2019年06月21日更新
【初心者向け】Linuxのおすすめディストリビューションを紹介!
今回の記事では、初心者向けに紹介するLinuxのおすすめディストリビューションをご紹介していきます。Linuxのディストリビューションとはそもそも何かなど、初心者に向けて詳しく解説もおこなっていきます。ぜひ、詳細を確認しながらおすすめをご覧下さい。
目次
- 1Linuxのディストリビューションとは?
- ・様々な機能のソフトウェアを集めたもの
- ・Linuxディストリビューションのメリット
- 2Linuxの主要ディストリビューションの種類
- ・RedHat系
- ・Debian系
- ・Slackware系
- 3Linuxのディストリビューションの選び方
- ・まずは気軽な気持ちで使ってみる
- ・日本語環境の有無で選ぶ
- ・インストール後の使用感で選ぶ
- ・利用目的で選ぶ
- 4Linuxのおすすめディストリビューション〜仕事〜
- ・Ubuntu
- 5Linuxのおすすめディストリビューション〜サーバー〜
- ・CentOS
- ・Debian
- 6Linuxのおすすめディストリビューション〜デスクトップ〜
- ・Manjaro
- ・MX Linux
- ・openSUSE
- ・Zorin OS
- 7Linuxのおすすめディストリビューション〜プライベート〜
- ・elementary OS
- ・Linux Mint
- ・Fedora
- 8Linuxのおすすめディストリビューション〜学習〜
- ・Raspbian
- ・合わせて読みたい!おすすめソフトに関する記事一覧
Linuxのディストリビューションとは?
「Linux」を使おうとしてディストリビューションを調べると、さまざまな物が出てきます。結局、Linuxのどれが良いのかよく分からなかった…という経験はありませんか?
また、初心者からしたらそもそもLinuxのディストリビューションって何?」という点から始まるかもしれません。今回の記事では、初心者向けにLinuxの詳細を説明しながらおすすめのディストリビューションを紹介していきます。
初心者の方は、まず「Linuxのディストリビューション」についての詳細を下記項目で確認していきましょう。確認した上で、自分に合ったものをおすすめの中から探してみてください。
様々な機能のソフトウェアを集めたもの
Linuxのディストリビューションとは、「さまざまなソフトウェアを集めたもの」です。ディストリビューションとは、和訳すると「分布」「流通」といった意味を持っています。
Linuxは一種類だけではありません。多くの方が、独自のLinuxを作り出しておりその種類はさまざま。例えば、Googleの「Android」も作り出されたLinuxのひとつです。
主要となるLinuxにも種類(グループ)がありますので、主要のディストリビューションついては後の項目でご確認ください。まずはLinuxのディストリビューションを使用するメリットを確認しましょう。
Linuxディストリビューションのメリット
Linuxのディストリビューションを使用するメリットを確認していきましょう。まず、Linuxのおすすめディストリビューションは「開発者」にとってはメリットしかありません。
開発環境をそろえやすく、動作が軽いものも多いです。初心者であればLinuxのディストリビューションを導入すると、スムーズに作業が進むでしょう。
他にもオープンソースという点や、カスタマイズ性が高いなど嬉しいメリットがたくさんあります。とりあえず開発環境を整えたいという初心者の方は、Linuxのディストリビューションに手を出すのがおすすめです。
Linuxの主要ディストリビューションの種類
上記では、Linuxのディストリビューションについての説明をおこないました。Linuxのディストリビューションを使用するメリットなどは確認できましたでしょうか?
