SDカード/MicroSDカードをWindowsで書き込み禁止になっている場合、解除しなければ読み取りはできても書き込みができません。この記事では書き込み禁止になっているSDカード/MicroSDカードのロック解除の方法を解説していきます。
WindowsにSDカード/MicroSDカードにファイルの移動やコピーなどをした場合、「このディスクは書き込み禁止になっています」と表示されることがあります。
SDカード/MicroSDカードが書き込み禁止なのは、SDカード/MicroSDカードの保護機能が働いているためです。SDカード/MicroSDカードへの記録・追加・上書き・削除ができない状態です。
SDカード/MicroSDカードへの書き込みが禁止されている場合、SDカード/MicroSDカードへの書き込み処理はすべて拒否されます。データの上書きや削除を禁止する目的で有効になっている利点はあるものの、書き込みできないのは困るという人も多いでしょう。
SDカード/MicroSDカードへの書き込み禁止状態を解除する場合の解除方法を説明します。
ロックを解除して、SDカード/MicroSDカードへの書き込み禁止を解除します。これはSDカード/MicroSDカードの読み取りができても書き込みを禁止する物理的な装置です。
SDカード/MicroSDカードの側面に保護装置として小さなロックスイッチがあります。SDカード/MicroSDカードのロックスイッチをオフにすれば、それまで書き込みが禁止されていた状態が解除され、読み取りだけでなく書き込みも可能になります。
なお、物理的なこの禁止状態を解除しても、ロック機能が壊れているなどして変わらずSDカード/MicroSDカードへ書き込みが禁止されていてできないことがあります。その場合は後述する方法をそれぞれ試してみてください。
コマンドプロンプトを利用すれば、強制的にロックを解除して書き込み許可ができます。コマンドプロンプトを管理者として実行してください。
「diskpart」コマンドを実行します。
次に、「list disk」でディスク一覧(内蔵HDDや外付けHDDなどの一覧)を表示します。
「select disk 1」で、SDカード/MicroSDカードに該当するディスクをの番号部分を変更し実行します。
「attributes disk clear readonly」SDカード/MicroSDカードの書き込み禁止の状態が解除されます。
Pro版などの場合、WindowsグループポリシーでSDカード/MicroSDカードへの書き込みのアクセス権が許可されておらず書き込み禁止状態になっていることがあります。
禁止状態を解除して許可の状態にする場合、「ファイル名を指定して実行」(WindowsキーとRキー)から「gpedit.msc」を実行します。
「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「リムーバブル記憶域へのアクセス」の項目の中の「リムーバブルディスク:書き込みアクセス権の拒否」をダブルクリックします。「書き込みアクセス権の拒否」を無効に変更しましょう。
レジストリから変更することも可能です。必ずバックアップを取ってから利用しましょう。下記の場所を開いてください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies |
「WriteProtec」を右クリックして「修正」を選択します(ない場合はPCのビット数に合わせて作成します)。「値のデータ」の数値を0(ゼロ)に変更しましょう。
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