Microsoftがビジネスチャットサービス「Microsoft Teams」の会議機能にカスタム背景を導入したことを発表しました。カスタム背景の画像設定が「Microsoft Teams」の会議機能にて可能になった内容やアップロード方法についてご紹介します。
現地時間の4月9日、米Microsoftがサービス提供を行っているビジネスチャットサービス「Microsoft Teams」の会議機能に、新機能としてカスタム背景の導入を行ったことを発表しました。
カスタム背景の導入については、人気のビデオチャットツール「Zoom」では、すでに導入されている機能となっており、ユーザーの評価も高い機能が「Microsoft Teams」でも対応可能となりました。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策にて、在宅勤務やテレワークを行う方が増加しており、Microsoftのビジネスチャットサービス「Microsoft Teams」のビデオ通話でも、ニーズの増加に対応する形となっています。
「Microsoft Teams」では、これまで、AIの人工知能にて、ユーザー自身の姿を認識させ、ユーザー以外の背景部分をぼかすことが対応可能となっていました。
「Microsoft Teams」で利用可能となっていた「ぼかし」機能は、在宅勤務やテレワークなどのリモートワークにてビデオ会議に出席する場合に、自宅の部屋などが見られずに済むというメリットがあります。
他社サービスと比較してみると、「Zoom」では、部屋の背景を隠すだけでなく、デスクトップの壁紙のように、ユーザーが好きな背景画像を設定する機能が搭載されています。
ただ、「Zoom」のサービスについては、セキュリティ上の問題について指摘されていることも多く、「Microsoft Teams」へのサービスへ移行するユーザーもいるようです。
Microsoftでは、今回のアップデートにて、自宅などでのビデオ会議に参加する際に、背景にカスタムの画像の選択を行うことが可能となりました。
Microsoftでは、将来的に、ユーザーが独自のバーチャル画像をアップロードを行い、ビデオチャットの背景画像としてバーチャル画像を選択できるようになると案内しています。
それでは、「Microsoft Teams」の新機能「カスタム背景」の利用方法についてご紹介していきましょう。
「カスタム背景」の利用方法については、順次アップデートされ、「カスタム背景」に対応可能となると、会議へ参加する前に背景を有効化するトグルボタンが表示されます。
表示されたトグルボタンをONにすると、プリセットされた画像の中から、背景に設定したい壁紙を選択することで、ビデオの背景にセットが可能となっています。
現段階では、プリセットされた画像の中から選択する形となっていますが、今後は、バーチャル画像や、自分の画像をアップロードして壁紙にする機能も実装されるとのことです。
「Microsoft Teams」では、無料版も提供されており、最大で250人とのビデオ会議を行うことが可能となっており、ユーザーが所属する職場や学校が「Office 365」に加入していれば利用することができます。
現在、在宅勤務やテレワークなどのリモートワークにて、自宅にいながら、「Microsoft Teams」にてビデオ会議を開催する企業や学校も増加しています。
Microsoftでは、2020年後半には.その他にも、新機能の導入を予定しているとのことです。
リリース予定の新機能については、タイピングやペットの鳴き声などのバッググラウンドノイズを、AIでリアルタイム低減することができる機能などとなっています。