オンラインゲームなどでインターネット速度が遅いと感じたときは、PING値を測るスピードテストを行いましょう。スピードテストで速度の目安になるPING値測定ができるので速度を改善するために役に立ちます。この記事ではPING値とは何かや改善方法をご紹介しています。
スピードテストとは、自分のインターネットの通信速度がどのくらいあるのかを、速度測定ができるサイトやアプリで測ることです。
スピードテストをすることができるサイトやアプリを使うことで、誰でも簡単に自分のインターネット回線のダウンロード速度、アップロード速度、PING値などを測定できます。
自宅で光回線のインターネットが遅いと感じたなら、まずはスピードテストをしてみましょう。スピードテストをすることで、光回線などのインターネット環境における「ダウンロード」や「アップロード」の速度を知ることができます。
オンラインゲームをしていると時々固まってしまう、動画を観ていると画面がカクカクすることがあるなどの場合、パソコンのスペックが悪いのかインターネットの通信速度が遅いのかの判断の目安になることでしょう。
動画を観るときの目安として、ダウンロード速度が最低でも「下り3~10Mbps以上」は必要です。何回テストをしてもそれ以下であれば、インターネット環境を改善しないといけません。
オンラインゲームやIP電話(LINE電話やスカイプなど)をするときはダウンロード速度よりも「PING(ピング)値」に注目しましょう。PING値とは何かについては次の項目で説明します。
スピードテストでは、ダウンロード(下り)とアップロード(上り)の速度以外に、「PING(ピング)値」というものを測ることができます。PING値とはあまり聞きなれない言葉ですが、インターネットの速度を測るときにPING値は大事な値になります。
PING値とは「応答時間(応答速度)」のことで、データを送信してから返ってくるまでのレスポンス時間を表しています。PING値の単位は「ms(ミリ秒)」を使い、値が小さい方が応答時間が速いということになります。
リアルタイムでの応答が必要になるオンラインゲームやIP電話などを行うときにPING値が重要になります。
実際にスピードテストをしてみて、あまりにもPING値が大きい(レスポンスが悪い)ときはインターネット回線の乗り換えを検討してもいいでしょう。
スピードテストでPING値を測定する方法は主に2つあります。スピードテストを測定するサイトを利用する方法と、スマホでスピードテストができるアプリを利用する方法です。
それでは、スピードテストでPING値を測定する方法を詳しく見ていきましょう。
スピードテストのサイトとはPING値など速度を測る数値を調べることができるサイトをいいます。PING値の他、ダウンロード速度、アップロード速度などを、フラッシュやJavaScriptを使わずに簡単に測れるサイトをいくつかご紹介します。
「Adobe Flash Player」や「Javaアプレット」などのプラグインが不要の通信速度測定サイトなので、どんな環境でも気軽にスピードテストをすることができます。
HTML5を利用したサイトなので、ブラウザが使えればパソコンだけでなくスマホやタブレットなどでも気軽にインターネット回線の速度やPING値などを調べることができます。
使い方としては、「TEST NOW」と書かれた青いボタンをクリックすると測定を開始します。
左から、PING値、ダウンロードスピード、アップロードスピード、パケットロスが表示されます。
パケットロスとはデータを送信している途中でパケットが消失してしまうことです。パケットロス率が高いと再送信が必要になるためデータ通信の速度が遅くなってしまうのです。
パケットロス率が異常に高いときには、インターネット回線ではなく他の原因があるかもしれないので、注意してみましょう。
スマホのアプリとしても有名な「Speedtest.net」のサイトです。こちらのサイトではアプリをインストールせずに気軽に測定できます。
真ん中に大きく「GO」と書いてある円の中をクリックします。
スピードテストの結果はこのように表示されます。左から、PING値、ダウンロードスピード、アップロードスピードが表示されます。
PING値などを測定するために、さまざまなサーバーから選べます。最初に自動でサーバーは選択されていますが、手動でサーバーを選択することもできます。
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