メッセージのやり取りができる、公安警察なども利用しているアプリにSignal(シグナル)があります。警察が利用するのであればLINEの代わりに使うことができるのか、Signal(シグナル)アプリはどういった特徴を持つものなのかを紹介していきます。
メッセージのやり取りができるアプリというとLINEを思い浮かべる人が多いと思いますが、メッセージアプリにはLINE以外にもいろいろなものが存在しています。
メッセージアプリにも色々ありますが、LINEのようなトーク画面で利用できるものの1つがSignal(シグナル)というアプリです。
Signal(シグナル)は、アメリカのベンチャー企業であるSignal Foundationが開発しているメッセージアプリです。非営利団体が運営しているため、無料アプリでよく表示される広告表示などもなく快適に利用することができます。
Android・iOS端末ともに利用可能で、アカウント登録されていればパソコンから利用することもできる、画面の表示配置もLINEに似ていて使いやすいです。
このSignal(シグナル)は、ユーザーがやり取りしているデータをサーバーに保存しないなどセキュリティが高く、運営元/管理者もそのやり取りの内容を閲覧できないくらいの暗号化技術によるプライバシー保護に特化しています。
世界的に見てもSignal(シグナル)の暗号化技術はかなり高いようで、中国ではSignal(シグナル)の利用を禁止されたこともあるほどです。また、Signal(シグナル)では、一定時間後にメッセージを完全に削除することもできます。
前述したように、メッセージの完全削除ができることもあり、犯罪者集団が利用していることもあるアプリです。
裏付けなどができない分、Signal(シグナル)を利用したやり取りには警察もそれに苦労していたのですが、現在は公安警察などもその有用性から利用しているアプリでもあります。
さて、そんなSignal(シグナル)は、LINEよりも安全なアプリだと言われています。プライベートなやり取りに関してもSignal(シグナル)を使ったほうが安心安全、とも言われますが、どうしてなのかはご存知ですか?
そもそもSignal(シグナル)は同じくメッセージアプリであるLINEの代わりとしての利用は十分に可能です。Signal(シグナル)では文字のメッセージのやり取りのほか、スタンプに似たステッカーを利用することもできます。
LINEで利用可能なネット電話も可能ですので、欧米では特に意識の高いユーザーがSignal(シグナル)へ流出したという話もあります。
LINEは2018年8月~2021年2月までの間、中国の委託先企業で従業員が中国国内にあるサーバーにアクセスできる状態でした。流出はしていないと報道されているものの、実際のところどうなのかというところは分かっていません。
そういった問題から、中国などへの情報漏洩を危惧してLINEの利用を避けようとする人も少なくないのです。
そうしたLINEのアプリを利用して自身の個人情報が流出する、プライベートなやり取りが第三者に見られないようにしたいという場合におすすめなのがSignal(シグナル)なのです。
LINEの代わりとして活用するにしても、メッセージの送受信に利用する機能はLINEと遜色なく、第三者に見られる可能性がほとんどないのでプライベートでの会話も安心しておこなうことができるアプリです。
情報漏洩の可能性がないアプリというのは、普通に利用する分には安心という場合でも、悪用する人が増えればその分アプリの印象も悪くなります。
今のところSignal(シグナル)が危険性の高いアプリだと言われてはいないので、LINEに愛想が尽きたという人が移行していることも少なくありません。
今後LINEで情報漏洩などの不祥事が生じた場合の代替手段としては十分なアプリですので、今すぐ使わないにしても頭の隅に残しておいてみてください。