Windows10でフォルダを開こうとした際「フォルダにアクセスする許可がありません」と表示されることがあります。「フォルダにアクセスする許可がありません」と表示された場合どうすればいいのか、その対処法について解説していきます。
Windows10を利用している時、様々なエラーが表示されることがありますが、そのエラーの中に「フォルダにアクセスする許可がありません」という内容のものがあります。
Windows10で「フォルダにアクセスする許可がありません」というエラーが表示される場合とはどういう時なのかということから確認しましょう。
「フォルダにアクセスする許可がありません」というエラーは、エクスプローラーやショートカットなどからフォルダを開いたり、ファイルを保存するときに表示されます。
「アクセスする許可がありません」という内容なので、ファイルの読み込みができなかったり、保存ができなかったり、という問題点も生じます。
アクセスを制限した記憶はないのに「フォルダにアクセスする許可がありません」と表示されるなど、表示された人にとっては青天の霹靂ということも少なくないでしょう。
「フォルダにアクセスする許可がありません」と出る原因として、そのフォルダの「セキュリティ」タブ内の「グループ名またはユーザー名」から、グループやユーザーが削除されたということが考えられます。
また、ユーザーもしくはグループに、そのフォルダへのアクセスを「拒否」にしている場合も「フォルダにアクセスする許可がありません」と表示されます。
Windows10へアップデートした場合や古いHDDをつないだ場合などは、これが原因でアクセスできなくなることがあります。
フォルダやファイルが暗号化されているような場合にも「フォルダにアクセスする許可がありません」と表示されることがありますので、暗号化していないかどうかも確認する必要があります。
その他にも、共有アクセス権やNTFSアクセス権などが問題で「フォルダにアクセスする許可がありません」と表示されることもあります。
では「フォルダにアクセスする許可がありません」と出た場合どのような対処法を取ればいいのか確認していきましょう。
管理者権限を持っていないユーザーの場合、PC内の大半のファイルやフォルダの所有権を変更することができますが、管理者権限がないとそれができません。そのため、管理者権限を取得して、フォルダやファイルにアクセスできるようにする必要があります。
Administratorsのグループに追加することで管理者権限を付与できますので、Pro版の場合コンピューターの管理画面から追加をおこなって下さい。Homeエディションはコマンドプロンプトでしかできません。
ファイルの所有権を取得することでアクセス拒否されている状態を解除できます。ファイルの所有権の取得は、そのファイルやフォルダのプロパティから可能です。
「セキュリティ」タブ内で「詳細設定」をクリックしましょう。
「所有者」部分の「変更」をクリックして、フォルダに追加したい所有者のアカウント名を入力し、所有権を取得して下さい。ただし、これは管理者でなければ変更できませんの注意が必要です。
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