2019年11月09日更新
「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」の違い!サービス内容/手数料は?
PayPayフリマ・ヤフオク!は、どちらもYahoo!が提供する個人間売買を行うサービスです。PayPayフリマがフリマに特化した新サービスであるのに対して、ヤフオク!はオークションがメインとなります。それぞれのサービス内容を詳しく見ていきましょう。
目次
「PayPayフリマ」や「ヤフオク!」とは
まずは「PayPayフリマ」「ヤフオク!」それぞれの概要を押さえましょう。どちらもインターネットを介した売買サービスですが、それぞれに特徴・違いがあります。
「PayPayフリマ」とは
PayPayフリマはYahoo!が提供するフリマに特化したサービスです。取り扱う商品を小型の商品に限ったり、支払い・配送方法も限定的であったりと、サービスをミニマムで単純化しています。
ヤフーの新しいフリマアプリ
サービス開始は2019年10月と、サービスの規模はまだまだこれからです。しかし現在急成長しているPayPayの名前を冠したサービスということもあり、今後の成長が見込まれています。
「ヤフオク!」とは
一方ヤフオクは同じくYahoo!の提供するサービスですが、すでに十何年と実績のあるサービスです。オークション・フリマ形式で様々な商品を売り買いできます。
日本最大のネットオークション
インターネットを介しての個人間売買では老舗のヤフオク!は、日本最大のネットオークションサービスです。サービスの形は少しずつ変化してきていて、今ではフリマのような使い方も可能です。
「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」の違いを比較~サービス内容~
PayPayフリマ・ヤフオク!はどちらも個人間での売買ができます。それぞれのサービス内容にはどんな違いがあるのでしょうか。主な項目を比較していきます。
出品方法
PayPayフリマ | ヤフオク! | |
出品方法 | フリマのみ | フリマ・オークション |
フリマ方式では出品者が価格を決めます。購入者は値段交渉をして値下げをお願いすることはできますが、基本は出品者の決めた金額での支払いとなります。また購入の権利は早い者勝ちです。
一方オークション方式では購入者が買いたい金額を決めます。出品者が決めた一定期間の間に入札した人の中で、一番高い金額を提示した人が購入の権利を得られます。
PayPayフリマはフリマサービスのみですが、ヤフオク!ではオークション方式・フリマ方式どちらも可能です。
支払い方法
PayPayフリマ | ヤフオク! | |
支払い方法 | PayPay クレジットカード |
PayPay・クレジットカード コンビニ払い・銀行振込 オンライン決済 |
ヤフオク!とPayPayフリマを比較すると、ヤフオク!の方が多くの支払い方法に対応しています。購入者側からすると、支払いに選択肢が多くて嬉しいですね。
PayPayフリマはコンビニ支払いなど現金での決済はできません。支払いは現金!という人にはおすすめではありません。
配送方法
PayPayフリマ | ヤフオク! | |
配送方法 | ヤマト運輸 ・ヤフネコ!パック 日本郵便 ・ゆうパケット(おてがる版) ・ゆうパック(おてがる版) |
ヤマト運輸 ・ヤマト宅急便 ・ヤフネコ!パック 日本郵便 ・普通郵便 ・ゆうパケット(おてがる版) ・ゆうパック(おてがる版) ・ゆうメール ・クリックポスト ・レターパック |
ヤフオク!では多様な配送方法が選択できます。小型・大型どんな商品でも出品でき、配送方法・商品の大きさ・配送先に応じて配送料金も変化します。
PayPayフリマでは、上記の3つの配送方法しか選べません。そのためPayPayフリマでは小型の商品のみの取り扱いとなり、最大サイズは次のようになります。
- ヤフネコ!パック 160サイズ
- ゆうパック(おてがる版) 170サイズ
- ゆうパケット 3辺合計60cm、厚さ3cm、重さ1kg
配送できる内容を比較すると、圧倒的にヤフオク!の方がサービスが良いですね。
送料負担
PayPayフリマ | ヤフオク! | |
送料負担 | 出品者 | 出品者・購入者 |
また送料負担にも違いがあります。PayPayフリマではすべて送料込みでの出品となるため、自動的に出品者が送料を負担することになります。ヤフオク!ではどちらの負担とするかは相談して決めることが可能です。
手数料
最後に比較するのは手数料の違いです。販売手数料・振込手数料それぞれについて比較していきましょう。
PayPayフリマ | ヤフオク! | |
