ノートパソコンのキーボードが反応しない原因は、キーボードのロック機能にあることも多く、それを解除することで反応しない/打てない状況が改善できます。この記事ではノートパソコンのキーボードでのロック解除方法について解説していきます。
ノートパソコンのキーボードで入力をしようとした時、キーが反応しない、入力したとおりに打てないという経験をしたことがある人も少なくありません。
キーボードが故障していたり、パソコン側に何らかのエラーが生じていたり、という原因も考えられますが、キーボードのキーロックがかかっていて、そのロックを解除しなければ反応しない/打てないという原因になりやすいです。
そもそもノートパソコンを含めキーボードにはロック機能がありますが、このキーボードロックというのはどういったものかというのは分からない人もいると思いますので、まずはロックの種類などについて触れておきます。
よく聞くノートパソコンなどのキーボードロックの1つがNumLock(ナムロック)です。テンキーと呼ばれる数字入力に特化した右側にあるキーボードとしてある場合があります。
コンパクトなノートパソコンの場合はテンキーがなく、結果としてNumLock(ナムロック)がないこともありますが、通常の文字を入力するキーボードの中にテンキーが紛れており、NumLock(ナムロック)で切り替えできる場合もあります。
このNumLock(ナムロック)は数字入力と矢印等の操作とを切り替えることができるものです。上記のような形だと、NumLock(ナムロック)がオンの場合はキーボードのテンキーで数字入力ができます。
NumLock(ナムロック)がオフになると、数字キーの下に小さく表示されている矢印(←↓↑→)や「Home」などが利用できる状態になっています。
もう一つよく聞く、ノートパソコンのロック機能にはCapsLock(キャプスロック)があります。
CapsLock(キャプスロック)は大文字と小文字の切り替えができるもので、小文字(例えば「k」)で入力したつもりのものが大文字(例えば「K」)になるというようなものです。
なお、このCapsLock(キャプスロック)キーには「英数」とついている場合があり、ここを押したことで英数字入力になってローマ字入力などができない、という事が起きることも多いです。
ノートパソコンなどのキーボードのロック機能のうち、聞き馴染みがないロックキーとしては、FnLock(ファンクションロック)があります。
ノートパソコンは特にですが、Fn(ファンクション)キーを押しながら利用することができる機能が多く存在します。それ以外のキーボードでも利用できる機能も多く、基本的にF1~F12と併用されるものです。
併用される機能はキーボードによって異なりますが、上記のようになっている場合、F9キーは単体で押すことでF9キーのショートカット機能を、Fn(ファンクション)キーと併用することで音量を下げることができます。
FnLock(ファンクションロック)はこの機能のオン/オフができるロック機能です。
エクセルなどの一部のアプリケーションで、テンキーや矢印キーで、カーソルの移動と表示されている画面自体の移動を切り替えることができます。これがScrollLock(スクロールロック)です。
矢印キーを押した際にセルやカーソルなどではなく画面自体が動いてしまうという場合は、このScrollLockがオンになっている可能性が高いです。
日本語キーボードの場合、ローマ字入力の他にかな入力もできます。かなロックはかな入力ができるようにすることができるロックのことです。かな入力とは、例えばローマ字入力で「あおい」と入力したにも関わらず「ちらに」になるようなものです。
言語バーなどからも確認することができます。キーボードでローマ字入力をしているのにかな入力になっている場合は、このかなロックがオンになっています。
そんなノートパソコンなどのキーボードでロックがされているなどしてキーボードが反応しない/打てないという場合、ロックを解除/オフにして切り替え、いつものようにキーボードでの入力ができるようにすることができます。
ノートパソコンのキーボードでNumLock(ナムロック)のキーを押すだけでロックの切り替えができます。NumLock(ナムロック)の場合、数字キーを入力したい場合はオンに、矢印キーとして利用したい場合はオフにしてください。
なお、キーボードに埋め込まれている場合だと、NumLock(ナムロック)の利用にFn(ファンクション)キーが必要となることもあります。
ノートパソコンのキーボードでCapsLock(キャプスロック)を設定したり解除したりしたい場合はShiftキーを押しながらCapsLockキーを押す、という利用方法をする必要があります。
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