メリットを確認したら、早速「Linuxを使いたい」と思う方も少なくはないでしょう。しかしその前に、Linuxのディストリビューションにも「種類」があることを覚えておきましょう。
上記でも述べたように、Linuxのディストリビューションには主要となる種類(グループ)が存在します。主要となるLinuxディストリビューションの種類を、この項目では紹介していきます。確認しましょう。
RedHat系
まず主要となるディストリビューションは、RedHat系。Linux界隈でRedHatは非常に有名で、主要ディストリビューションとしてまず挙げられる会社です。
また、主要ディストリビューションの中では「有償」のイメージが強いLinuxです。しかし有償だけでなく、無償版のLinuxもきちんと存在します。後程紹介するディストリビューションの中にもRedHat系の無償ディストリビューションがあります。
仕事向きではありますが、有名どころの主要ディストリビューションとして押さえておくと良いでしょう。
Debian系
次に紹介する主要ディストリビューションは、「Debian系」です。主要ディストリビューションの中でもフレンドリーな印象があり、色々と親切にユーザーに向き合ってくれるディストリビューションです。
Debianは「ボランティア」が中心に動いて開発しているディストリビューションです。主要ディストリビューションの中でも、ユーザーからの信頼は厚いようです。
100%フリーソフトウェアであることを宣言していると共に、問題があればそれをきちんと公開し、対策を練っているのだとか。
Slackware系
最後に紹介する主要ディストリビューションはSlackware系。こちらの主要ディストリビューションは、これまで紹介した種類の中でも上級者向きです。
Linuxディストリビューションは、ライブラリの管理などほぼほぼユーザーの判断と操作に任されており、あまり知識のない状態から扱うのは中々厳しいものがあるでしょう。
しかしメリットも多く、安定性の高さは3種類の中では最も高いです。初心者には扱いづらいものの、慣れてきたらメリットを強く実感できる優秀なディストリビューションです。
Linuxのディストリビューションの選び方
上記では、Linuxの主要となるディストリビューションについてを紹介しました。3種類の中でもそれぞれ、特徴等が変わってくるのが分かったかと思います。
Linuxのディストリビューションは、種類ももちろん関係するのですが使用目的などによっても選び方が変わります。この項目では、Linuxのディストリビューションの「選び方」を紹介。
選び方を確認して、自分に適したLinuxのディストリビューションを使ってみましょう。
まずは気軽な気持ちで使ってみる
まずは種類や使用目的などを気にせず、「気軽に使ってみる」のがおすすめ。特にプライベートで使用するのであれば、自由に選択してみても良いのではないかと思います。
仕事などで使用したい場合には少し、種類やディストリビューションの特徴等を気にする必要があるかもしれません。しかしまずは気になるものを「使ってみる」のがおすすめ。
使ってみて分かる特徴や機能もあるので、まずは気軽に使って模索していきましょう。
日本語環境の有無で選ぶ
選び方のポイントとしては、「日本語環境の有無」もあるか否かを確認すると良いかもしれません。英語に疎いという方にとって、日本語環境のないLinuxのディストリビューションは使いづらいかもしれません。
なくても問題ないという方にとっても、日本語環境の有無は分かりやすいためメリットになると思います。機能面や目的と合わせながら、日本語環境があるか、また後から自分で設定することで日本語環境を加えられるか確認しましょう。
インストール後の使用感で選ぶ
あとはインストールした後、実際使ってみた「使用感」で今後使い続けるか否かを決めるのが良いでしょう。機能面などを確認しても、やはり使いやすさというのは実際に確認してみないとわかりません。
そのため、目的にあっているか、機能面が自分にとってメリットになりそうかを確認した上でその後の使用感で使い続けるか判断をしましょう。
また、似た機能を持ち合わせているLinuxディストリビューションを比較しながら交互に使ってみるのもいいかもしれません。どちらがより使いやすいか、その場で明確にわかるでしょう。
利用目的で選ぶ
最後に紹介する、Linuxディストリビューションの選び方のポイントは「利用目的」です。上記でも紹介したとおり、Linuxディストリビューションにはいくつかの種類に分かれています。
それらで公開しているLinuxディストリビューションは、特徴や機能面にも違いが出てきます。利用目的によって向き・不向きが出てくるでしょう。そのため、目的に合わせて選ぶのも重要なポイントです。
仕事で使いたいなら、仕事向きのものを。プライベートで使いたいなら、プライベート向きのものを。自分にとってメリットとなるものを選択しましょう。
Linuxのおすすめディストリビューション〜仕事〜
上記では、Linuxディストリビューションの選び方を紹介しました。種類が複数あるディストリビューションですから、ある程度選び方のポイントは押さえておくと失敗しづらいでしょう。
