「OKIPPA」のメリット/デメリット!注意点も解説!

通販を利用して品物を配達・配送してもらう場合、再配達になってしったという人も多いと思います。それを防ぐことができるサービスに「OKIPPA」というものがあります。この記事ではOKIPPAの紹介とともに、メリットやデメリットといった点についても説明していきます。

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目次

  1. 1「OKIPPA」とは
  2. 再配達を減らす置き配バッグ
  3. 専用アプリから購入可能
  4. 価格
  5. 2「OKIPPA」の利用手順
  6. 事前準備
  7. 手順
  8. 3「OKIPPA」を利用する時のメリット
  9. 設置工事不要
  10. 再配達手続き不要
  11. 盗難防止機能付き宅配バッグ
  12. 段ボール不要でエコ化に繋がる
  13. 荷物の自動追跡可能
  14. 4「OKIPPA」を利用する時のデメリット
  15. 複数の荷物が届く場合
  16. 袋自体を刃物で切られる可能性有
  17. 配達員次第で施錠に問題有
  18. 玄関が引き戸
  19. 5「OKIPPA」を利用する時の注意点
  20. 生鮮食品/大きな荷物は配達不可
  21. 上限金額は3万円まで
  22. ダイヤル鍵の暗証番号を忘れない
  23. 6「OKIPPA」を配達してくれる配送会社
  24. 配達可能な配送会社
  25. 合わせて読みたい!配達に関する記事一覧

「OKIPPA」とは

OKIPPAホームページ

Amazonなどの通販を利用する人が多い昨今、配達・配送された際に家にいなかったため受け取りができなかった、ということで再配達になるという経験がある人も多いと思います。

再配達は再配達依頼をしなければならないなど手間もかかりますし、配送業者の方にも二度手間になってしまうため、できれば再配達は減らしたいと考える人が大半を占めると思います。

また、荷物が届くのを待つ時間がもったいないと感じる人、配送員の人と顔を合わせるのを避けたいと考えている人もいるでしょう。

OKIPPA 置き配バッグで受け取りをもっと便利に

再配達を減らす置き配バッグ

そんな再配達の手間を減らし、置き配バッグどいうものを用いて配送してもらうことができます。その置き配バッグがOKIPPA(おきっぱ)というものです。

その名の通り、OKIPPAバッグの中へ入れて「置きっぱ(=おきっぱなし)」にして、配送を完了してもらう、ということができるサービスですので、家に不在であっても荷物を受け取ることができます。

専用アプリから購入可能

これまでも通販で購入した商品を配送してもらった際に宅配ボックスに入れてもらうようにすることはできましたが、OKIPPAはこれよりも手軽に置き配を選択することができる手段となっています。OKIPPAはOKIPPA専用アプリから購入することができます。

価格

そのOKIPPAで利用することになる置き配バッグの価格は、宅配ボックスに比べ非常にリーズナブルです。宅配ボックスは鉄製で重く、そして値段も18,000円~30,000円という結構お高い買い物になる品物です。

暗証番号(パスワード)設定ができるなどといったセキュリティ性は最低限ついているとしても、丈夫なものだとどうしてもその分高価になります。わざわざ買って利用するには迷う値段と考える人も多いです。

3,685円+税

その点、OKIPPAは簡易宅配ボックスとして利用できる布製の軽い物で、値段も3,685円+税(2019年11月現在)と買い求めやすい値段です。宅配ボックスを利用してみたいと考えていた人には手を出しやすいサービスでしょう。

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「OKIPPA」の利用手順

さて、OKIPPAがどのようなものか理解して頂けたと思いますので、ここからはOKIPPAの利用手順について説明していきましょう。

事前準備

OKIPPAを利用するためには事前準備が必要です。OKIPPAのセットにはダイヤル鍵が2つと置き配バッグがついています。

ダイヤル鍵の暗証番号/パスワードを設定

ダイヤル鍵は2つありますが、どちらも自分で暗証番号(パスワード)を設定することになります。ダイヤル鍵横にリセットボタンがありますので、そこをドライバーやペンなどで押しながらダイヤルを回して暗証番号(パスワード)を設定します。

