「ヤフオク!」が3月14日より当面の間オークション形式の出品を対象にマスクの出品を禁止することを発表しました。「ヤフオク!」にて新型コロナの影響で品薄の状態が続いているマスクのオークション形式の出品を対象に禁止を発表した件についてご紹介します。
オークションサイト「ヤフオク!」が3月14日より当面の間オークション形式の出品を対象にマスクの出品を禁止することを発表しました。
「ヤフオク!」が発表したオークション形式の出品を対象にマスクの出品を禁止する件については、経済産業省がマスクや消毒剤のオークション出品の自粛を要請するガイドラインを受け、決定されたものとなっています。
政府のガイドラインを受け決定された今回の出品禁止により、3月14日以降は、「ヤフオク!」では、定額で出品されている場合を除き、マスクがオークション形式にて出品された場合には、発見次第、出品削除などの措置をとるとのことです。
現在、中国武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症の世界的拡大にともない、マスクやトイレットペーパーなどの生活用品の品不足が続いています。
この状況を受け、「メルカリ」や「ヤフオク!」などのフリマアプリなどでは、商品の高額転売が続々と出品されており、社会問題となっています。
経済産業省では、この事態を重く受け止め、マスクや消毒剤のオークション出品の自粛を要請するガイドラインを出しています。
政府のガイドラインを検討する形で、フリマアプリ「メルカリ」および「ヤフオク!」では、高額転売と疑われる商品の出品を削除する方針を発表した形となっています。
それでは、Yahooが提供している「ヤフオク!」の対応について確認しておきましょう。
フリマアプリ「ヤフオク!」では、ユーザーが商品を出品する際の出品方法として、2種類が用意されており、オークション形式での出品と、価格を固定したフリマ形式の出品方法が利用できるようになっています。
今回の、マスクや消毒剤の出品禁止については、経済産業省の出品自粛の要請を示したガイドラインを受けたもので、3月14日以降、オークション形式の出品することが禁止となります。
なお、「ヤフオク!」の定額出品の方法にて出品されているマスクについても、本当に必要な量のマスクがより多くのユーザーが購入できるように、小ロット単位にて出品するよう依頼を行っています。
また、「ヤフオク!」の定額出品の方法にて出品されているマスクにて、社会的に、不相当な高額な価格が設定されていると運営が判断を行った場合には、出品を削除する措置が実施されます。
その他「ヤフオク!」では、定額出品の方法でも、多量のマスクをセットで出品していると判断される場合には、出品を削除するとしています。
Yahoo!広報部では、2月7日に、「ヤフオク!」のガイドラインの規約を一部追加する変更を行っています。
「ヤフオク!」が実施したガイドラインの規約の変更点については、災害などが発生した場合に、健康や人体に影響する物品において、不当な利益を得る出品とヤフーが判断した場合、削除するよう明記が行われています。
今回の、新型コロナの感染拡大の影響で、デマなどで品切れの混乱が起きている「トイレットペーパー」についても、このガイドラインに沿って判断が実施されたものとなっています。
今回の「ヤフオク!」が実施したマスク出品禁止の措置については、ガイドラインに沿って、対応を強化したものとされています。
他社フリマアプリの動向について「メルカリ」では、「ヤフオク!」が実施したマスク出品禁止の措置を行う以前に、マスクの出品監視の取り組みを強化しています。
「メルカリ」では、マスクの大量出品や高額出品を発見した場合、入手経路の確認や商品の削除の措置が実施されるほか、ユーザーのアカウントについても利用制限を実施しています。
マスクだけでなく、2月27日には、除菌用ウェットティッシュや除菌用ハンドジェル、消毒用アルコールの商品についても追加しており、3月3日には、トイレットペーパー・ティッシュペーパーについて出品の制限を追加しています。
なお、「メルカリ」の措置については、全面禁止ではなく、少量出品や正規の金額出品については、削除の対象外となっています。