NTTドコモは2月10日、フィーチャーフォン向け検索サービス「iモード検索」を3月24日に終了することを発表しました。NTTドコモは、2006年10月から約14年に渡りサービス提供した「iモード検索」を3月で終了することになります。
NTTドコモは2月10日、フィーチャーフォン向け検索サービス「iモード検索」を3月24日午前10時に終了することを発表しました。NTTドコモは、2006年10月から約14年に渡りサービス提供した「iモード検索」の歴史に幕を下ろします。
「iモード」自体のサービス提供はしばらく続き、2026年3月31日まで継続予定としています。そして「iモード」と同じタイミングでドコモの3Gサービス「FOMA」も提供を終了することを発表しています。
「iモード検索」とは、フィーチャーフォン向けインターネットサービス「iモード」のトップページ「iMenu」の検索ボックスにキーワードを入力し、検索ボタンを押すだけで知りたい情報を検索できるサービスです。
他の検索サイトとも連携していて、これらを経由して一般サイトの検索も可能です。そして検索結果上部に設置したダイレクトボックスでは、キーワードに合わせた情報が表示されるようになっています。
2006年から「iモード検索」は提供されていましたが、4Gの普及やスマートフォンの発展、GoogleやYahoo! JAPANなど大手検索エンジンの成長に伴って、約14年の歴史に幕を閉じることになります。
2019年10月29日、ドコモはフィーチャーフォン向けインターネットサービス「iモード」と3G携帯電話サービス「FOMA」を2026年3月31日をもって終了することを発表しました。
「FOMA」は2001年にサービス開始し「iモード」は1999年にサービス開始しています。
「FOMA」は携帯電話で動画やゲームを楽しめ、「iモード」は電子メール(キャリアメール)や機能縮小版HTMLを利用したモバイルサービスを提供できるため、当時は画期的なサービスとして市場で爆発的に普及しました。
また今では世界中で親しまれ使われている絵文字も「iモード」発祥のサービスで、ニューヨーク近代美術館(MoMA)には初代iモードをかたどった絵文字が収蔵されています。
ドコモの「iモード」において絵文字が登場したことで、今現在では当たり前となっている絵文字がこれほど進化したと言えるでしょう。
「iモード」と「FOMA」のサービス終了について、ドコモの吉澤社長は以下のように説明しています。「iモード」はモバイルインターネットのはしりであり、モバイルインターネットの拡大に大きく貢献しました。
「iモード」のコンテンツやアプリは実際にはほとんどがスマートフォンに引き継がれ生き続けることになります。サービスの終了は時代の流れに乗った決断として受け止められるでしょう、としています。
今現在スマホは広く普及していて、すでに多くのユーザーにとっては「iモード」と「FOMA」は過去の話とになっていますが、完全な終焉に刻々と近づいていると言えます。