この暗証番号(パスワード)を解除しなければ括り付けてあるバッグを外すこと、OKIPPAバッグを開けることができませんので、OKIPPAのバッグやその中身の盗難を防止するための設定です。

鍵と印鑑を畳んだバッグにつける

ダイヤル鍵の暗証番号の設定が完了したら、バッグに小さい方のダイヤル錠を掛け金が外れている状態でファスナーのダイヤル鍵用の穴にひっかけておきましょう。

開錠して掛け金が入っている状態にしたとしても、配送員の方が誤って動かしてしまうなどで開錠できなくなる可能性があるためです。

小さい方のダイヤル鍵をひっかけたらOKIPPAバッグをたたみ、大きい方のダイヤル鍵にそのOKIPPAのバッグを印鑑とともにを付けておきます。

印鑑は、配送業者が受領印が必要という場合に備えたものです。商品注文時に住所欄へ「OKIPPA預入希望」と記載しておくことにより、OKIPPA受取りを承諾している旨を配送員様に伝えることができ、省略が可能な場合があります。

しかし、配送業者によっては受領印が必要な場合があるため、その場合のために印鑑も準備しておく必要があるのです。

印鑑をそのまま置いておくわけにはいきませんので、印鑑ホルダーなどを購入してそれを大きいダイヤル鍵へ付けておき、そこにシャチハタ印鑑などを入れておいて受領印を押してもらう形にするわけです。

手順

準備が整ったら、OKIPPAを設置するための手順の説明に移りたいと思います。

玄関口にバッグを吊るす

まず、OKIPPAは玄関口につるしておきましょう。ドアノブなどに括り付けるようにして黒いダイヤル錠のワイヤーを通してください。盗難防止のため、ドアノブの形によっては付属している結束バンドで固定しておくとなおよいです。

そして、OKIPPAバッグを下側のワイヤーに通し、設定した暗証番号(パスワード)が分からないよう適当にダイヤルを回してロックしておきます。これでOKIPPAの設置は完了となります。

専用アプリをダウンロード

必須というわけではありませんが、OKIPPAを利用するにあたって専用アプリをダウンロードしておくと便利にOKIPPAを利用することができます。どちらかと言うと必須ではないけれど必要不可欠なもの、ですね。

OKIPPA専用アプリは、配送状況や異なる配送業者の再配達依頼をこのアプリだけで管理することができます。配達完了の通知もOKIPPAアプリに届くことになりますので、いつ荷物が届いたのかも外出先で知ることができます。

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荷物管理OKIPPA - 通販・宅配の荷物追跡・再配達を簡単に - Apps on Google Play

荷物がバッグに届く

さて、OKIPPAを置いて外出するなりただ配達してもらうなり、利用方法はさまざまですが、OKIPPAを指定した場合、配送される荷物がOKIPPAバッグに届きます。

大きなバッグ(最大容量57リットル)ですので、相当大きな荷物でなければ利用できる大きさです。配送業者の人がバッグに荷物を入れ、付属の小さい方のダイヤル鍵を施錠してくれます。

大きい方も小さい方も暗証番号(パスワード)は自分で設定したものですので、その内容を忘れたり紛失したりすることがなければ開錠することができます。

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「OKIPPA」を利用する時のメリット

さて、OKIPPAの利用方法が分かったと思いますが、OKIPPAにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

設置工事不要

メリットの1つ目として、OKIPPAバッグを用意すれば置き配を利用することができる、という点にあります。

玄関口に設置するだけで受け取り可能

宅配ボックスの設置となると設置工事が必要な場合もあります。宅配ボックスにプラスして設置工事費となるとさらに費用がかさみます。

その点、OKIPPAは玄関口に設置するだけで簡単に受け取りができる、という点がメリットです。コンパクトに折りたためるため邪魔にもならず、必要な時に設置する、という使い方もできます。

再配達手続き不要

何より大きなメリットとなるのが、OKIPPAを利用することによって再配達手続きが不要になる、という点にあります。

不在票が入っていると、連絡しなければいけないなどとげんなりする気持ちがあったり、もう一度配達に来てくれる配送会社の人に申し訳なく思うことになりますが、OKIPPAはそれがなくなるのですから、一番大きなメリットと言っても過言ではないでしょう。