自分に適さなくても、とりあえず使ってみることでいつか自分に合ったものを見つけることができるのではないでしょうか。続いては早速、おすすめのLinuxディストリビューションを紹介していきます。
まずは「仕事向き」のディストリビューションです。仕事で使用したい方は、この項目を確認していきましょう。仕事向きのディストリビューションは以下のとおりです。
Ubuntu
まず紹介するおすすめのLinuxディストリビューションは、「Ubuntu」。Linuxディストリビューションの中でもまず一番におすすめとしてあげられる事の多いもので、無性で利用できるのがありがたいポイントです。
UIが少し独特で、慣れるまでに少し時間はかかるかもしれません。しかし慣れれば非常に機能性は高く、ユーザーにとってのメリットが多いLinuxのディストリビューションです。
下記リンクは公式ページのリンクになります。導入してみたい、また詳細を確認したいという方は、下記リンクからアクセスしてみてください。
特徴
このLinuxディストリビューションの特徴は、何と言っても「新設設計」なところ。Ubuntuという名称自体が、他者への思いやりという意味を持っておりユーザーの事を第一に考えたものなのが理解できます。
インストールすればすぐに使用することができ、UI画面に慣れるまで少し時間はかかりそうなものの、問題なく利用できます。日本語環境も備わっています。しかし、機能が付随するごとに遅くなってきている、という声も。
多少デメリットとなる点があるものの、十分に利用できるおすすめのディストリビューションです。仕事で使い始めたいという方は、Ubuntuの使用をぜひ検討してみてください。
Linuxのおすすめディストリビューション〜サーバー〜
上記では、使用目的が仕事に方におすすめできるLinuxディストリビューションを紹介しました。いかがでしたでしょうか?詳細を確認し、仕事で使用できそうだと思ったらぜひ利用してみてください。
続いて紹介するのは、使用目的が「サーバー運用」の方です。サーバー運用で利用できるおすすめLinuxディストリビューションをこの項目では紹介していきます。
サーバー運用目的でおすすめできるLinuxおすすめディストリビューションは2種類です。以下の項目で、特徴等を確認していきましょう。
CentOS
続いて紹介するおすすめのLinuxディストリビューションは、「CentOS」。こちらはサーバー向きのディストリビューションの中でもまず一番におすすめとして挙げられることの多いものです。
フリーのディストリビューションでありながら、使いやすさは満点。主要ディストリビューションの項目で紹介した、Red Hat系からリリースされているディストリビューションです。
下記リンクは、CentOSの公式ページです。気になる方はぜひアクセスして、この記事と合わせて詳細を確認してみてください。
特徴
CentOSの特徴は、「本格的なサーバー運用ができる」という点。日本語化も自分で簡単におこなうことができるため、日本人の方でも問題なく利用できます。
また、日本語でのサーバー運用に関する「ノウハウ」も公開されているため、初心者でも学びながら利用できるという点が嬉しいポイントです。
サーバー運用では便利なLinuxディストリビューションです。ぜひサーバーの運用をお考えの方は使用してみてください。小規模サーバーを運用したいという方にはまずおすすめできるディストリビューションです。
Debian
続いて紹介するおすすめのLinuxディストリビューションは、「Debian」。主要ディストリビューション項目でも紹介した「Debian」がそのまま名称として使用されています。
仕事向きのディストリビューション、Ubuntuの元となっていることから、Ubuntuを使用していたユーザーがDebianを使い始めたというケースも多いようです。
下記リンクは、Debianの公式ページです。気になる方は、ぜひ公式ページにアクセスして詳細を記事と合わせながら確認してください。
特徴
Debianの特徴として挙げられるのは、まず「安定性」です。安定性に定評があり、他のディストリビューションとも劣らない機能性を持っているディストリビューションです。
以前までは、Debianのインストールはなかなか難しいとも言われていました。しかし、今はGUIの日本語画面でのインストールが可能です。日本ユーザーでも使用できるようにと、徐々にハードルが下がりつつあるようです。
インストール時に言語設定ができるので、日本語環境もばっちりです。プログラミングを学びたい方などにもおすすめできるディストリビューションです。ぜひお試しください。
Linuxのおすすめディストリビューション〜デスクトップ〜
上記では、サーバー運用向きのおすすめLinuxディストリビューションを紹介しました。自分に適したものは見つけることができたでしょうか。
次に紹介するのは、使用目的がデスクトップ…普通のパソコンとして使えるおすすめのディストリビューションです。
Macの画面みたいなものを使いたい…という方や、よりシンプルなUIでパソコンを使用したいという方はそれぞれの特徴を見て選ぶといいでしょう。下記項目でそれぞれの特徴を確認してください。
Manjaro
