「WWDC20」ではiOS 14が正式発表され、開発者向けにiOS 14ベータ版が配信されました。iOS 14ベータ版の中にはiPhoneの背面をタップして様々なアクションが実行可能となる「背面タップ」操作が追加されていることが明らかとなっています。
Appleは日本時間2020年6月23日午前2時から初のオンライン開催となる開発者向け会議「WWDC20」が開催しました。「WWDC20」の基調講演で次期iOSであるiOS 14を正式発表し、開発者向けにiOS 14ベータ版を配信開始しました。
開発者向けiOS 14ベータ版では、「WWDC20」の基調講演で紹介されていなかった新機能が発見されていて、その中にはiPhoneの背面をタップしてショートカットが呼び出せる「背面タップ」操作が追加されていることが明らかとなっています。
iOS 14の一般向けベータ版は7月にリリース予定とし、正式バージョンは9月頃のリリース予定と案内しています。
iOS 14ベータ版で見つけられた「背面タップ」機能とは有名リーカーBen Geskin氏が発見したもので、iPhoneを操作しやすくするアクセシビリティの新機能として提供されているようです。
iPhoneの「設定」アプリから「アクセシビリティ」を選択して、「タッチ」という項目の中に「背面タップ」が追加されています。
背面を2回タップする「ダブルタップ」と3回タップする「トリプルタップ」が用意されていて、それぞれに操作をカスタマイズが可能です。
日本の開発者であるたこ(@tako853)氏は、「背面タップ」のスクリーンショットをTwitterに投稿していますのでそちらからも確認できます。
設定項目には、「Appスイッチャー」や「Siri」、また各種アクセシビリティ操作やショートカット、スクリーンショット、画面スクロール、音量を上げるなどが様々な操作が並んでいて、ユーザーが設定可能となっています。
iPhoneの背面をダブルタップしてスクリーンショットを撮影したり、トリプルタップでコントロールセンターを呼び出したりと、操作を割り当てショートカットすることができます。たこ(@tako853)氏も「想像以上に何でもできる」とコメントしています。
Twitterでは、実際にiPhoneを背面タップ操作をしてコントロールセンターを呼び出す様子が紹介されています。その他にも自作したショートカットを割り当てることで、WiFiをオフにしたり上下スクロールを行ったりすることができ幅広い利用が可能です。
「iOS 14ベータ版」は年額11,800円のデベロッパープログラム「Apple Developer Program」に登録している開発者に対して提供されています。
これは開発者でなくてもこのプログラムに登録するだけで「iOS 14ベータ版」をダウンロードできますので、試してみたい場合はぜひ登録を行いダウンロードしてみましょう。
「iOS 14ベータ版」をインストールできるiPhone/iPod touchは以下の一覧となっています。
iPhone 11/11 Pro/Pro Max |
iPhone XS/XS Max/XR |
iPhone X |
iPhone 8/8 Plus |
iPhone 7/7 Plus |
iPhone 6s/6s Plus |
iPhone SE(第1世代, 第2世代) |
iPod touch(第7世代) |