販売手数料 | 全ての会員:10% | すべての会員:10% プレミアム会員:8.8% |
振込手数料 | PayPayにチャージ:0円 銀行振り込み:100円 |
販売手数料
販売手数料の内容にそれほど大きな違いはありません。どちらも10%です。ただしYahoo!プレミアム会員に限り、ヤフオク!では1.2%手数料が低くなります。
振込手数料
振込手数料はどちらのサービスでも同じ内容です。PayPayへのチャージは無料、銀行振り込みでは100円の手数料となります。
ポイント還元
PayPayフリマ | ヤフオク! | |
ポイント還元 | 1% |
PayPayフリマもヤフオク!も、PayPayで支払いを行うとポイント還元を受けられます。還元率は1%です。
「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」の違いを比較~メリット~
主なサービス内容の違いが分かったところで、PayPayフリマ・ヤフオク!それぞれのサービスのメリットをまとめておきましょう。
「PayPayフリマ」のメリット
まずはPayPayフリマのメリットから紹介します。PayPayフリマはサービス開始直後の今だからこそのメリットがあります。
ライバルが少ない
PayPayフリマは2019年10月サービスを開始しました。2019年11月現在まだサービス開始から2か月経っていません。他のフリマアプリに比べて出品者・出品数が圧倒的に少ないため、競争率が低くなります。
しかしPayPay利用者増加に伴い、今後利用者も増えていくでしょう。ライバルの少ない今がチャンスです。
キャンペーンの開催が期待できる
サービス開始したばかりということもあり、宣伝も兼ねてお得なキャンペーンの開催に期待です。現在はPayPayで購入すると20%還元・出品時の送料無料キャンペーンなどが行われています。
他のフリマアプリと仕様が似ていて使いやすい
PayPayフリマのユーザーインターフェイスは、他のフリマアプリと似ています。これまでフリマアプリを利用したことがある人には馴染みやすい作りです。すんなりと違和感なく始められるでしょう。
「ヤフオク!」のメリット
続いてヤフオク!のメリットも紹介します。ヤフオク!は形を変えながらも長年続いてきたサービスだけあり、メリットがたくさんあります。
想定以上の高値で売れることがある
ヤフオク!はオークションサービスです。レアなグッズや廃盤となった商品など、どうしても欲しい人がいると思ったよりも高値が付くことがあります。
一般的に送料の負担が落札者
送料は相談して決めることができますが、一般的に購入者の負担となる場合がほとんどです。PayPayフリマと同じ値段設定でも送料負担が無い分、ヤフオク!の方が手元に残る金額が多くなります。
入金までのスピードが早い
売上金が入金される、現金化できるスピードが早いのも嬉しい点です。フリマアプリでは通常、売上金は銀行振り込みや電子マネーへのチャージを自分で操作して行います。
一方ヤフオク!では、取引が終了すると設定してある銀行口座に自動で振り込みがされます。とくに操作は必要ないため簡単ですね。
Yahoo!かんたん決済の安心感
Yahoo!かんたん決済は、Yahoo!が間に入ることで匿名で安心な支払いができるサービスです。商品代金は一度Yahoo!が預かるため、商品を受け取れない・未払いなどのトラブルが少なくなります。
販路の広さ
ヤフオク!に出品していてもフリマ方式のみ・画像有・配送方法指定など、PayPayフリマと同じ形式で出品されている商品はPayPayフリマでも掲載できます。
販路が広がると売れる確率も上がります。また、わざわざ両方に出品する必要がないので手間も省けます。
「PayPayフリマ」と「ヤフオク!」はどちらがおすすめ?
さて、ここまでPayPayフリマとヤフオク!を比較してきましたが、どちらを使うのが良いのでしょうか。それぞれにおすすめなタイプを紹介します。
「PayPayフリマ」がおすすめの人
PayPayフリマがおすすめな人は次のようなタイプです。サービスが限定的で設定する項目も少ないため、初心者にもおすすめです。
- これまでに他のフリマアプリに馴染みがある
- 細かい設定は面倒
- なるべく簡単に取引したい
- 小物を多く出品したい
「ヤフオク!」がおすすめの人
反対にヤフオク!がおすすめの人は次のような人です。サービスの幅が広いので、幅広い商品を扱うことができます。
- 幅広いユーザーに商品を見て欲しい
- 手数料・送料などは最小限にしたい
- レア・限定品・廃盤品などを出品したい
- 大型商品を出品したい
PayPayフリマ・ヤフオク!それぞれの特徴・サービス内容は把握できましたか?目的や売る商品に合わせて、かしこく使い分けましょう。