サーバーの移行作業時など、hostsファイルを設定する必要がある場合があります。その際、hostsファイルの場所の把握が必要です。hostsファイルをはどこに保存されているのか、その場所の説明のほか、hostsファイルの書き方/書き換え方も解説していきます。
Windowsに限らず、パソコンの中には「hosts(ホスツ)」という名前のファイルが存在しています。
hostsファイルとは、IPアドレスやドメインの一覧を管理しているファイルです。
基本的に、IPアドレスとドメインの相互変換はDNSによっておこなわれています。hostsファイルとはこのDNSが応答しない際や、新規でサーバーを構築してWebサイトを作成したいときなどに活用することが可能なファイルです。
hostsファイルは、Windowsのどのバージョンでも変わりはありませんが各OSごとに記載しておきます。
Windows10のhostsファイルの場所
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts |
Windows8/8.1のhostsファイルの場所
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts |
Windows7のhostsファイルの場所
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts |
Windows Vitaのhostsファイルの場所
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts |
さて、Windowsのhostsファイルは書き換えが可能です。
さて、ではhostsファイルの書き方/設定方法とはどのようなものなのかを解説していきます。
hostsファイルの記述形式は次のとおりです。
IPアドレス(スペース もしくは タブ) ホスト名 |
# Webサイト構築用IPアドレスとホスト名 ※コメント部分 8.8.4.4 example.net |
hostsファイルを設定する場合、DNSよりも優先されるため、IPアドレスやホスト名を間違えると、そのサイトに正常にアクセスできなくなります。
また、サーバーを管理する際、DNSの設定をおこなってもエラーがおきるため、hostsファイルを設定した場合はそのことをしっかり覚えておきましょう。
さて、hostsファイルを編集/書き換えをおこなう場合のやり方の説明に移ります。
1 / 2
続きを読む