盗難防止機能付き宅配バッグ

宅配ボックスとなると不安になるのが盗難です。OKIPPAは盗難防止となるよう、暗証番号(パスワード)を設定したダイヤル鍵を付けることができますので、中身を盗難されることを防止する一助とすることができます。

バッグは畳むとコンパクト

OKIPPAバッグはコンパクトに折りたためるようになっているため、玄関口にかけてあってもあまり目立たず、宅配ボックスよりも場所を取りません。屋内に片付けておくことも13センチ四方の大きさですので十分に可能です。

段ボール不要でエコ化に繋がる

物流系ITベンチャー企業のYper(イーパー)は、OKIPPAを展開している企業でもあります。そんなYperがダンボール箱を使用せず商品届ける配送試験を実施すると発表しています。

エアー緩衝材とシュリンクフィルム包装を利用しているため段ボールほどかさばらず、それによりエコ化につながるという画期的な取り組みです。

段ボールは処理の方法は自治体ごとに異なりますし、場合によってはかなり面倒もしくは長いこと自分で持っていなければなりませんが、段ボール箱を使用しないことによりそれがなくなるのですから、将来的に利用のメリットも大きくなるでしょう。

荷物の自動追跡可能

OKIPPAアプリをインストールしていると、荷物を自動で追跡することができます。OKIPPAアプリが対応している配送会社のものであれば追跡が可能となっています。

荷物が届くと通知機能で知らせがくる

荷物が届く(OKIPPAに配達される)と、アプリの通知機能で配達完了のお知らせが届きます。外出先でも配送が完了した旨を知ることができるのは安心できるメリットでもありますので、非常にありがたい機能なのではないでしょうか。

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「OKIPPA」を利用する時のデメリット

とはいえ、OKIPPAにはデメリットも少なからず存在しています。どのようなデメリットがあるのかを考慮したうえで、利用するかしないかを考えてください。

複数の荷物が届く場合

OKIPPAは、複数の荷物が届く場合には気を付けなければならない、という点がデメリットになります。

施錠により受け取れない荷物もある

それが1つの配送会社で、なおかつOKIPPAバッグにすべて収納できるようであれば問題ありませんが、入りきらない場合は受け取ることができない可能性があります。

また、複数の配送会社から荷物が届く場合、最初の荷物が届いたときにOKIPPAが利用されていた場合、バッグは施錠されているためOKIPPAバッグに入れることができず持ち帰るということも少なからずあります。

暗証番号(パスワード)はOKIPPAを置いた本人しかわからないのですから当然ではありますが、1日のうちに複数の荷物が別々に届く場合、このデメリットが注意点となります。

袋自体を刃物で切られる可能性有

OKIPPAバッグはポリエステル製ですので、やろうと思えばはさみなどの刃物で切ることができてしまいます。

ダイヤル鍵で暗証番号(パスワード)を設定してセキュリティ上問題なく見えても、カバンに直接刃を入れられてしまえば荷物の盗難が可能となってしまいます。

また、ワイヤーロックのワイヤーも、ニッパー等で切断できてしまうため、ワイヤーを切って盗難される可能性もないわけではないという、少々不安なデメリットも存在しています。

配達員次第で施錠に問題有

OKIPPAは始まってからこちら、広く普及しているとは言えないのが現状です。そのため、住所への記載などで配送会社にOKIPPAを利用する旨が伝わっていても配達員の方がその使い方をしっかり理解しているとは限りません

ファスナーの穴にダイヤル鍵が片方しか通っていないなど、施錠に問題がある状態になる可能性があります。このデメリットは付属の「配達員の方へ」のカードを付けておくことでいくらか防ぐことは可能かもしれません。

玄関が引き戸

OKIPPAは玄関口に設置しておくのが基本的な使い方ですが、デメリットとなるのがドアノブのない引き戸の玄関を利用している人でしょう。

設置が不可能

玄関が引き戸の場合、ドアにつける部分がないために、OKIPPAを設置することができない可能性が高いです。

引き戸部分にどこか引っ掛ける部分があれば可能ではありますので一概に「できない」というデメリットにはなりませんが、引き戸の場合は基本的に利用できないと考えていいかもしれません。

