例ですが若年層からの利用促進のためFacebook動画広告を実施しました。年齢・興味関心でのターゲティングと新規顧客への配信を行い動画再生回数は152万回に及び、実施前と売り上げ件数比較は1.3倍という効果をもたらしました。
ゼクシィ
ゼクシィの潜在利用者層とInstagramの利用者層の相性の良さに注目し、Instagram内のストーリーズ広告を採用しました。アプリのインストールや関連イベントの予約の促進のため広告活動を行い、またストーリーズからアプリストアへユーザーを誘導しました。
すると広告導入後のアクション数は2.1倍そしてアプリインストール数は3.1倍にも上りました。
パスワード-もっと強くキミを守りたい-
これはインターネットの世代でもある10代に向けたもので、『10代はパスワードに対する意識が低い』ということを受けて作られたものです。ターゲットは10代であるため、この年代が最も注目しやすい漫画で『青春ラブストーリー』の要素を入れ込みました。
「単純なパスワードは危険」「パスワードは大切に」といったメッセージをキャラクターのセリフにしています。看板広告ではありましたがターゲット層の興味関心が薄いものを、興味関心が強いものと掛け合わせがSNSで多くの人に投稿されて話題です。
プラズマ乳酸菌SPECIAL STUDENT
よくテレビをご覧になっている方はこのCMを目にしたことがあるかもしれません。各あるあるをレア度で示しており、最後にプラズマ乳酸菌も特別な存在だと紹介しています。どのあるあるも現役小学生だけでなく、大人も経験したことがあるものばかり。
『あるある=多くの人が共通して知っているネタ』を利用したという成功事例です。『乳酸菌』という子供に関連性の高い商品の宣伝というポイントからSNSで話題になり、小学生→大人(特に親世代)の商品購入を後押ししています。
日清食品「アクマのキムラー」
日清食品は、チキンラーメンの新商品『アクマのキムラー』の紹介動画をYouTubeで公開しています。動画の内容は、可愛らしいチキンラーメンのキャラクター『ひよこちゃん』が超人的なムキムキキャラに変身する、というユニークなSNS広告。
この動画だけでもインパクトはありますが、この動画がSNSで話題となったのは、Twitterで張った伏線が効果的に働いたためとも言えるでしょう。実は動画が公開される数日前、『ひよこちゃん』の公式Twitterアカウントで過激なツイートが。
その内容は「ひよこにチキンラーメンの宣伝をさせるとかどうかしてる」「茶番はもう終わりだ」など過激なツイートを連発。Twitterで「何か起こりそうだ」と思わせ、ひよこちゃんが悪魔に変身する『アクマのキムラー』を動画で発表したのです。
「ぜんぶ雪のせいだ。」
JRSKISKIでは若者層に人気の川口春奈さんと、人気のアーティストSEKAI NO OWARIのDJ LOVEさんを起用し、スキー旅行を促す広告「ぜんぶ雪のせいだ」を作成ました。
すでに大ブレイクしていた人気女優だけでなく、まったく同じアングルで若年層に人気のアーティストも使っています。川口春奈さんの可愛さと、DJ LOVEさんのおもしろさにギャップがあり、多くの人の注目を集めたのです。
また、「ぜんぶ雪のせいだ。」と言うキャッチコピーもSNSで話題に。「〇〇なのはぜんぶ雪のせいだ。」とキャッチコピーを使ったおもしろツイートも数多く投稿されています。すでに人気の女優と、ブレイク前アーティストのギャップを利用した広告。
日常的に使えてつぶやきたくなるキャッチコピーでもあり成功事例の秘密は、雪が多かった年にはTwitterなどでツイートされることも。
コカコーラ
コカ・コーラは2018年平昌冬季オリンピックの競技の後に、様々なパターンで楽しめる「綾瀬はるかとカンパイ」というCMを流しました。五輪の競技に合わせて綾瀬はるかさんがおしゃべりするよう、リアルタイムで作っているというかなり変わったCM。
同じCMで飽きることが多い中、これは視聴者も飽きることなく様々なパターンが楽しめるのです。話題の高い時事ネタとうまく絡ませており、一緒に番組を見ていたような気持ちになれるの2点がSNSでユーザーの心を掴んだ理由として挙げられます。
SNSでは綾瀬はるかさんと乾杯するためコカ・コーラを用意する人が出てくるなど反響があり成功事例として挙げてもいいでしょう。
SNS広告とはどういったものかわかりましたか?広告としては普通のようなCMであったりしますが成功事例を見てみると拡散方法が違いますよね。さらにそれぞれのSNSの特徴に絞っているので確かに成功事例を見ていても感じることがあります。
『ぜんぶ雪のせいだ。』というのもInstagramやストーリーなどで電車が遅延したときに使うユーザーも多かった事例もあります。