米Googleは4月9日に、Androidのユーザー補助機能に対して点字キーボード入力を追加すると発表をしました。Android端末で点字キーボード機能の対応詳細や入力方法を確認していきます。また点字キーボード機能を有効にする方法も解説します。
Google社は4月9日に、視覚障害ユーザーが文字入力を行う際に、追加のハードウェアや専用アプリを使わなくていいように、Androidのユーザー補助機能に点字キーボードに対応をして、新たらしく機能を追加したと発表をしました。
今回のAndroidのユーザー補助機能の点字キーボードは、タップした文章の内容を読み上げるユーザー補助機能のTalckBackに組み込まれたものとなっています。テキスト入力を行う場所のすべての箇所で入力を行うことができるようになっています。
さまざまなテキスト入力を点字キーボードが対応できるようになったので、視覚障害ユーザーは便利に使うことができるようになると大いに予想されます。
今回Googleが、提供をするAndroidのユーザー補助機能に点字キーボードに追加した機能は「英語入力」のみの対応となっています。まずは、Androidの点字キーボードは英語から提供をして、今後日本語の入力に対応をする予定となっています。
Androidの点字キーボードは、標準機能としてAndroidのバージョン5以上のAndroidOS搭載しているスマートフォンなどの機器で使えるようになると発表しています。
ここからは、Androidのユーザー補助機能の点字キーボードの機能を有効にする方法について発表されていますので、一つ一つ有効にする手順について解説をしていきたいと思います。機能を有効にしなければ使うことはできませんので注目してください。
本点字キーボードを有効にする手順は[設定](歯車アイコン)⇒[ユーザー補助]⇒[TalkBack]⇒[設定]の中から「点字キーボード」を選択します。また「タップしてセットアップ」⇒「設定」⇒「TalkBack点字キーボード」をオンにしてください。
点字キーボードの機能をオンにすると、お使いの機器に点字キーボードが表示されるようになります。Google KeepやGmailなどといったコンテンツでテキストを入力すると、標準キーボードから点字キーボードに切り替えが可能になります。
Android端末で点字キーボード機能で展示キーボードを実際に使う場合は、ディスプレイを背面に回して、お使いの端末を両手で抱えるようにします。
Aを入力する場合は「1」の位置をタップし、Cであれば「1」と「2」を同時にタップするといった仕様になる予定です。
今回のAndroid端末で点字キーボード機能により、今まで視覚障害ユーザーは外部デバイスを接続して点字キーボードを利用しなければならない手間がありましたが、本機能を使うことでスマートフォン一つで点字キーボードを実現可能にしました。
これにより、点字キーボードを素早くスムーズに入力できることができます。
残念ながら本機能は一つ問題があります。その問題点は「Googleドキュメント」と「メッセージ」では点字キーボードが使えないということです。現時点では、使えませんが今後使えるようになるかもしれません。