なお、必ずしも玄関のドアノブにかけなければならない、というわけではないため、ワイヤーを外すことができない引っ掛ける場所が玄関近くにある場合はそれを利用してもよいかもしれません。

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「OKIPPA」を利用する時の注意点

さて、OKIPPAのメリットやデメリットも分かったところで、OKIPPAを利用する上での注意点を確認していきましょう。

生鮮食品/大きな荷物は配達不可

注意点としてまず第一にあるのは、配達できる品物に制限があることです。

まずは生鮮食品です。玄関先というのは日が当たる可能性が高く、中のものが腐ってしまう可能性も無きにしも非ずですから生鮮食品をOKIPPAで受け取ることはできませんので、この注意点は大きさに寄らず理解しておきましょう。

また、OKIPPAバッグに入らない大きな荷物も配達できないのも注意点の一つです。OKIPPAバッグに入れることができるために配達できるのですから当然と言えます。どちらも不在であれば従来通り再配達となります。

上限金額は3万円まで

OKIPPAは、置き配保険というもので荷物の補償ができます。注意点になるのは、この置き配保険は有料サービスという点です。

2019年11月現在、30日ごと(1ヶ月ではありません)に100円を支払うことで、もしも置き配をした商品が盗難に遭った場合、その商品代金を補償するというサービスです。

注意点になるのは、その補償範囲です。商品代金を補償してくれるのは上限3万円までで、それ以上の金額は保証されません。

そのため、OKIPPAを利用する場合、小さな少額の荷物を頼む場合などに限ることをお勧めします。

ダイヤル鍵の暗証番号を忘れない

大きな注意点になるのがダイヤル鍵の暗証番号(パスワード)のことです。ダイヤル鍵の暗証番号(パスワード)は自分しかわかりませんので、忘れてしまった、メモをしたけれど紛失してしまった場合は解除できる番号を探すほかありません。

この注意点に関しては本当の本当に気を遣ってください。

忘れてしまった場合は1000通りすべてを試してみるしかない

ダイヤル鍵の暗証番号(パスワード)は3桁です。全部で1000通りあります。

自分が設定したであろう番号を試しても駄目であれば1000通りを根気強く試していくほかなくなりますので、くれぐれもダイヤル鍵の暗証番号(パスワード)は忘れないようにしましょう。

かといって忘れないようにと簡単なものにするのもアウトですので、その線引きを忘れないようにしましょう。

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「OKIPPA」を配達してくれる配送会社

さて、OKIPPAは開始から年数のたっていないサービスですが、現在利用できる配送会社はどこなのか確認していきましょう。

配達可能な配送会社

OKIPPAでの配達が可能な配送会社は、一般的に知れているものからあまり名前を聞いたことのないものまで様々あります。

ヤマト運輸

配送会社として知らない人はいないであろうヤマト運輸は、ありがたいことにOKIPPAを利用することができます。アプリに登録して追跡を行うこともできます。

ヤマト運輸

日本郵便

郵便物を配送してくれる、言わずと知れた日本郵便もOKIPPAに対応しています。むしろ日本郵便はOKIPPAバッグを無料配布し、そのサービスを広く普及しようとしている会社でもあります。

郵便局 | 日本郵便株式会社

佐川急便

佐川急便もまたOKIPPAを利用することができる配送会社です。クール便などは当然利用することはできないですが、通常の配送物であればOKIPPAで受け取ることができます。

佐川急便株式会社<SGホールディングスグループ>

Rakuten EXPRESS

楽天を利用している人は知っていると思いますが、Rakuten EXPRESSという楽天の配送サービスもOKIPPAを利用することができます。

Rakuten EXPRESS | 楽天の配送サービス

Amazon デリバリープロバイダー各社

Amazon デリバリープロバイダーとは、Amazonが提携を組んでいる配送会社です。下記リンク先にその一覧が表示されています。

ヤマト運輸などの有名どころから、あまり耳にしない配送会社もありますが、つまるところAmazonでの注文品はOKIPPAを利用することができる、ということになりますので、Amazonよく利用している人にはありがたい話なのではないでしょうか。

配送業者の連絡先 - Amazon.co.jp

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この記事のライター
八千草 蛍
分かりやすく気軽に読める記事を書いてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。