まず紹介するおすすめのLinuxディストリビューションは、「Manjaro」です。こちらは初心者でも手軽にインストールができるディストリビューションとして定評があります。
優れたハード認識ツールを持っており、設定の多くは自動でおこなわれるため手軽に利用できるのが魅力です。日本語環境も、設定を自分でおこなう必要はありますが備わっています。
下記リンクは、Mnajaroの公式ページです。気になる方は下記ページでぜひ、Manjaroの詳細を確認してください。
特徴
上記画像は、Manjaroを実際に使用した際の画面です。特徴としては、初心者でも簡単にインストールができ、GUI環境を併せ持っているという点が挙げられます。
インストールはGUI環境で、マウスで操作をおこなえば可能です。インストール後についても、GUIツールによってコマンドを覚えたりする必要がありません。初心者の方でも利用はしやすいと思います。
Arch系のディストリビューションに興味がある方にもおすすめできるディストリビューションで、透明性の高いシステムが魅力です。
MX Linux
続いて紹介するおすすめのLinuxおすすめディストリビューションは、「Mx Linux」。Debianがベースとなっているディストリビューションで、軽量型です。
多機能なXfceを持ち合わせており、実用的な使い方もできると評判。愛用者も多いようです。日本語入力に関してはコマンド設定が必要ではあるものの、そこまで難しい訳ではないので初心者でも利用可能。
下記リンクは、Mx Linuxの公式ページです。気になる方は下記リンクから公式ページにアクセスして、詳細を確認してください。
特徴
特徴としては、「効率的なデスクトップ環境」を持っているという点が挙げられます。安定性の高い、シンプルなOSで利便性はなかなか高いと思います。
軽量型のデスクトップ環境にもかかわらず、多機能なのが嬉しいポイントです。インストールは日本ユーザーでも手軽におこなえるため、導入のしやすさも魅力です。
しかし、コマンド等に不慣れな方は仕事向けディストリビューションとして紹介した「Ubuntu]等で慣れてから使用した方が良いかもしれないという声も。参考として覚えておきましょう。
openSUSE
次に紹介するおすすめのLinuxディストリビューションは、「openSUSE」です。安定性の高い「Slackware系」ディストリビューションのひとつ。
ドイツ企業が起源となっているディストリビューションでもあり、ヨーロッパでは浸透率が高いようです。日本ユーザーの方でも、インストールは日本語のGUIインストーラーで問題なくおこなうことができます。
下記リンクは、openSUSEの公式ページです。気になる方はぜひ、下記から詳細を確認してみてください。
特徴
このディストリビューションの特徴は、「日常の中で使える」という点が挙げられます。YaSTでシステム・パッケージ管理を行うことが可能。
デスクトップ環境についても、GNOME,KDE,Xfce,LXDE等から選択できます。メジャーどころを使えるのは魅力的なポイントです。導入のハードルも低いため、初心者にはおすすめ。
初心者、上級者双方にメリットのあるディストリビューションです。ぜひお試しください。
Zorin OS
続いて紹介するおすすめのLinuxディストリビューションは、「Zorin OS」。こちらはUbuntuシステムをベースに、GNOMEをカスタマイズしたディストリベーションです。
独自のUIを搭載し、落ち着きのあるデザインが印象的です。UIについては好みが別れるところですが、日本人ユーザーでも導入しやすいため初心者におすすめ。
Windowsからの以降を考えているという方におすすめできます。下記リンクは、Zorin OSの公式ページです。気になる方は下記リンクを確認し、詳細を調べてください。
特徴
上記が、実際にZorin OSを使用した画面。UIのデザイン等が気に入った方は、使用してみるといいでしょう。基本的には、システム・機能面はUbuntuがベースとなっています。
Ubuntuの知識がある方は、大抵使いこなすことができるのが特徴です。以前までは日本語入力に設定操作が必要でしたが、近頃では日本語環境が構築されより日本人ユーザーが使いやすい仕様に。
有料版と無料版が存在するため、まずは無料版からダウンロードして使用感を確認してみることをおすすめします。気になる方はぜひインストールしてみてください。
Linuxのおすすめディストリビューション〜プライベート〜
上記では、デスクトップ使用のおすすめLinuxディストリベーションを紹介しました。使いたいと思えるようなものは見つかったでしょうか。
続いて紹介するおすすめのLinuxディストリベーションは、使用目的が「プライベート」向けのもの。プライベートで使用したいディストリベーションをこの項目では紹介していきます。
下記で、プライベート向きのおすすめLinuxディストリベーションの確認をおこないましょう。ご覧ください。
elementary OS
プライベート向けのLinuxディストリベーションでまずおすすめするのは、「elementary OS」。非常にシンプルな環境を提供しており、使い心地はAppleのmacOSに近しい印象。
