ビデオ会議サービス「Zoom」は、遠隔授業の支援として教育関係者向けに無料で提供することを発表しました。これは新型コロナウィルスの感染拡大による小中学校の休校を受け「Zoom」を遠隔授業に使えるよう4月30日までの期間、教育関係者向けに無料で提供されます。
新型コロナウィルスの感染拡大をうけて、日本の多くの小中学校において臨時休校の措置が取られています。
これを受けて米「Zoom Video Communications」は2020年3月1日、クラウド型ビデオ会議サービス「Zoom」を教育関係者向けに無料で提供することを発表しました。ビデオ会議サービス「Zoom」を利用することで遠隔授業などが可能になります。
「Zoom Video Communications」によると、今回新型コロナウィルスの感染拡大に伴い政府が全国の小中高に臨時休校を要請したことを受けて、ビデオ会議サービス「Zoom」を4月30日までの期間、無料提供することにしたと言います。
休校中の学校運営を支援するため、遠隔での会議や授業、保護者会などに「Zoom」を利用して貰いたいという考えのようです。
今回の小中高臨時休校の期間は授業は自宅学習とされていますが、実際急遽決まったために学校側の準備期間が少なく十分な指示ができなかった学校も多いです。小中学生が通う塾も休講となり、その授業は動画配信で開始されたところもあったようです。
このような中で、「Zoom」はサービスを無料提供することを表明しました。「Zoom」は、パソコンからでもスマホからでも簡単にアクセスでき、音声もクリアなため初心者でも導入しやすい点が大きな特徴です。
背景は仮装背景が設定でき部屋の中が映らないようにできる上、URLをあらかじめ伝えておくだけで使用開始できるため、今回の遠隔授業への支援は教育関係者にとって大いに役立つでしょう。
本来「Zoom」の無料プランでは、3~100人のミーティングを1回当たり40分間のみ実施できる仕組みですが、今回新型コロナウイルスの感染拡大を受けて機能を拡張しています。
4月30日までの期間中は1会議当たり最大で300人が、時間制限・回数制限なしで「Zoom」を利用できます。また遠隔授業においては時間制限なしで49人までのビデオ画像を表示し、普段と変わらず従業することができるでしょう。
その他にも、最大で500人まで参加できる遠隔セミナーも利用できます。学校側は「Zoom」を利用することで遠隔授業を行ったりある程度の人数を交えた様々な会議を行ったりすることができることになります。
今回の教育関係者に対して「Zoom」を無料提供するサービスについて、その申し込みに関して以下の「Zoom」の申し込みサイトから行うことができます。申し込みの際は「マナトメプログラム希望」と記入しましょう。