「Build 19546 」の公開されたプレビュー版ではWindows 10の電卓アプリにグラフ作成モードが追加されています。Windows 10の電卓アプリにグラフ作成モードが追加された「Build 19546」のプレビュー版の新機能についてご紹介します。
現地時間の1月16日、米Microsoftが「Build Build 19546」のプレビュー版を公開したことを発表しました。
「Windows Insider Program」の「Fast」リングに参加しているユーザーは、「Windows Update」からバージョンアップを行うことで、最新版のビルドへアップデートが可能となっています。
米Microsoftがリリースした「Build Build 19546」のプレビュー版では、ユーザーから要望の多かった新機能として、「電卓」アプリにグラフ作成モードが導入されています。
「Build Build 19546」のプレビュー版では、Windows 10を開発しているブランチの「RS_PRERELEASE」から直接公開となっており、将来の「Windows 10」の新機能としてアップデートの可能性がある新機能が先行して実装となります。
「Build Build 19546」のプレビュー版は、Windows Insiders Programの更新オプションにて「Fast」リングを選択しているユーザーであれば、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なお、「Fast」リングを選択しているユーザーは、新機能が先行して追加されるメリットもありますが、不安定になってしまうこともあり、安定性を求めるユーザーに対しては、「Slow/Release Preview」リングを選択するほうが良いかもしれません。
今回、リリースされた「Build 19546」の新機能ですが、大きな特徴として、「Windows 10」に標準搭載となっている「電卓アプリ」に、以前からユーザーの要望が多かったグラフ作成機能が追加されています。
Windows 10の「電卓アプリ」に追加されるグラフ作成機能は、複数の方程式を入力することで、グラフに描かれる線を相互に比較することが可能となっています。
また、線のスタイルを変更するなどのカスタマイズに対応可能となっており、変数も利用することができます。
その他にも、作成されたグラフの線をマウスもしくはキーボードを利用して追うと、方程式内の変数の変化について読み取ることができ、切片を求めるなど複雑な操作に対応することも可能です。
「Build 19546」の新機能「グラフ作成モード」を利用するには、まず「電卓」アプリの左上に表示されている≪横三本線のボタン≫をタップして、ナビゲーションペインへアクセスを行い、[Graphing]セクションへ画面を切り替えましょう。
次に、画面が切り替わり、画面左側にグラフが表示され、右側に関数の入力画面とテンキー画面が表示されます。
ユーザーは、Windows 10の「電卓アプリ」に表示されている画面にて、方程式を複数入力して方眼紙へプロットを行うことが可能となります。
そのほかにも、ベータ版「Indexer Diagnostic」アプリのリリースについて発表となりました。
「Indexer Diagnostics」アプリに搭載された機能は、OSの検索機能である「Windows Search」の状態の診断や、検索機能のトラブル解決を行うことができます。
なお、「Indexer Diagnostics」アプリは「Windows 10 バージョン 1809」以降を利用するすべてのユーザーが利用可能となっています。