カスタマイズ性はあまりないものの、シンプルかつ快適に使用できるようにと拘りの強いLinuxディストリベーションです。
日本語環境は他よりも劣りますが、別のディストリベーションで日本語環境を手動で整えたことがある方なら、この問題は解決できます。下記リンクの公式ページで、ぜひ詳細を確認してみてください。
特徴
特徴としては、「Mac」と似通った画面という点が挙げられます。上記画像は実際のelementary OSの使用画面です。フォルダの雰囲気等が、どことなくMacのものと似ています。
また、elementary OSの公式ページでは、elementary OSによる「哲学」が公開されています。そこでもAppleと似通っている点が多々見受けられ、影響を受けている印象を強く感じます。
日本語環境だけが残念なポイントで、初心者にはあまり向かないかもしれません。プライベートで使用してみたいという方は、よく調べながら日本語入力の設定等をおこなう必要があるでしょう。
Linux Mint
次に紹介する、プライベート向きのおすすめLinuxディストリベーションは「Linux Mint」。こちらは使い勝手がいいディストリベーションとして有名で、非常に人気が高いです。
日々試行錯誤を続けているその姿勢が人気の秘訣。現時点でも十分、使い勝手は良いのですが今後さらに、良いディストリベーションとして進化を遂げる可能性があります。
期待性の高さによりおすすめできるこのディストリベーションの公式ページは、下記リンクからアクセス可能です。ぜひアクセスして、詳細の確認をおこなってみてください。
特徴
Linux Mintとの特徴は、上記でも述べたとおり「使い勝手」が良いという点が挙げられます。既存デスクトップ環境とアプリケーションの組み合わせはもちろん、独自ツールによりさらなる便利さを追求しています。
ユーザーにとって使いやすい環境を、と取り組んでいるのがよくわかるため、日本でも強い人気を獲得しています。日本語環境も備わっており、インストール直後から日本語入力も可能。
少しシンプルさにかける、という点も指摘されていますが、公式としてはシンプルさよりも使い勝手を重視しているようです。機能性や使い勝手のよさを重視したい方は、ぜひ使用してみてください。
Fedora
次に紹介する、プライベート向けのおすすめLinuxディストリベーションは「Fedora」。こちらはRed Hatの支援を受けたプレジェクトが開発しているディストリベーション。
実験的な要素が高いディストリベーションと言われています。このディストリベーションで得た実験の成果は、Red Hatに還元されるようです。実験性の高さもあり、バージョンアップによる大幅な仕様変更もあるようです。
そのため、初心者向きとは言えませんがプログラミングを学ぶのには適しています。下記リンクの公式ページから、詳細をぜひ確認してみてください。
特徴
このLinuxディストリベーションの特徴は、上記でも述べたとおり「実験要素が高い」という点が挙げられます。そのため、安定性を求める人には不向きと言えるでしょう。
しかし、最新のプログラミング環境を整えるという点ではメリットは高いです。そのため、プログラミングを学びたいという方は試してみる価値はあるかもしれません。
また、「SPINS」というフレーバー機能のようなものが備わっており、好みの環境をユーザー自身が構築することもできるようです。
Linuxのおすすめディストリビューション〜学習〜
上記では、プライベート向きのLinuxディストリベーションを紹介しました。ちょっとしたデメリットもあるものの、使ってみる価値があるものは多く存在します。
最後に紹介するのは、「学習向け」のLinuxディストリベーションです。下記項目で確認していきましょう。
Raspbian
最後に紹介するおすすめのLinuxディストリベーションは、「Raspbian」。こちらは超小型パソコン、「Raspberry Pi」に搭載されているOSです。
名前の最後についている「bian」でお気づきとは思いますが、こちらはDebianから開発されているディストリベーションとなります。
小型PCのような低スペックパソコンでも、軽快な操作が可能のディストリベーションです。学習用途として使用されることが多いようで、日本語環境も備わっています。
特徴
このディストリベーションの最大の特徴は、「軽さ」です。上記で述べた通り、軽量型タイプのもので低スペックパソコンにも導入できるディストリベーションです。
軽量さを重視しているため、デザイン性等はありませんが学習用途としてなら十分に使えるでしょう。しかし、負荷の高い動作には弱いため注意が必要です。
まとめ
今回の記事では、初心者におすすめのLinuxディストリベーションを紹介しました。いかがでしたでしょうか?目的別に紹介したため、自分に適したディストリベーションが見つかったのではないでしょうか。
それぞれで特徴や機能面も違ってくるので、まずは使ってみるのが重要かと思います。しかし、なるべくなら最初から適したディストリベーションを使用したいという気持ちもあるかと思います。
そういった方は、ぜひこの記事を参考にLinuxディストリベーションを選んでみてください。