LINEは2019年12月16日よりLINEチャットボットに「明智光秀AI」の提供を開始したことを発表しました。LINEチャットボットにリリースされた「明智光秀AI」では明智光秀にゆかりの歴史背景にあわせた観光情報を発信していくと発表されています。
LINEは、2019年12月16日よりLINEチャットボットに「明智光秀AI」の提供を開始したことを発表しました。
LINEでは、2020年に放映を予定しているNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の主役である「明智光秀」をAIとして現代に復活させる「明智光秀AI」を、明智光秀ゆかりの地である全国の関連14自治体と共同で開発を行いました。
今後は「明智光秀AI」を明智光秀ゆかりの地である全国の関連14自治体と共同運営を行い、LINEを活用した新しい観光体験を運営していく方針を公表しています。
「明智光秀」をAIとして現代に復活させる「明智光秀AI」とは、コミュニケーションツールのLINE公式アカウントを通して、「明智光秀」にゆかりのある各地の歴史背景にあわせた観光情報を発信していくことを目的として開発されました。
ユーザーは、LINEのトーク画面にて「明智光秀 AI」とのトークをしながら、「明智光秀」にまつわる各地の名所やイベント情報を知ることができるようになっています。
また、2020年以降には、「謎解き」と呼ばれる「明智光秀 AI」から出題されるクイズに解答することや、宿泊先の検索をおこな機能についても展開される予定とのことです。
「明智光秀AI」の発表会では「明智光秀AI」を監修した静岡大学名誉教授 小和田哲男先生の公演が行われた他、共同運営を行う明智光秀ゆかりの全国の関連14自治体が参加しました。
共同運営を行う明智光秀ゆかりの14自治体では、「明智光秀 AI」とLINEを通したユーザーのコミュニケーションを活用したそれぞれの自治体への観光振興が期待されています。
LINEとともに「明智光秀AI」を開発、運営を行っている明智光秀ゆかりの全国の関連14自治体については、以下の自治体となっています。
それでは、「明智光秀AI」の特徴についてご紹介していきましょう。「明智光秀AI」の特徴は4つがあげられています。
「明智光秀AI」の特徴として、まずLINEのトーク画面にて「明智光秀AI」に話しかけると、「明智光秀AI」が答えてくれる点にあります。次に、「明智光秀AI」が明智光秀にゆかりのある観光名所の情報を提供してくれる点についても特徴の一つとなっています。
他にも、「明智光秀AI」では、運営をおこなっている協議会の自治体エリアで開催を予定しているイベント情報が検索かのうとなっています。
また、2020年1月からは、謎解きイベントとして、「岐阜編」・「滋賀編」・「京都編」にて実施する予定となっています。
LINEのトーク機能では、「明智光秀AI」がサービス開始段階では、約4,000パターンの会話に対応可能となっています。
さらに、今後は、「明智光秀AI」がユーザーとの会話により、さまざまな問い合わせや質問内容を学習することで、最終的に約10,000パターンの会話に対応するよう改良を行っていく方針とのことです。
「明智光秀AI」に導入されたチャットボットのシステムについては、㈱サイシードが提供するAIを活用したチャットボット『sAI Chat』と、ユーザーの話し言葉を確実に把握し、最適な回答を提示する『sAI Search』を活用した技術が活用されています。
『sAI Chat』はトーク画面に入力されたユーザーの「話し言葉」を理解し、最もふさわしい回答を自動で回答することが可能となるチャットサービスとなっています。
AIを活用したチャットボット『sAI Chat』は、各企業などのWebページだけでなく、LINEをはじめとしてLINE WORKS、Facebook Messengerなどのそれぞれのメッセンジャーツールを利用して、チャットボットを利用することが可能です。